東京、カオマンガイ10

渋谷、神田、浅草などで味わうタイ料理の定番

東京、カオマンガイ10選

タイの屋台グルメの代表、カオマンガイ。2014年はガイトーン Tokyoがオープンして話題になったが、同店をはじめ東京にはカオマンガイの名店が多くある。茹でた鶏肉をごはんにのせた一見シンプルな料理だが、タレや鶏肉のゆで具合、ごはんの水加減の違いで、多様な味が存在する。ここでは、本場さながらの雰囲気が味わえる店から、かわいらしいカフェまで、カオマンガイが食べられる店10軒を紹介する。


池尻大橋:Soul Food Bangkok

ちょっと変わったカオマンガイを食べることができる店。メニューはその名も『タイの鶏釜飯』(980円)。注文を受けてから釜を使って1つ1つ炊きあげるとあって20分ほど時間がかかるが、釜のふたを開けた時のいい香りや、日本人好みのおこげ付きごはん(タイ米)と、プリプリでやわらかな鶏肉とのコラボは、ほかではなかなか味わえないだろう。タレは甘口のしょうゆベースと、しょうがとにんにくが効いたピリ辛の2種類がついてくるので、変化を楽しみながら食べられるのも嬉しい。
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木場:カオマンガイ専門店 Pui

カオマンガイ専門店とうたうだけあり、完成度が非常に高い。まず、鶏肉は程よく柔らかく厚みがあるので食べごたえ十分。臭みなどは一切なく、シンプルに鶏の旨味を味わえる。少し固めに炊きあげられたスパイスが効いたごはんは、鶏のダシをきちんと感じることができる。平日のランチ『カオマンガイ』(900円、スープ付き)には、もともと甘辛のタレが付いているが、タイ醤油ベースの『カオマンガイソース』(100円)を追加するのもおすすめ。一食一食、とても丁寧に作られているのも好印象。
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渋谷:ガイトーン Tokyo

バンコクで行列が絶えない人気店が渋谷に初上陸。本場の味を忠実に再現するため、日本人スタッフもバンコクの本店で修業を積んだ。『カオマンガイ』は普通盛りが800円で大盛りだとプラス50円。柔らかく茹で上がった鶏肉に、鶏肉の旨みがしみ込んだパラパラとしたジャスミンライス、唐辛子やニンニクを絶妙に混ぜ合わせたタイの味噌タレ、鶏の旨みたっぷりのスープなど、本場を思わせる美味しさ。パクチーが無料なのもうれしい。スタッフは本場同様ピンクのポロシャツがユニフォーム。
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神田:東京カオマンガイ

カオマンガイの本場、タイのバンコクの屋台で学んだ店主が作る、本格カオマンガイの店。こだわりは好みで選ぶ3種のタレ。タイの豆味噌タオチオがベースのオーソドックスな「赤ダレ」に、タイの甘い黒醤油ベースの「黒ダレ」、ナムプラーとレモンをベースにした店オリジナルの「レモンダレ」を用意。『カオマンガイ』はパクチーなしの並が590円。サイズの大小やパクチーやタレ、ごはん追加など、細かいオーダーがでできるのはタイの屋台のよう。自分好みのカオマンガイを作ろう。
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神田:あろいなたべた

タイのプーケットに本店がある、屋台風タイ料理の店。有楽町駅から徒歩すぐのJRの高架下で長年親しまれてきたが、区画整備のため9月に神田に移転。セットも単品も全品630円均一というリーズナブルな価格設定はそのままだ。『Aセット(カオマンガイ・セット)』は、野菜とスープでじっくりと煮込んだ鶏肉に味噌ダレ、野菜スープが付いて630円。ステンレス製の器や店の雰囲気、値段の安さがタイ気分を盛り上げてくれる。タイの地ビールも豊富で飲み会にも最適だ。
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浅草:タイ屋台メシ モンティ

浅草地下街にあるタイ屋台料理の店。ランチの『カオマンガイ』(780円)は、大盛りのジャスミンライスに厚めに切られた鶏肉がたっぷりで、ボリューム満点。揚げ鶏を使った『カオマンガイトー』(780円)も人気だ。辛い味噌タレは、食べ進めながら調整してかけるのがおすすめ。店内にはタイ国王の写真が飾られ、タイ文字のメニューやプラスチックの椅子、テーブルの小物に至るまでタイそのままの雰囲気も美味しさを引き立てる。常に行列が絶えない人気店なので、早めの来店が必須。
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湯島:トンカーオ

タイ人女性2人で営む路地裏の小さなタイ料理店。ランチは毎日4種類の日替わりで、仕込みや専用のご飯を炊き上げることが必要とされる『カオマンガイ』(750円。スープ、サラダ付き)が食べられるのは火曜日のみ。鶏肉の柔らかさやご飯の水加減など、日本人の好みを考えて丁寧に作られており、手間暇をかけてもカオマンガイを提供したいという心意気が感じられる。ピリ辛ダレは事前にかけてくれるので自分で味を調整したい場合は、別添えにしてもらおう。
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浅草橋:パヤオ

スタッフはすべてタイ人。店の厨房やホールでもタイ語が飛び交う下町のタイ料理レストランだ。ランチのコストパフォーマンスが高く、『カオマンガイセット』(750円)は、カオマンガイにスープ、デザートまで付く充実した内容。ボリューム満点のカオマンガイは、鶏ガラスープで炊いたジャスミンライスに柔らかな鶏肉が全体を覆い、パクチーもたっぷりとトッピング。タレの辛さは控えめ。辛いのが好みな人はリクエストも受け付けてくれる。
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学芸大学:タイカフェ ピーマイ

2013年に学芸大学にオープンした小さくてかわいいタイ料理店。ランチの『カオマンガイ』(850円)は、絶妙な炊き加減のジャスミンライスに、弾力のある鶏肉が美しく盛られている。ニンニクがしっかりと効いたピリ辛タレで味のコントラストが楽しめる。ランチにはヤムウンセンなどの小鉢に、野菜スープが付いてくるのもうれしい心遣い。ハーフ&ハーフで頼める便利なメニューや、テイクアウトの弁当も用意している。
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表参道:ガパオ食堂

鶏肉とライス、それぞれ別々でも食べられるほど個性的な『カオマンガイ』1280円が楽しめる。特に鶏のダシ汁にニンニクとショウガをたっぷりと加えて炊いたハーブライスは、食べた瞬間にハーブの香りが口いっぱいに広がる程のインパクト。スパイスを駆使した特性タレを厚切りチキンとライスにかけて、いくつものハーモニーが楽しめる。開放的なテラス席やアジアンテイストでまとまられたインテリアなど、かわいい店の雰囲気も魅力。
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テキスト 河辺さや香
テキスト 美濃羽佐智子
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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