映画へ行こう9/17、18公開作品

エリザベス・ギルバートが自らの経験を綴った自伝小説『食べて、祈って、恋をして』は、世界40ヵ国で翻訳され、700万部以上のセールスを記録。21世紀を生きる女性のバイブルとして、今なおその記録を伸ばし続けている大ベストセラーだ。

30代に突入した主人公が、ある日ふと、自分が平穏な結婚生活を望んでいないことに気づき、本当の自分探しの旅に出る。人生のターニングポイントを求めて自分を解き放つ主人公の姿は、大女優ジュリア・ロバーツの心も掴んだ。

ニューヨークで活躍する女性ジャーナリストのリズ。仕事にプライベートにと多忙な日々を送っていたが、心のどこかに満足しきれない思いを抱いていた。ある日、彼女は全てを捨て、イタリア、インド、バリ島を巡る1年間の旅に出る。本当の自分を探しに行く旅。イタリアではカロリーを気にせず食べまくり、インドではヨガと瞑想にふける。そして最後に訪れたインドネシア・バリ島では予期せぬ出逢いに心をときめかせる。こうしてリズは少しずつ自分が解放されていくのを感じていく。

『プリティー・ウーマン』から20年、『ノッティングヒルの恋人』から10年。先日、長年のラブコールに応えるべく自家用ジェットでプロモーション来日を果たしたジュリア。意外にも、初来日となったハリウッド最後の大物を生で見ようと大勢のマスコミが集まり、人気の高さを改めて感じさせた。

会見の質問では、映画の中で訪れたイタリア、インド、バリ島に関して気に入った順位を尋ねられると、「この映画に出てくる物事をランク付けするということは、物語の本質が理解できていないのでは？」とやんわり指摘。また、変わらない美しさの秘訣を聞かれると「ハッピーでいること、それとランコムのアイクリームの効果ね」と、自身がキャラクターモデルを契約している化粧品メーカーのPRもこなす。さらに製作総指揮に名を連ねているブラッド・ピットに対して感想を聞かれると「ブラット・ピットって誰？」と戯けてみせるなど、終始ウィットに富んだ受け答えで会場を盛り上げた。

食べて、祈って、恋をして

公開：2010年9月17日（金）
監督：ライアン・マーフィー
キャスト：ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・フランコほか
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
ウェブ：eat-pray-love.jp/

ミックマック

『アメリ』や『デリカテッセン』などで知られるジャン＝ピエール・ジュネ監督が、脚本も兼ねて撮ったコメディ。発砲事件により頭の中に銃弾が残ってしまった主人公と、周囲にいる人たちのユニークなやりとりが見物。

公開：2010年9月18日（土）
監督・脚本：ダニー・ブーン、アンドレ・デュソリエ、オーマル・シーほか
配給：角川映画
ウェブ：www.micmacs.jp/

劇場版 機動戦士ガンダム00 (ダブルオー) -A wakening of the Trailblazer-

モンスター級の人気を誇る機動戦士ガンダムシリーズの『機動戦士ガンダム00（ダブルオー）』が、2度のテレビシリーズを経て待望のスクリーンに登場。テレビシリーズ終了の2年後が舞台。刹那・F・セイエイらが、最後の戦いに挑む。

公開：2010年9月18日（土）
監督：水島精二
キャスト（声の出演）：宮野真守、三木眞一郞、神谷浩史、吉野浩行、勝地涼ほか
配給：松竹
ウェブ：www.gundam00.net/

パーフェクト・ブルー

ベストセラー作家、宮部みゆきの長編デビュー作を映画化。息子を殺された父親から、もうひとりの息子である弟・進也の捜索を頼まれていた探偵事務所の加代子は、弟にかけられた兄殺しの容疑を晴らすべく、真相の究明に乗り出す。一方、大手製薬会社内でもある事件が発生。やがて2つの事件が繋がりを見せたとき、事件の真相が明かされる。

公開：2010年9月18日（土）
監督：下山天
キャスト：加藤ローサ、中村蒼、津田寛治、大杉漣、石黒賢ほか
配給：角川シネプレックス
ウェブ：www.wowow.co.jp/dramaw/blue/