東京、ハンバーグ15

銀座、浅草、五反田などで堪能する洋食の定番

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東京、ハンバーグ15選

洋食の定番中の定番、ハンバーグ。いくつもの行程を経て作られる料理だけに、肉の挽き方、つなぎの有無、使用する部位、焼き方、そしてソースによって、全く異なる料理になるとも言える。ここでは、肉質の良さを活かしたレアで食べるものから、シェフの確かな腕が伺える洋食屋のスタンダードなものまで、東京で食べられるバラエティ豊かなハンバーグ15選を紹介する。


浅草 :モンブラン

浅草寺の人気店モンブランでは、国産牛を100%使用した手ごねのハンバーグを鉄板に乗せ、アツアツで提供。6種類あるハンバーグは、デミグラスソースのフランス風、醤油ソースの和風、ピリ辛トマトソースのメキシコ風といった具合に、それぞれ国をイメージしたソースがかかる。なかでもおすすめは『オランダ風ハンバーグ』(918円)。しっかりと牛の存在を感じるハンバーグに、チーズソースがたっぷりかかり濃厚な味わいだ。
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千駄木:Ryu

千駄木駅近くにある素朴な洋食屋、Ryu。この店の名物『ロシア風ハンバーグ』(1,300円)は皿の半分を占めるほど巨大。パン粉がつけられ、外側がさっくりとしたハンバーグの上にはトロリとした卵が乗り、その上から濃厚でクリーミーなデミグラスソースがハンバーグが埋もれるほどかかる。付け合わせの野菜も、素揚げされたじゃがいもやかぼちゃ、人参、枝豆など豊富。添えられたレモンをはじめに搾ってから味わおう。
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門前仲町:3匹の子ぶた

門前仲町駅にある3匹の子ぶたの名物『炭火焼ハンバーグ』(1050円)は、サイズこそ小さめだが、外側は網でカリッと香ばしく焼かれ、内側はしっとりと肉の旨味が凝縮した、シンプルながら奥深い味わい。好みに合わせ焼き方が選べ、脂がしつこくないので女性にも人気がある。ソースはデミグラスと醤油ベースの2種類がつく。限定30食のみのハンバーグで競争率が高いので、確実に食べたければオープン間際に行く事をおすすめする。
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五反田:ミート矢澤

精肉卸直営のミート矢澤は、平日でも行列の耐えない超人気店。A5ランクの黒毛和牛のみを使用した『黒毛和牛100%フレッシュハンバーグ』が、平日ランチならば1,050円で食べられる。焼き加減はミディアムレアを選択しても、かなり赤みが残る状態で、肉の品質への確かな自信が伺える。鉄板で提供されるので、好みの焼き加減に調節しながら食べることも可能だ。和風のステーキソースもよく合うが、まずはシンプルに塩で味わいたい。
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銀座:つばめや

和牛グリルの専門店つばめやは、人気洋食チェーンつばめグリルの姉妹店。黒毛和牛を一頭買いで仕入れることで、リーズナブルな価格での提供を可能にしている。使用するのは、脂肪が少なく、濃い味わいが特徴の赤身肉。『黒毛和牛100% ビーフハンバーグ』(1,660円)は、スパイスをたっぷり使用し、どこかエスニックな印象さえ受ける個性派。肉は、ナイフを入れるとごろごろと崩れてしまうほど粗く挽かれていて、肉そのものの旨味を楽しめる。お好みで、わさびとゆず胡椒をつけて味わおう。
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銀座:鉄板焼 宮地

銀座にある宮地は、約60日間ドライエイジングを施した熟成肉が楽しめる鉄板焼レストラン。ランチ限定のハンバーグは、季節の焼野菜、ライス、味噌汁もつき1,000円とリーズナブル。もちろん調理は目の前でおこなわれ、コックの華麗な手さばきも楽しむことができる。しっかりと焼きあげられたハンバーグは、旨味が閉じ込められジューシー。ソースは4種類(うち2種は+300円)あるが、初めてならばフルーツの酸味が効いた爽やかな『自家製デゥミグラスソース』を選ぼう。
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市ヶ谷:らいむらいと

市ヶ谷のらいむらいとで、ランチタイムに大半の客が注文する『らいむらいとチーズハンバーグ 』(200g/1380円)。人気の理由は、やわらかく仕上げたハンバーグもさることながら、なんといってもソース。ガーリックとバターをたっぷり使用し、そこに醤油の風味もくわわるのだから、美味しくない訳がない。さらに、とろりと溶けた濃厚なチーズものり、米との相性も抜群。たっぷりかかったソースも食べ終わる頃には、きれいになくなっていることだろう。
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東京:Vimon

