SonarSound Tokyo: The Japanese acts

Bun / Fumitake Tamura

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―音楽的なバックグラウンドを教えて下さい。以前に何か楽器はやられていましたか?

Fumitake Tamura:小さい頃からピアノをやっていました。東京芸術大学という大学に通い 作曲科というところで現代音楽(Contemporary Classical Music)の作曲の勉強をしていました。また平行して、Hiphop,Jazz Dub 等の音楽にのめり込み、サンプラーを使ってトラックを作り始めました。

―始められた当初、影響を受けられた特定のアーティストはいましたか?

Fumitake Tamura:聞いていたアーティストはDJ Premier,A trive called questなどのHiphop,Dj Cam,Kenny Larkin,Cecil Taylor等のJazz等様々なジャンルの音楽を聞いていました。その中でも、hiphopのビートは一番のお気に入りでした。

―トラックを作り始めてからご自身の音楽はどのように進化したと思いますか。

Fumitake Tamura:今まで、自分のサウンドを作るというという事に重点を置いてきました。自分らしい、オリジナルのサウンドを作るという事を目標にする事で、進化してきたと思います。

―もし誰かに今お持ちのトラックの中から一曲だけ聴かせるとしたらどれを選ばれますか?そしてその理由は?

Fumitake Tamura:一番新しい曲を聞かせます。なぜなら、僕はどんどん変わっていきますので、過去のものに、僕はにもう興味がないからです。

―日本人のトラックメーカーは海外のアーティストと比べて、センスと言う意味においてどのように違うと思いますか?

Fumitake Tamura:悪い意味で誰かに似ている人が多いです。著名なアーティストに似ている事で、賞賛される事さえあります。センスというか、そういう所が大分違うんじゃないでしょうか。

―ここ1年間のハイライトは何でしたか?

Fumitake Tamura:僕のアルバム "Bird"  のリリースです。自分のやりたいように、聞きたいサウンドが詰まっています。

―現在の東京のシーンにおいていいところとはなんでしょう?

Fumitake Tamura:凄く特殊で、マニアックな事に対しても、楽しめる余裕が人々にあります。

―では反対に東京のシーンにおいてダメなところはなんでしょう?

Fumitake Tamura:マニアックになりすぎて、クラブのイベントで言えば、色々な音が一晩で掛かるようなイベントがあまりない様な気がします。

―今年のSonarSoundで要チェックなのは?

Fumitake Tamura:僕とTakcomさんのセッションがオススメになるように、がんばります。

―坂本龍一さんが「BIRD」について「この音のような映画が観てみたい」と仰ってましたが、SonarSoundでTAKCOMさんとご一緒にそのようなプレイをされると言う事でしょうか?

Fumitake Tamura:今回は、むしろ僕がTakcomさんの映像に音楽をつけるという感じでLiveしたいと思います。僕のBirdで思い描いている映像は、白黒、もしくは淡いとても静かな映像です。いつか映画も撮ってみたいですね。

―来月にLow End Theoryではどのようなセット予定されていますか?ドキドキですか?

Fumitake Tamura:僕の中でのタフなビートを沢山持っていきます。ドキドキしていますが、それはサムライのような、又はゲリラのような心境です。僕の音楽でどこまで出来るのか。 とても楽しみです。


4月21日(土)、22日(日)に開催されるSonarSound Tokyo2012の詳しい情報はこちら

www.fumitaketamura.com
Twitter: @bun0927



インタビュー ジェイムズ・ハッドフィールド
編集・翻訳 さいとうしょうこ
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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