2010年12月01日 (水) 掲載
文化の発信地として、著名人・文化人からも愛されている街・下北沢。駅前近くには建物が密集しており、古くから続く商店街や、新しく入り込んでくる若者文化など新旧織り交ざる地域となっているが、この街には“別の顔”がある。小さな街でありながら、なぜか広島焼きの店がひしめき合っている激戦区なのだ。そんな激戦区に、12月1日(水)、つんくプロデュースの『かりふわ堂』がグランドオープンした。ここでは、ますます加熱する広島焼きの店、5店舗を紹介したい。下北沢に降りた際には、ぜひ立ち寄ってほしい。
つんくがプロデュースする無添加お好み茶屋『かりふわ堂』が、新宿店、六本木店に続き、12月1日(水)、下北沢本店をオープンした。店舗は、下北沢駅西口を出て北に真っ直ぐ、5分ほど歩いたあたり。同店の特徴は、つんくの提案により、無添加食材を使用していること。メニューも豊富で、お好み焼きのほか、とん平焼き、ねぎ焼き、鉄板焼きなども揃う。
広島焼きは、おたふく焼として提供されている。生地、そば、ソース、全てのバランスが絶妙で、上品な仕上がりで味わい深い。ほぼ満点といいたいところだが、持ち帰りのためねぎの青臭さが強くなってしまった点が残念だ。繊細な風味を損なわないため、ぜひ別盛りにしてほしい。ピリっとしたスパイスの風味も、よりいっそう香ばしくなるはずだ。うまい、安い、安全にこだわったというだけあり、コストパフォーマンスがよく、使い勝手のいい店といえる。
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下北沢南口を出てすぐ、本多劇場のそばにある。ビルの2階に大きく店名が書かれているので、目印にしてほしい。同店では、お好み焼き、鉄板焼きなどのほか、つけ麺も提供している。広島お好み焼きの最大の特徴は、そばが細めんであること。細めのちぢれ麺が、濃厚で甘辛なソースとあえられている。キャベツはシャキシャキとして歯ごたえがあり、新鮮で甘い。長ネギとカツオの風味がアクセントになっている。
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下北沢駅南口を出て、南へ真っ直ぐ下っていくとほどなく左手に見えてくる。関西風お好み焼、特製太焼きそば、明石焼、鉄板焼きなどを提供している。そば入りお好み焼(広島焼)は、見た目の印象とは違い、さっぱりとした仕上がりだ。麺は太麺で食べ応えがあるが、ソースが薄めでさっぱりとしているため、飽きがこない。キャベツは柔らかく、マヨネーズの味がアクセントになっている。
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下北沢駅を出て5分ほどの場所にある。お好み焼き、焼きそばには、それぞれ広島ネギやカキなどのトッピングがあり、このほか、鉄板焼きや、広島ネギポン酢やおつまみイカ天などの一品料理も提供している。広島お好み焼きは、麺にボリュームがあるのが特徴。麺料理であるかのような大量の麺が、濃厚なソースと絡められている。野菜は少なめだが、トッピングのいか天がごろごろと入っているのがうれしい。
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下北沢駅南口を出て南へ坂を下り、やや開けた場所の一角にある。同店では伝統的なスタイルの広島焼きを提供している。いか一夜干、チーズかつそばめし、牛すじ・ネギ・とろ玉、デラックスなど、定番から変わったメニューまで揃う。注文したのはもち・チーズ。ソースは甘辛くジャンクな味わいで、もちが入っているためか麺は少なめ、ネギ油の風味がきいている。平日には、3人前を20分で完食すると無料になる、“炎のチャレンジ”も受け付けている。ギブアップの場合は、2340円となる。
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