ハリー・ポッター記者会見レポート

キャスト、プレミア、ポッタリアンの模様をフォトギャラリーで大公開

史上最強のファンタジー『ハリー・ポッター』シリーズ最終章の前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1』がいよいよ本日公開になった。それに先駆け、11月15日(月)には東京国際フォーラムにてジャパンプレミアが開催された。一般招待客と熱狂的ファン“ポッタリアン”が併せて5000人、そして鏡リュウジ、国生さゆり、内田春菊、西村知美、メロディ洋子といった著名人が出席し、イベントを沸かせた。

さらに公開前日の18日(木)には、プロモーション来日しているロン・ウィーズリー役のルパート・グリント、ジニー・ウィーズリー役のボニー・ライト、ルーナ・ラブグッド役のイバンナ・リンチが記者会見を行った。全国各地から駆けつけた取材陣に対し、3人は新作と日本への思いについて、やや恥ずかしそうに答えてくれた。

1作目から見ると別人のように成長したルパートは、メインキャストとして、この映画で10年を過ごした人物。これまでとは一変したダークな新作について、こう語った。
「前作までとは違って、いつもイライラしていて暗いロンを演じるのは楽しかったね。学校の外で撮影することで、現実世界との接点が多くなってリアリティが増えたし、ロンドンのピカデリーサーカスで撮影したシーンは周囲を閉鎖して行ったんだよ。あれは本当にアメイジングな経験だった。今作の全体的なトーンはすごくダークになったけど、PART 2ではバトルシーンがもっと多くなるんだ。見慣れた建物が燃えてしまったりね。それと、これまで杖の動かし方はバレエのコーチから指導を受けていたんだけど、今ではずっと攻撃的な動きに変わっているんだよ」

また、『ハリー・ポッター』は自分にとってどんな作品かという質問には、
「僕にとってこの映画は自分の人生よりも大きい存在で、『ハリー・ポッター』以前の自分を思い出せないくらいなんだ。今後2度とできない素晴らしい経験だったからね。撮影が終了した日はとても悲しかったし、これからもっと悲しくなると思うよ」
と、とても残念そうな表情を見せた。

次に、ロンの妹でハリーの恋人役を演じるボニー・ライト。3人の中で一番落ち着いた振る舞いが印象的だった。
「才能のある共演者やクルーに囲まれて、しかも同世代の子たちと一緒に映画の中で成長することで、素晴らしい経験やインスピレーションを得ることができたわ。(ハリーとのキスシーンについて聞かれると)今回はウェディングの前のシーン1度きりだったけど、あれはものすごく甘くて悲しい瞬間だと思うの。ハリーが旅に出る直前で、彼が帰ってくることを願っている思いがあるから」
と、照れることなく答えてくれた。

そして、キュートで前向きな変わり者のルーナを演じて人気のイバンナは、途中から大好きな物語に出演することになった不安をかいま見せながら、こう話した。
「全員がとてもフレンドリーで、ハリー・ポッターファミリーとして迎えてくれたので、もう撮影やプレミアがないと思うと悲しいわ。私は元々、本の大ファンだったから、本での雰囲気を映画が完璧に再現してくれていることをとてもうれしく思っているの。今作では、ぜひルーナのお父さんが出ているシーンを見て欲しいわ。なぜルーナがああいう子になったのかがわかるわよ」

また、3人共に日本のファンの素晴らしさを絶賛。いつでも歓迎してくれること、丁寧な手紙や贈り物をもらうことをとても喜んでいた。ルパートは相撲が好きなようで、「今はシーズンだよね?」と見に行きたくて仕方がない様子だった。そしてイバンナは、村上隆のアート展でキルステン・ダンストが出演するビデオを見てから、カラフルな洋服であふれる日本に興味をもっていたそう。「イングランドでは黒い服を着る人が多いから」と、真っ赤な靴の先を揺らしながら、東京の街への興味に目を輝かせていた。


『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1』
11月19日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』
2011年7月15日(金)より全国ロードショー

公式サイト:www.deathly-hallows.jp/


ワーナー・ブラザース映画配給
(C) 2010 Warner Bros. Ent.
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テキスト / 撮影 道辻麻依
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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