信じよう、映画の力 広げよう、笑顔になれるストーリー

第24回東京国際映画祭を彩る3名の若手注目“イケメン”俳優からの「ありがとう」

信じよう、映画の力 広げよう、笑顔になれるストーリー

Photo by Lorenzo Barassi

映画が人を勇気づけることができたら、そんな素晴らしいことはないだろう。悲しいことが沢山あった年だからこそ、映画祭の22日から30日までは、沢山笑って、沢山泣いて、「映画祭だから出来る」未来のタネを見つけていこう。そんな映画祭に明るい彩りを加えてくれる「TIFF BOYS」は、佐藤永典と竹内寿、そして牧田哲也という実力派の若手イケメン俳優3人による、第24回東京国際映画祭のためだけの特別なエスコート役。映画を通じ、被災地への募金をした人には、TIFF ARIGATOバンドが手渡される。温かい気持ちが緑色のリボンになって、街を包んでいく姿を、感じることができるだろう。
これからの映画界を担う若手だからこそ感じた今年のTIFF TOKYOの魅力とは?

今年の東京国際映画祭で上映される映画作品の中から一番見たい映画を選ぶとしたら?

牧田哲也: 僕は沖田監督の「キツツキと雨」です。以前。沖田監督作品「南極料理人」を拝見したのですが、南極での生活をごく自然に描写している中にも面白さがあって。料理の場面での音の表現も、細部までこだわりが見られて、すごく魅力を感じたんです。

佐藤永典: 今回の国際映画祭では、『三銃士』が気になっています。劇場で観るならば、何も考えなくて楽しめるようなものが好きなので(笑)。

竹内寿: 僕的には『マネーボール』ですね。もともとぼくは長野県生まれでスポーツ選手としてスキージャンプをやっていたので、「自分との戦い」という気持ちがよくわかるんです。


グリーンカーペットの上を歩くとしたら、どういう作品に参加したいですか?

牧田哲也:僕は”家族愛”を伝えられるような映画ですね。「北の国から」をはじめ、家族愛を描いた作品が大好きで最近では、小津安二郎監督作品も多く観るようになりました。たとえば「ありがとう」のような、言いたかったけれどずっと言えなくて、普段から心の中に溜まっている…そんな気持ちを表現してくれる、家族愛に溢れる映画をやってみたいとずっと思っているんです。

佐藤永典:僕は時代劇が良いですね。以前に時代劇のドラマのお仕事をやらせていただいたとき、凄く楽しくて、時代劇の映画もやりたいなあって。殺陣にしても、やっぱり日本人だなーって。英語をしゃべるわけではないけど、世界に届けられる文化です。

竹内 寿:アクションですかね。ハラハラさせられるような良い作品を作って、グリーンカーペットを歩きたいですね。まあ自分としては、身体を動かしたいというのがあるんですけど(笑)。アクションというものは、実は難しいのだと僕は思っています。自分で動いちゃ行けないというか、役として闘ったり、役としてよけたりしないといけない。半分演じてて半分闘わないといけないというか。その難しさがあるからこそ、面白いんです。


今年は『TIFF ARIGATOプロジェクト』ということで「映画祭だからできる」「映画を通じてできる」ことを真摯に考え、人の心を勇気づけることが大切なテーマとなっています。みなさんがそれぞれが「ありがとう!」と言いたい人は?

佐藤永典:やはり家族ですね。いつも応援してくれていて、学校で悩んだ時も「頑張れ」って応援してくれたり。いつも本当に感謝しています。ただ、面と向かっては絶対に言えないですけどね(笑)。

牧田哲也:いつも応援してくれている人たちですね。どんなに良い作品を作ったとしても、観てくれる方々がいないと作品に込められたメッセージは届かないと思うんです。ファンの方々だけではなく作品を観てくださるすべての方に「ありがとう」と伝えたいですね。

竹内寿:一番最初に僕も「親」が当たり前のように浮かんだのですが、もしかしたら僕の場合は友達かもしれません。年上の友達が多くて、仕事の話とか何でも素直に話せる友達なんです。最近は友達とも「友達」というテーマで話していたり、演技のことを話し合えたり。そうやって、大事な仲間に「ありがとう」を伝えていけば、またそれが別の友達に広がっていく。出会いが大好きなので、友達の友達とも仲良くなるわけだし。だから、そういう意味でも友達に助けられたことが多いので、ちゃんと「ありがとう」って言いたいです。


Interview by 西村大助
Interview by ジェイムズ・ハッドフィールド
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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