2014年05月02日 (金) 掲載
ファン待望の『SHERLOCK(シャーロック)』の新シリーズ『SHERLOCK 3(シャーロック 3)』が、NHK BSプレミアム 海外ドラマで遂に日本でも放送される。今や、英国の国民的ドラマと呼べる人気を誇る作品の、タイムアウトロンドンによるレヴューを紹介する。ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマンへのインタビュー記事も必見。
ホームズが聖バーソロミュー病院の屋根から飛び降りて以来、2年の長い月日が過ぎ、いよいよ真実が明かされるのだ。脚本家、マーク・ゲイティスは見事な脚本と予測不能なストーリー展開で、視聴者をより魅了し引きつける。今シーズンは、モリアーティがまた生きているかも知れないと半信半疑にさせたり、邪悪な人形使いが関わる、ロンドンを標的としたテロ計画があったりとスリル満点。 1話目は、ホームズとワトソンとの再会にフォーカス。互いの感情を言葉にしようと必死になる、その気まずい雰囲気は、監督ジェレミー・ラバリングによって鮮やかに表現されているのも見所のひとつ。またベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが演じる、ホームズとワトソンというおなじみのキャラクターに、新たな側面を見出しているところが、すべての成功の鍵なのは言うまでもない。同時に、ワトソンの将来の妻として登場するアマンダ・アビントンが実に印象的だ。西暦33年に復活したのはキリストだが、今回のホームズの復活はそれ以来の大事件といえる。何よりも、最も奇跡的なのは、見る者をがっかりさせないところだ。
日本国内では、2014年5月24日(土)より、NHK BSプレミアムで放送開始
英国アカデミー賞最優秀テレビドラマ賞、エミー賞ミニ シリーズ部門脚本賞
監督:ジェレミー・ラバリング
脚本:マーク・ゲイティス
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、アマンダ・アビントン、マーク・ゲイティス、ルパート・グレイヴスほか
原文へ(Time Out London)
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