東京、無料でできる30のこと

お金のかかる日本の首都をタダで楽しむ

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東京、無料でできる30のこと

人生における最高のものとは、お金で買えないものだ。つまり、無料。私たちは世界でも有数の物価の高い都市、東京に住んでいるが、上質なアート、音楽など娯楽は料金を払わずとも楽しめる。さあ、財布を置いて、タダで楽しめる最上級のカルチャーや趣味の世界を案内しよう。


夜景・眺望

東京都庁 展望室

都庁展望室からは、地上202メートルの高さから東京を眺めることができる。特に、夕方から夜にかけての眺望は美しい。天気のよい日には西方面に富士山を眺めることもできる。23時まで開いているので、会社帰りに立ち寄ることも可能。南展望室にはカフェ(9時30分~17時30分)、北展望室にはカフェ&バー(9時30分~23時)がある。
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浅草文化観光センター

浅草、雷門前にある台東区の観光案内施設。日本語、英語、中国語、韓国語に対応した観光案内カウンターをはじめ、チケット販売、外貨両替などのサービスを提供している。8階にある展望テラスからは、無料で浅草の街や東京スカイツリーが一望できる。建物の設計は隈研吾が手掛けている。
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キャロットタワー展望フロア

にんじん色をした26階立てのビル。最上階26階にある展望フロアは、地上125メートル。ソファーも約30席あり、ベイブリッジを望む景色をのんびりと楽しむことができる。新宿や東京タワー、お台場などの方面は、展望レストランを利用すると見える。天気の良い日には、絶景を狙うカメラマンの姿も多い。
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文京シビックセンター 展望ラウンジ

文京シビックセンター25階にある、地上105メートルの展望ラウンジからは、南側にあるレストラン部分を除き、東側には東京スカイツリー、西側は池袋や新宿に富士山、北側には秩父連邦までと、330度のパノラマを楽しめる。光の反射を避けるため、展望室内は暗めで、窓にも斜度が付いており、夜景鑑賞のための工夫が施されている。

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タワーホール船堀 展望室

船掘駅のそばにある多目的施設にある、高さ115mの展望室では、都内全域が一望できる360°の大パノラマが無料で楽しめる。もちろん、スカイツリーも望める。21時30分まで営業しているので、夜景を見に行くのもいいかもしれない。

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フード

ヱビスビール記念館

ヱビスビール生誕120年を記念して、2010年に恵比寿ガーデンプレイス内にオープンさせた記念館。ヱビスブランド単独のアミューズメント施設で、ヱビスの全てがわかる空間となっている。入館は無料だが、ツアーやテイスティングは有料となっている。

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サントリー武蔵野ビール工場

ビール工場スタッフが工場内を案内し、ビールの製造工程を解説してくれる。見学後には、『ザ・プレミアムモルツ』などの試飲が可能。10時~16時までの間、30分ごとに、2名以上を案内してくれる。また、『ザ・プレミアム・モルツ講座』も開催しており、通常の見学コースでは見られない『ミニブルワリー』を見学し、『ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉』を試飲することができる。

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森永乳業多摩サイト

牛乳や果汁飲料を中心に生産している、森永乳業多摩サイトが実施する工場見学。見学当日は、健康状態を調査票に記入する必要がある。スタッフによる工場や製造工程の説明を聞いた後、大きなガラス窓の見学通路から、実際に製品が製造されているところを見学する。オプションの体験コースで、チーズ作りなどができる。見学希望者は、電話で問い合わせ後、工場から送られてくる申し込み書に記入してFAXを。

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コカ・コーラ 多摩工場

コカ・コーラが実施する工場見学。コカ・コーラや工場についての話を聞き、製造工程、さまざまな種類の自動販売機を見学することができる。見学後には、できたての冷たいコカ・コーラを飲むことができる。見学は予約制で、2ヶ月前~5日前までに電話かウェブサイトからの申し込みが必要。

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日本の酒情報館

通称「SAKE PLAZA」は、日本の酒に関する情報を集約し、発信する場所。コンピュータを利用した銘柄検索ができるほか、6000冊にもおよぶ酒に関するライブラリーがある。ライブラリーを利用する際は、事前に連絡が必要。利き酒コーナー(有料)や清酒グラス、冷酒セット、酒燗器、冷蔵ショーケースなど、さまざまな酒に関連する商品の販売もおこなっている。

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音楽

What the Dickens

東京のライブチケットが高いことに異議を唱える者はいないが、探せば無料ライブはちゃんとある。恵比寿にあるブリティッシュ・パブのWhat the Dickensでは、毎晩のように地元バンドの熱狂ライブが聴ける。ライブ情報は店のホームページで確認を。

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OATH

246沿いの青山トンネル脇にそびえ立つビルの1階に構えるバー。人気DJによる毎晩のパーティは、ドアチャージ無し、オールドリンク500円で踊り明かすことができる。

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Ruby Room

外国人やクラブ好き東京人からの絶大なる人気を誇っているRuby Room。入場無料イベントが数多く開催されているほか、毎週火曜日は誰でも飛び入りできるオープンマイクの日となっており、エントリーフリーでオールドリンク500円で遊びあかせる。

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サントリーホール オルガン プロムナード コンサート

サントリーホールでは、月に1回、無料でオルガンのコンサートを実施している。音楽を愛する人たちのために、大ホールにあるオーストリア製の巨大パイプオルガンが演奏される。月に1回、木曜日のランチタイム12時15分~12時45分に実施されるので、サイトで確認を。

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アート

SCAI TH EBATHHOUSE

SCAI TH EBATHHOUSEは銭湯を改築したギャラリーで、建物は築200年以上という古さ。上野公園の近くというすばらしいエリアにあり、天井が高いスペースでは、国内外の現代美術の優れたアーティストの展示が次々と開かれている。

