映画へ行こう 4/23、24公開作品

1981年、のちにスペクタクル映画の原点と讃えられる1本の映画が誕生した。特撮映画の父、レイ・ハリーハウゼンによる最後の劇場用映画『タイタンの戦い』だ。古代ギリシャ神話の時代を舞台に、大神ゼウスの子ペルセウスが人間を守るため、神が放った魔物や怪物と戦うアクション・アドベンチャー。この作品をもとに、これからのハリウッドを担う革新的な3D技術を用いることで、迫力満点の新たな作品が誕生した。

映画の舞台は古代ギリシャ。人間は傲慢さと欲望を満たすために、神への信仰が次第に薄くなっていった。やがて大神ゼウスの怒りを買い、冥界の王ハデスの襲撃に遭う。人間を守るはずの神に、あろうことか愛する家族の命を奪われた青年ペルセウス。しかし彼は大神ゼウスと人間の間に生まれた、この世界を変える運命を背負いし者。家族の敵を討ち、人間界を救うため、ハデスが解き放つ巨大な魔物を倒す旅に出る。

主人公ペルセウスを演じるのは、映画『アバター』で大ブレイクを果たしたサム・ワーシントン。今作品では鍛え抜かれた見事な肉体を披露している。また、大神ゼウスをリーアム・ニーソン、冥界の王ハデスをレイフ・ファインズ、その他にも数々の名優たちが出演し、しっかりと脇を固めている。

3D映像で観る巨大スコーピオンやメデューサ、クラーケンなど、クリーチャーとのバトルシーンも迫力だが、神と人間の間に生まれた主人公の心の葛藤や成長、そして旅を通して生まれる仲間同士の絆などドラマチックなストーリー展開もあり、アクション映画が苦手でも十分に楽しめる内容となっている。上映時間も1時間46分とコンパクトなため、気軽に足を運べる。

『タイタンの戦い』

原題：CLASH OF THE TITANS
2010年アメリカ
日本公開：2010年4月23日
監督：ルイ・レテリエ
キャスト：サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ
配給：ワーナー・ブラザース映画
ウェブ：wwws.warnerbros.co.jp/clashofthetitans/  

『ウルフマン』

満月の晩に凶暴な殺人鬼に変身してしまう主人公の苦悩を描いたサスペンスホラー。アンソニー・ホプキンス、ベニチオ・デル・トロの2大スターが、呪われた運命で結ばれた親子を演じる。

原題：THE WOLFMAN
2010年アメリカ
日本公開：2010年4月23日
監督：ジョー・ジョンストン
キャスト：ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス、エミリー・ブラント
配給：東宝東和
ウェブ：wolfman-movie.jp/

『ボーダー』

ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノというハリウッドを代表する2大スターが、映画『ヒート』以来、12年ぶりに共演を果たしたクライム・サスペンス。

原題：RIGHTEOUS KILL
2007年アメリカ
公開日：2010年4月24日
監督：ジョン・アヴネット
キャスト：ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ
配給：日活
ウェブ：www.heat-matsuri.com/

『プレシャス』

ニューヨーク・ハーレムで過酷な運命を生きるアフリカ系アメリカ人の少女、クレアリー“プレシャス”ジョーンズ。家族からの虐待に耐えながら、自我を確立し、自身の可能性にチャレンジする主人公の姿を描く。

原題：PRECIOUS: BASED ON THE NOVEL PUSH BY SAPPHIRE
2009年アメリカ
公開日：2010年4月24日
監督・脚本・製作：リー・ダニエルズ
キャスト：ガボレイ・シディベ、モニーク、ポーラ・ハットン、マライア・キャリー、レニー・クラヴィッツ
配給：ファントム・フィルム
ウェブ：www.precious-movie.net/

『てぃだかんかん～海とサンゴと小さな奇跡～』

世界で初めて、サンゴの移植産卵に成功するという快挙を成し遂げた、金城浩二の実話をもとに描いた感動作。

2010年日本
日本公開：2010年4月24日
監督：李闘士男
キャスト：岡村隆史、松雪泰子、吉沢悠、國村隼、長澤まさみ、渡部篤郎、原田美枝子
配給：ショウゲート
ウェブ：tida.goo.ne.jp/

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李闘士男インタビュー www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/598

『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』

2003年から週刊少年ジャンプで連載を開始し、単行本の発行部数は現在までに2800万部を超える、ジャンプの看板コミック『銀魂』。待望の劇場版が公開となる。

2010年日本
公開日：2010年4月24日公開
原作：空知英秋
声の出演：杉田智和、阪口大助、釘宮理恵、石田彰、子安武人
配給：ワーナー・ブラザース映画
ウェブ：wwws.warnerbros.co.jp/gintama/