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2010年09月01日 (水) 掲載
この秋公開の話題作といえば、トム・クルーズとキャメロン・ディアスというビッグ・ネーム同士が共演した『ナイト&デイ』だ。このようなキャスティングが決まる裏側には、いったいどんな苦労があるのか。そんな疑問が解決するかもしれない1本の映画が公開になる。映画『トラブル・イン・ハリウッド』は、監督や俳優とのトラブルや、キャスティングなどで苦悩する映画プロデューサーを主人公に、ハリウッド映画の裏側を描いた映画好きのためのシニカルコメディーだ。
ロバート・デ・ニーロ演じる敏腕映画プロデューサーのベンは、自身が手がけ、カンヌ国際映画祭に出品する、ショーン・ペン主演の最新作の試写会で酷評を受けてしまう。監督こだわりのラストシーンが問題になり、映画会社の社長はベンに結末を編集し直すよう要請、ベンは監督を説得しなくてはならなくなった。と、その頃、今度は最新作のクランク・インを目前にして主演のブルース・ウィリスが、役柄に似合わないヒゲを剃らないとダダをこね始める。出資した映画会社の社長は、ヒゲを剃らなければ制作は即中止とお冠だが、大スターも1歩も譲らない。板挟み状態のベンはいったいどうするのか。映画プロデューサーに降りかかる2週間のドタバタを柱に、映画業界の内情を描いたコメディー。
これまでにも映画界をテーマにした作品は作られてきた。古くはビリー・ワイルダー監督の『サンセット大通り』をはじめ、近年ではロバート・アルトマン監督の『ザ・プレイヤー』、ウディ・アレン監督の『さよならさよならハリウッド』など、どれも目の肥えた映画ファンを納得させることができる、いわゆる名監督が手がけている。今作でメガフォンを取ったのは、『レインマン』でアカデミー賞監督賞に輝いた名匠バリー・レヴィンソン監督。また、『アンタッチャブル』、『ヒート』、そして『ファイトクラブ』など数多くのヒット作を手がけてきた映画プロデューサー、アート・リンソンが体験したことを脚本化しているため、よりリアリティーを感じることができる。また、ショーン・ペン、ブルース・ウィリス以外にも、ジョン・タトゥーロやキャサリン・キーナー、スタンリー・トウッチ、ロビ・ライト・ペンなど、豪華な出演者が揃っているところも見どころだ。
公開:2010年9月4日(土)
監督:バリー・レヴィンソン
キャスト:ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー、ブルース・ウィリス、ジョン・タトゥーロ、ロビン・ライト・ペン、スタンリー・トウッチ、クリステン・スチュワート、マイケル・ウィンコット
ウェブ:www.tih-movie.com/
長年、母と娘の2人で仲良く暮らしてきたが、母親の突然の再婚宣言を娘は受け入れることができなかった。周囲の人間が、2人の間を何とか修復しようとするのだが、2人にはそれぞれ秘密にしていることがあった。第三回日本ラブストーリー大賞ニフティ/ココログ賞を受賞した人気小説『さくら色 オカンの嫁入り』を、『酒井家のしあわせ』の呉美保監督が映画化。
公開:2010年9月4日(土)
監督・脚本:呉美保
キャスト:宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太、絵沢萠子、國村隼、林泰文、斉藤洋介、春やすこ、友近、綾田俊樹ほか
配給:角川映画
公式サイト:www.okannoyomeiri.jp/
メジャーデビューを目指して奮闘する高校生バンドのメンバーが、さまざまな試練を乗り越え、バンドとして人間として成長していく姿を描く。『月刊少年マガジン』で連載されたハロルド作石による人気音楽マンガを、幸彦監督が映像化した音楽青春ストーリー。
公開:2010年9月4日(土)
監督:堤幸彦
キャスト:水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、中村蒼、向井理ほか
配給:松竹
公式サイト:www.beck-movie.jp/
彼らにルールは無用!ニューヨークで活躍してきた2人の刑事、ジムとポールは捜査のなかで、レア物収集オタクでかつ残忍なギャング、ポーと対決するハメに。いつの間にか殺人事件のトラブルへと巻き込まれていく。ブルース・ウィリス主演のユーモア満載ノンストップ・アクションムービー。
公開:2010年9月4日(土)
監督:ケヴィン・スミス
キャスト:ブルース・ウィリス、トレイシー・モーガンほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:wwws.warnerbros.co.jp/copout/
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