東京駅構内にあるステーキハウス、ビジネスマンに人気。ハンバーグは、ゼラチン質の多いすねを使用した『すねバーグ』(170g/1430円)、もも肉とばら肉を使用した『とろバーグ』(170g/1750円)の2種類があるが、おすすめは『すねバーグ』。挽き方の異なるすね肉が入り、食感のコントラストがユニークで、噛み締めるほどに肉の旨味を感じられる。塩ソースはなく塩こしょうのみというのも潔い。
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広尾:ラ プティシュシュ

広尾商店街の中にあるレストランラ プティシュシュで食べられる『広尾ハンバーグ』(ランチセット1,200円)は、丸いボール型。程よい焼き加減でしっとりとして、玉ねぎの甘みが効いている。デミグラスソースも甘口の仕上がりで万人に愛される優しい味わいだ。テイクアウトの販売もしており、気軽に食べられるのも嬉しい。
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恵比寿:黒毛七厘

恵比寿駅の東に店を構える黒毛七輪は、予約の取れない三ノ輪の人気焼肉店、炭火焼 七厘と、虎ノ門のバルタパスによるコラボレーション店舗。三ノ輪の店舗で出たA5ランク黒毛和牛の切り落としを使用した『ハンバーグステーキ』(1,100円)は、肉の旨みをいかすため、かなりの粗挽きで仕上げられており、程よい焼き加減で、口に入れると肉汁が溢れ出す。バルタパス秘伝のフルーティーな赤ワインソースは、濃厚な肉の味わいと調和している。
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笹塚:レストラン ASA

洋食レストランASAでは、店の魅力を凝縮した一皿、『野菜&和牛ビーフシチュー入り 和牛入りハンバーグのパピヨット』(1,944円)を頼んでみてほしい。全体をアルミホイルで包み、蒸し焼きにしているので、ハンバーグはふんわりと柔らかい。対照的に、しっかりとした食感のビーフシチュー、スモーキーな味わいで存在感抜群の自家製ベーコンものり、贅沢な気分になれることだろう。さらりとしていながら濃厚なソースも食材をしっかりと引き立てている。
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新宿御苑前:ハンバーグ ウィル

ハンバーグウィルで食べられるのは、牛肉をいっさい使用しない豚肉100%のハンバーグ。岩手県産の銘柄豚『岩中豚』を使用しており、柔らかくジューシーながら、あっさりとした味わいだ。デミグラス、クリームマスタード、柚子胡椒の3種のソースが選べるほか、パテも、粗挽きペッパー、モッツァレラチーズ、軟骨などアレンジが可能。ランチタイムは開店前から行列が出来ることもしばしばなので覚悟して訪れよう。『ハンバーグ プレーン(デミグラスソース)』(1,000円)
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池袋 :宮崎亭

池袋にある宮崎亭は、店名の通り、宮崎産の和牛を使用。臭みがなく上品な肉本来の旨味を堪能できるようコショウやナツメグなどの香辛料は一切使用していない。柔らかくこねられたハンバーグを切ると、中からジュワッと肉汁が溢れ出てくるので、大きめにカットして口に入れよう。ソースは和牛に合わせ、生姜の効いた和風な味わい。まずはデボラ湖産の天然塩で食べることをおすすめする。 『宮崎産和牛ハンバーグ 250g』(1,706円)
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雑司ヶ谷:ウチョウテン

黒毛和牛を使用したハンバーグを提供するウチョウテンは、少々見つけにくい場所にありながらも、行列ができることもしばしばの人気店。和牛と豚を3:1の割合で配合し、挽きは細かめで、ふっくらとジューシーな仕上がり。大きめにカットされた玉ねぎがアクセントになっている。肉の旨味を引き立てる濃いめのデミグラスソースも手伝い、米がすすむ一皿だ。カニクリームコロッケとのセットなど、コストパフォーマンスが高いセットメニューも人気が高い。『ハンバーグ』(1,100円)
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奥沢:8 1/2

これぞ洋食、といえる正統派ハンバーグが食べたければ、8 1/2へ。カウンター10席のみの小さな店内はオープンキッチンで、シェフの手際良く丁寧な仕事ぶりを眺めながら料理ができるのを待つことができる。注文を受けると目の前で小気味良い音を立てながら成形される『ハンバーグ』(1,620円)は、酸味、苦みのバランスが良いデミグラスソースがたっぷりかかり飽きが来ない味わい。何度も足を運びたくなる至極の一皿だ。
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テキスト タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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