2014年03月06日 (木) 掲載
ウルフギャングステーキを筆頭に、このところステーキレストランのオープンが相次いでいるが、興味深いのが、これまで少なかった「エイジングビーフ」などを謳った、欧米スタイルのステーキが食べられる店の存在。2013年の輸入牛肉の規制緩和などの影響もあってかファミリーレストランなどでも目にするようになった。ここではニューオープンの店舗を中心にタイムアウト東京が注目する美味しいステーキが食べられる店10軒を紹介。鉄板焼きで高級霜降り肉も最高だが、がっつり肉を頬張りたい!という時に参考にして欲しい。
いわゆるステーキではないが、プライムリブ専門店、ロウリーズの移転オープンには触れておきたい。2001年以来営業を続けていた赤坂から恵比寿ガーデンプレイスに場所を移し、従来のラグジュアリーな雰囲気から煉瓦や古木を使用したカジュアルな内装に一新。メニューも、目の前でカットしサーブされるアメリカンビーフを使用したプライムリブはもちろん、ステーキもレギュラーメニューとして登場するという。
『ロウリーズ・ザ・プライムリブ 恵比寿ガーデンプレイス店』の詳しい情報はこちら
表参道の人気店、TWO ROOMS Grill|Barなどで知られるECNホールディングスによるステーキハウス&バーがアークヒルズにはオープン。クラシックアメリカンスタイルのステーキハウスに現代的なアレンジを加え、世界各地から厳選した食材を使用し、その美味しさを最大限に引き出したメニューが楽しめる。開放感溢れる店内にはバーも併設されているので、食事の前後もゆったりと過ごすことができるだろう。写真:『レンジャー ヴァレー フィレ』
『RUBY JACK'S Steakhouse & Bar』の詳しい情報はこちら
COREDO日本橋にあるThe Meat Lockerでは、北海道、十勝の豊かな自然の中育った『豊西牛』を一頭買いしており、ステーキはサーロイン、フィレ、などの他、日替わりで稀少部位も用意。『豊西牛サーロイン』(1/2 lb/3,980円)は余分な脂肪が無く、赤身の味の濃さがダイレクトに伝わる。塩、胡椒と一緒に供されるヘーゼルナッツ 、クミンシード、白ごまなどをブレンドしたミックススパイス、デュカは肉の個性を引き出す名脇役だ。
『The Meat Locker Cellar&Grill』の詳しい情報はこちら
オープン早々行列が絶えない人気店となった、いきなり!ステーキは、看板メニューのリブロースステーキが1グラム5円と格安。薄いと肉の旨味が逃げてしまうという理由で300グラム以上をレアで食べることを推奨している。赤身のさっぱりした肉なので、量が多くてもぺろりと食べられるだろう。
写真:『サーロインステーキ』(300グラム/1,800円)
『いきなり!ステーキ 銀座4丁目店』の詳しい情報はこちら
『いきなり!ステーキ 銀座6丁目店』の詳しい情報はこちら
銀座ファイブの地下レストランフロアにあるGINZA STEAK バルDAIGOは、通路に面したオープンな店舗で一人でも入りやすい。看板メニューの『リブアイロール』(300グラム/3,137円)は柔らかいが、肉々しさもあり濃厚な味わい。付け合わせに辛味の強い生玉ねぎが添えられているのもユニーク。こってりした肉の箸休めにぴったりだ。リブアイロールは売り切れてしまう事も多いので、早めの来店がおすすめ。
『GINZA STEAK バルDAIGO』の詳しい情報はこちら
アメリカの人気店ウルフギャングステーキが日本初上陸。使用する肉はアメリカ農務省(USDA)の格付けで最上級の品質と認定された「プライムグレード」の牛肉のみ。ここへ来たらやはり、サーロインとフィレを一度に楽しめる看板メニューのTボーン、『プライムステーキ』(写真は2人用/15,000円)を頼んで欲しい。芳醇な香り、さくさくと香ばしい表面、中から溢れる肉汁。アメリカのステーキの神髄を堪能して欲しい。
『ウルフギャングステーキ』の詳しい情報はこちら
麻布十番にあるグリルダイニング。栄養豊富な牧草地で18ヶ月放牧されたオーシャンビーフをはじめ、使用する肉はすべてニュージーランド産。『オーシャンビーフ リブアイ』(350グラム/3,800円)は、適度に脂がのり柔らかいが、肉の濃い味わいもしっかり。ソースはフルーティーなワインベースと、酸味の効いた醤油ベースの2種が添えられているが、どちらも肉の味を邪魔しない程よい存在感だ。
『WAKANUI』の詳しい情報はこちら
中目黒のうしごろバンビーナ・カルボーネは、西麻布の人気店焼肉 うしごろと同様、国産A5黒毛和牛のメスの処女牛を使用。『バンビーナ"ロック”ステーキ』(200グラム/3,000円)は、まさに「岩」のような四角い塊肉の表面を網の上で豪快に焼き上げる逸品。脂の旨味が感じられる『シンシン』と、赤みがしっかりと味わえる『うちもも』の2種から選べるが、どちらも甲乙つけがたく、できれば両方味わってほしい。
『うしごろバンビーナ・カルボーネ』の詳しい情報はこちら
新宿新南口にある熟成肉が楽しめるビストロ。ドライエイジングにこだわった熟成肉メニュー『熟成アンガス牛肩ロース 150グラム』は、繊維質ながら噛みしめるとほのかな肉の甘みが口の中に広がる。添えられたオニオンマスタードソースの酸味も手伝いいくらでも食べられそうなさっぱりとした一品。1,680円というリーズナブルな価格も魅力だ。豊富なビオワインと共に楽しみたい。
『ビストロ 熟肉』の詳しい情報はこちら
飯田橋のグリルド エイジング・ビーフでは、霜降りの和牛をエイジングで楽しめる。『厚切り 塊肉グリル』は稀少部位を含む様々な部位を200グラムから注文可能。種類が多く迷ってしまうが、好みを言えば店員がおすすめの部位を紹介してくれるし、入り口にあるショーケースで部位や熟成の状態を見て、気になるものを注文してみるのも楽しいだろう。おすすめは赤身ながら、噛み締めると脂の甘みが広がる『ナカニク』(200グラム/2,100円)。
『グリルド エイジング・ビーフ 飯田橋本店』の詳しい情報はこちら
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