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ADMT アド・ミュージアム東京

日本の広告へと捧げられた、このADMT アド・ミュージアム東京。目を引くような17世紀の木版画広告から現代のプロダクトプレイスメント手法まで展示されている。英語による解説は少ないが、絵を見ているだけで伝わってくる。見事な先端技術のおかげで、昔の広告をタッチスクリーンで見たり、過去30年に受賞したコマーシャル作品をオンデマンドで視聴したりできる。さらに、10万点以上のデジタル画像のライブラリーまである。

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相撲博物館

国技館の1階にある相撲の博物館。初代の相撲博物館館長が長年にわたって収集した資料を基礎に、相撲資料の散逸を防ぐため、1954年(昭和29年)9月、蔵前国技館に開館した後、1985年(昭和60年)1月に両国国技館の開館に伴って移転した。錦絵や番付、化粧廻しなど相撲に関する資料を閲覧できる。年6回の展示が行われている。

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本・雑誌

都立多摩図書館 東京マガジンバンク

公立図書館で、全国初の雑誌に特化した『東京マガジンバンク』を有する図書館。一般雑誌から学術雑誌まで、約16000誌を揃え、なかでも、雑誌の創刊号を揃えた『創刊号コレクション』はファンにはたまらない。

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小石川図書館

茗荷谷の竹早公園内にある区立図書館。公立図書館では珍しくCDやDVD、楽譜など豊富な音楽資料を所蔵しており、なかでもレコードは2万枚近く揃っているので必見だ。館内で視聴も可能なのも嬉しい。

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旅の図書館

旅、旅行、観光に関する資料を扱う専門図書館。1978年にオープンして以来、日本各地、世界各国の観光文化に関する資料を幅広く所蔵している。誰でも無料で閲覧できるので、旅行前の情報収集にオススメだ。

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Only Free Paper

日本中のフリーペーパー、フリーマガジンだけを取り揃えたセレクトショップ。手書き&コピーから100ページ超のフルカラーまで仕様は様々だが、オリジナルな価値観を提案できてるものが揃っている。特に地方発の情報誌はフレッシュな観光情報として重宝するので、是非ゲットしたい。

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アラウンドタウン

パレスサイクリングコース

日比谷公園北側から皇居北側のお堀を走る、内堀通り沿いの往復約3kmのコース『パレスサイクリングコース』。日曜日にだけ自転車向けに特別開放され、無料で自転車の貸出も行っている。普通の自転車のみならず、キッズ自転車や2人乗り、ベビーシート付きなど、約200台の中から選ぶことが可能。子ども向けの自転車教室や自転車練習コーナーも用意されている。

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こもれびの足湯

小平市にある無料の足湯施設。深さ250mの井戸にから汲み上げられた地下水を、ごみ焼却炉の余熱で温めてつくった湯に浸かることができる。女性用の更衣室が完備されているほか、武蔵野美術大学の学生がデザインした手ぬぐい(200円)とタオル(100円)も販売しているので、手ぶらで出かけても楽しめる。

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杉並アニメーションミュージアム

日本のアニメーションの歴史や、これからのアニメを学び、体験することができるミュージアム。館内には、アニメシアター、アニメライブラリー、企画展ブース、ワークショップスペースなどがあり、アフレコ体験、アニメ制作の過程を直接体験できる参加型展示、新しいアニメ情報を盛り込んだ企画展などが行われている。

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飛鳥山公園 あすかパークレール

王子駅前にある飛鳥山公園の入口には、飛鳥山山頂までを結ぶモノレール『あすかパークレール』が設置され、無料で乗車できる。片道2分の道のりだが、花見の時期には絶景を楽しみながら乗車できるため、多くの人が集まる。

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横十間川親水公園 和船乗船体験

江東区内を流れる横十間川の一部分を埋め立ててつくられた、総延長1,970mの細長い親水公園では、週1回、ボランティア団体『和船友の会』による木造和船が運行されており、無料で乗船できるほか、希望すれば櫓こぎを体験するができる。希望者は、当日の10時~14時15分に公園の海砂橋際(海辺乗船場)で申込みを。

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清水池公園 釣り堀池

学芸大学駅から10分ほど歩いた場所にある公園。名前の通り、元々は灌漑用の溜池だった場所を公園として開園した。1947年(昭和27年)9月に目黒区によって釣り堀池として整備され、都内では珍しく、無料で釣りができる公園として賑わいを見せる。ルールを守り、釣り上げた魚は池に戻して帰るようにしよう。

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碑文谷公園

碑文谷公園のこども動物広場は、小学生以下の子ども連れにぴったりの場所だ。モルモットやウサギ、犬、さらにはポニーまで、子どもたちは思う存分触れ合うことができる。ポニー引き馬は、乗馬1回150円がかかるが、ほかは無料でふれあえる。そばにある池のレンタルボートも30分100円で楽しめる。
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誕生日限定

東京タワー バースデーパック

チャンスは年1回だが、案ずるなかれ。誕生日に東京タワーに行けば、入場割引や各種特典が待っている。東京的エッフェル塔、人々に愛され続ける東京タワーでは、誕生日の人は、割引価格で150mの大展望台まで登れ、さらに、展望台にあるカフェ、カフェラ・トゥールなどのケーキを無料でプレゼントしてもらえる。
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東京ジョイポリス バースデーサービス

誕生日にジョイポリスに訪れると、入場とアトラクション1日乗り放題がセットになったパスポートがプレゼントされる。また、事前に申し込みをすれば、ライブショー・オペレーター『LOPIT』によるバースデーショーで誕生日の人に向けたメッセージを送ることも可能だ。サプライズにいかがだろう。
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By タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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