【ココイケ】今週のライブ5 11/29-12/4

BON JOVI

12月1日（水）東京ドーム

1984年のデビュー以来、数えきれないほどのロックアンセムを作り出し、アルバムを売ってきたニュージャージーバンドは、東京ドームが開場した1988年から行ってきたライブの回数でも群を抜いている。今回は、究極の最新ベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ／GREATEST HITS』のリリース直後ということもあり、より多くのクラシックナンバーがセットリストに入るかもしれない。また、日本での公演は、予定が2日間あれば後ろの日がより盛り上がる傾向があるので、狙うのはこの12月1日（水）公演だ。

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Jonsi

12月4日（土）STUDIO COAST

シガー・ロスが連想させるのは“厳しい冬”だが、ヨンシーのソロ作から感じるのは間違いなく“春”だ。しかし、バンドでもソロでも変わらないのは、ヴェニューと観客をまるごと魔法にかけるフロントマンのカリスマである。今回の明るく幸せな空気に満ちた楽曲と、凝ったステージセットで描かれるファンタジー映画のようなステージは、サマーソニック後の海外ツアーでも軒並み大絶賛。さらに円熟しているであろうパフォーマンスに期待したい。

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Vincent Gallo

11月30日（火）、12月1日（水）、12月2日（木）ブルーノート東京

古い映画音楽やプログレッシブロックのレコードから切り取られたかのような音の断片が亡霊のように彷徨うギャロの音世界は、陰鬱な偏執狂者の心象風景なのか。その響きは、若干の居心地の悪さを感じさせるかもしれないが、聴く側に共感を強制することなく、むしろ時間の経過と共に優しく心地良い共振を誘う。

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『宮古島の神歌と古謡2010』

12月4日（土）法政大学市ヶ谷キャンパス内

旅する音楽家、久保田麻琴がナビゲーターとなって開催される宮古島の神歌／古謡コンサート。伊良部島佐良浜地区のハーニーズ佐良浜などが出演、都内では滅多に観ることのできないラインナップとなっている。また、ゲストスピーカーのトークイベントも予定されており、スピリチュアルな力も持った宮古島の神歌／古謡の魅力に触れられる貴重な機会となるだろう。

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清水靖晃＋渋谷慶一郎『息と手で新世界-アルバム「フェルト」以来の再会-』

12月4日（土）新世界

大好評だった東京芸術劇場での初共演に続く、清水靖晃と渋谷慶一郎のコラボレーションライブ。前回のライブをさらに深めるのではなく、敢えてチャレンジングな内容となっており、注目だ。テナーサキソフォンの清水は昨今バッハの印象が強いが、渋谷のピアノ、コンピュータ、TR-808に合わせ、ダンサブルな共演となる。経験豊富なミュージシャンにこそできる、型にはまらないライブ構成を楽しみたい。

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