映画『LUCY／ルーシー』レビュー

『LUCY／ルーシー』タイムアウトレビュー

この見やすいサイケデリックなアクションスリラー作品は、『レオン』以来、リュック・ベッソン監督の最高の映画だ。スカーレット・ヨハンソンは、最新作『アンダー・ザ・スキン 種の補食』と同じような演技で主人公ルーシーを演じている。

アメリカ人の学生ルーシーは、訪れた台北のホテルで残忍な韓国マフィアの闇取り引きに巻き込まれてしまう。彼らは企業の秘密をルーシーの体内に入れ、運び屋として送りこもうとしていた。しかし、体内に入れられた物質が溢れ出してしまい、ルーシーはヒーローのような力を手にする。そして、神の領域の強さにまで達するのであった。

映画『ルーシー』は、高IQ団体からまだ賞をもらっていない。リュック・ベッソン監督は、終始困り顔のモーガン・フリーマンを脳科学者の博士に抜擢し、科学的な仮説「人間の頭脳は10パーセントしか機能していない」という説を繰り返させる。劇中では、短気な悪役たちが殴り合い、どなりちらすバイオレンスなシーンが多く登場し、インターカットを多様した様々な映像を盛り込んだ独特な手法でアクションシーンを演出している。今年公開されたほかの映画とは一線を画す作品だった。良くも悪くも。

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『LUCY／ルーシー』PG12

8月29日（金）TOHOシネマズ日本橋ほか、全国ロードショー
監督・脚本：リュック・ベッソン
出演：スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド、ジュリアン・リンド＝タット ほか
配給：東宝東和
（c）2014 Universal Pictures

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