映画へ行こう9/1011公開作品

『バイオハザードⅣ アフターライフ』『悪人』ほか

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映画へ行こう9/10、11公開作品

『バイオハザードⅣ アフターライフ』 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 9月4日(土)、5日(日)世界最速先行ロードショー! 9月10日(金)より世界同時公開

今から14年前に発売された1本のゲームソフトが、その後の映画界に一大ブームを呼び起こす。映画『バイオハザード』は、ウィルス感染によってゾンビ化したアンデッドと戦う数奇な運命のヒロインを描いた人気サバイバル・アクションシリーズ。4作目となる本作『バイオハザードⅣ アフターライフ』は、シリーズ初の3D作品となる。通常は2Dで撮影した映像を3Dに変換することが多いが、今作は撮影時から3Dで製作。そのため、圧倒的なスケールを体感することができる。

ゲームの発売元が日本ということで、シリーズ最終章のオープニングは東京・渋谷からスタートする。激しい雨の中、渋谷駅前のスクランブル交差点にたたずむ一人の女性が、最初の感染者だった。それから4年後、アンデッドが世界中の街を埋め尽くす荒廃した世界。主人公のアリスは生存者を探して世界中を旅していた。そしてようやくロサンゼルスの刑務所で逃げ遅れた生存者たちを発見、唯一感染のない安全地帯とされるアルカディア号へ乗せるため、アンデッドに包囲された刑務所から脱出を試みる。

映画シリーズ第一弾が公開されたのは2002年。主人公のアリスには、トップモデルから女優に転身したばかりのミラ・ジョヴォヴィッチに白羽の矢が立った。持ち前の運動神経に加え、マーシャルアーツなど様々なトレーニングを積み、ほぼスタントなしのハードなアクションに初挑戦。本格的に女優としての才能を発揮する。本人も大好きだったゲームが原案という本作への思い入れは強く、2007年のシリーズ第3弾では妊娠中にもかかわらず、メキシコの灼熱の砂漠で撮影を敢行。撮影終了後、映画のプロモーションとして世界各国を飛び回った。

先日おこなわれたジャパンプレミアには、本作とシリーズ一作目でメガホンを取ったポール・W・S・アンダーソン監督も出席。昨年8月に、ミラ・ジョヴォヴィッチと結婚、ミラにとっては人生を大きく変えた作品となった。主人公アリスとともに強く成長したミラの今後にも注目したい。

バイオハザード Ⅳ アフターライフ

公開:2010年9月10日(金)
監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウェントワース・ミラー、アリ・ラーター、スペンサー・ロック、ほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:biohazard4.jp/


終着駅

『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』で知られるロシアを代表する文豪、トルストイとその妻の知られざる半生を描いた感動のドラマ。『真夏の夜の夢』のマイケル・ホフマンが監督を務める。『クイーン』のヘレン・ミレンと、『Dr.パルナサスの鏡』のクリストファー・ブラマー、実力派2人の共演も素晴らしい。

公開:2010年9月11日(土)
監督:マイケル・ホフマン
キャスト:ヘレン・ミレン、クリストファー・ブラマー、ジェームズ・マカヴォイ、ポール・ジアマッティ、ほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:saigo-tabi.jp/


悪人

モントリオール映画祭で主演の深津絵里が最優秀女優賞を受賞したことで話題の作品。ちょっとしたきっかけで殺人を犯してしまった男と、一緒に逃亡する女が繰り広げる、究極のヒューマンドラマ。様々な視点から事件の真相が明らかになるにつれ、本当の“悪人”とは一体誰なのかを問う。吉田修一のベストセラー小説を、映画『フラガール』の李相日監督が映画化。

公開:2010年9月11日(土)
監督・脚本:李相日
キャスト:妻夫木聡、深津絵里、樹木希林、柄本明、岡田将生、満島ひかり、ほか
配給:東宝
公式サイト:www.akunin.jp/


ジャーロ

『サスペリア』や『インフェルノ』等で知られるイタリアンホラー界の巨匠、ダリオ・アルジェントが、60年から70年代にかけてイタリアで流行した古典作品を現代版にアレンジ。外国人の美しい女性の旅行者ばかりを狙う連続殺人鬼“ジャーロ”。事件に立ち向かう主人公の警部役を、『戦場のピアニスト』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディが熱演。

公開:2010年9月11日(土)
監督・脚本:ダリオ・アルジェント
キャスト:エイドリアン・ブロディ、エマニュエル・セニエ、ほか
配給:ファインフィルムズ
公式サイト:www.finefilms.co.jp/giallo/

テキスト 粕谷みさを
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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