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2010年10月27日 (水) 掲載
2004年の第1作以来、毎年、ハロウィンシーズンに新作が公開され、多くの映画ファンを虜にしてきた大ヒットスリラー『ソウ』。ソリッド・シチュエーション・スリラーというジャンルを確立したこの人気シリーズも、第7作目にしていよいよ完結編、さらにシリーズ初の3D映画での公開となる。毎回、生死を賭けたジグソウのゲームに翻弄される人々と、その過程で彼らが犯した罪や欲望をえぐり出していく卓越したストーリーは、ホラー映画ファンならずとも楽しむことができる。
ジグソウの殺人ゲームから生還した人々は、同じ生存者のボビー・デイガンに救済を求め、いつしか彼は精神的指導者となっていく。だが、ボビー自身の暗い過去が明らかになるにつれ、生存者たちに新たな恐怖が襲いかかる……。 果たして最後に「GAME OVER」を言うのは果たして誰なのか。
今作でメガホンを取ったのは『ソウ』から『ソウ5』まで編集を、『ソウ5』で監督をつとめ、シリーズ全作に関わってきたケヴィン・グルタート。監督がとくに気をつけていることのひとつに挙げているのは「観客を絶対に退屈させない」映像作り。1作目から1フレームたりとも必要以上に長くせず、複雑なストーリーを伝えるためのベストな編集を心がけてきた。視覚的なグラフィック要素を映画全体に配し、シリーズの特徴的なモンタージュに独自のリズムがあるのもケヴィンのこだわった点だ。その結果、「最も成功したホラー映画シリーズ」としてギネスにも認定されている。完結編にはこのシリーズのファンでもある、リンキン・パークのチェスター・ベニントンも出演しているので要チェックだ。
公開:2010年10月30日(土)
監督:ケヴィン・グルタート
キャスト:トビン・ベル、ケアリー・エルウェズ、コスタス・マンディラー、ベッツィ・ラッセル、ショーン・パトリック・フラナリー、ジナ・ホールデン ほか
配給:アスミック・エース
ウェブ:saw3d.asmik-ace.co.jp/
『アイス・エイジ』シリーズのプロデューサー、クリストファー・メレダンドリ製作の3Dアニメーション。何につけても意地悪な怪盗グルーはバナナでできた仲間とともに史上最大級の強奪作戦、月泥棒を企てる。ところが肝心な秘密兵器をライバルの強盗に盗まれた挙げ句、ひょんなことから孤児の3姉妹を育てることに……。最新3D技術を駆使した映像とストーリー展開はまるでアトラクションの乗っているような気分に。大人から子供まで観る者をほっこりさせるハートフルアドベンチャー。
日本公開:2010年10月29日(金)
監督:ピエール・コフィン&クリス・ルノー、セルジオ・パブロス
キャスト(声の出演):スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグ、ジェイソン・シーゲル、ジュリー・アンドリュース、ラッセル・ブランド、ミランダ・コスグローヴほか
日本語吹き替え版:笑福亭鶴瓶、芦田愛菜、山寺宏一ほか
配給:東宝東和
ウェブ:www.tsukidorobou.jp/
ハリウッドの重鎮、ロバート・デ・ニーロをはじめ、エドワート・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチといった実力派俳優陣が共演したクライムサスペンス。定年間近の仮釈放管理官ジャックが最後に担当するのは、放火と祖父母殺しの受刑者ストーン。ストーンは自分の妻ルセッタにジャックを誘惑させ操ろうとする。1人の女性を軸に2人の男の人生が入れ替わっていく様を、ロバート・デ・ニーロとエドワート・ノートンが円熟した演技で魅せる。
日本公開:2010年10月30日(土)
監督:ジョン・カラン
キャスト:ロバート・デ・ニーロ、エドワート・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチほか
配給:日活
ウェブ:www.stone-movie.com/
警視庁警備部警護課、通称SPに所属する、特殊能力を持つ主人公とその仲間達の活躍を描いた連続ドラマの劇場版。直木賞作家・金城一紀の原案・脚本による斬新なストーリー構成で、深夜帯のドラマとして歴代1位の高視聴率を記録した。内閣総理大臣を狙ったテロと官僚の謎の自殺。その裏では日本の国家を揺るがすような大規模なテロが企てられていた。テロリストの魔の手は、SPメンバーにも襲いかかる。誰が味方で誰が敵なのか。大儀のため、と謎の発言をしたチームリーダー尾形の真意は……。主演の岡田准一をはじめ、堤真一、真木よう子らが続投、大物国会議員役で香川照之も出演。全ての伏線が明らかになる『SP革命篇』へと続く。
日本公開:2010年10月30日(土)
監督:波多野貴文
キャスト:岡田准一、堤真一、真木よう子、松尾諭、神尾佑、野間口徹、香川照之ほか
配給:東宝
ウェブ:sp-movie.com/
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