2012年11月08日 (木) 掲載
顔、手、毛色など、パーツひとつとっても絵になる猫。その愛らしい姿をモチーフに作られたおやつは幅広く、お茶請けにも適う上品な最中から、特徴を捉えたあんぱんまでさまざまだ。人一倍猫好きであろう職人達が生み出したその菓子は、かわいいだけじゃない、味でもしっかりと楽しませてくれる。土産物に悩んだ時には、美味しさとユーモアをもたらしてくれる、猫おやつの存在を思い出してみて欲しい。
丸くなって眠る猫をモチーフにした最中の中には、アーモンドをあえたキャラメルが入っている。1箱に、白猫、青猫、薄紅猫、黒猫、紫猫と、それぞれフレーバーの違う5色の猫が収められている。小ぶりだがしっかり甘く、日本茶ともコーヒーとも相性が良さそうな、お茶請けに最適な一品だ。
月島駅近く、もんじゃ屋が立ち並ぶ商店街にある煎餅屋で売られているのは、猫の顔を象った煎餅だ。種類は醤油、ザラメ、にんにく、味噌、七味の5種類を用意している。小ぶりで固すぎない食感の煎餅は、子どもから年配の方まで食べやすく、かわいらしい見た目で手みやげにも喜ばれそう。ただし七味はしっかりと辛く、にんにくも香りが効いているので客人に出す際は注意を。
浅草・観音裏にある、古民家を改装した洋菓子店で販売されるの猫のサブレ。子どもの手のひらサイズほどある、甘さ控えめでぴりりとジンジャーが香るサブレを、桐の箱に収めた上品な一品だ。中に敷かれた鮮やかな和紙は、文庫本カバーになるという心遣いもニクい。
招き猫で有名な豪徳寺の駅近く、サクラベーカリー豪徳寺店で販売されているのが、その招き猫をモチーフにした人形焼だ。中にあんこが入った『ねこやき』のほかに、しっかりと食感を残したチョコレートを入れた『ねこチョコ』と、プレーンタイプの『ねこカステラ』がある。一口サイズの人形焼は、ひとつひとつパックに包まれており日持ちもする。
やわらかなスポンジでキャラメルバナナのカスタードクリームを包み、トラ猫の模様をイメージ。箱に収められた8個入り(¥1,050)、12個入り(¥1,550)のほか、自宅用にぴったりのお買い得パック 4個入り(¥500)も販売されている。ユニークに変身した東京の定番土産は、あえて東京に住む人へ贈りたい。
東新宿駅から徒歩5分ほど、住宅街の一角にあるパン屋の人気商品。猫の手をモチーフに、ぽってりとした見た目の『どん助のゴマあんぱん』と、先端までたっぷりチョコクリームが詰まった、ネーミングセンスが光る『コロネコ』。どちらも猫好きの心を打ち抜く愛らしい菓子パンだ。
経堂駅近くに店を構える和菓子屋で売られるのは、豪徳寺の招き猫を象った一口サイズの最中。ピンクは白あん、白はこしあん、茶色はつぶあんと3種類のあんがぎっしりと詰まっている。その縁起の良い見た目で、世田谷界隈では知られた銘菓となっている。
おそらく日本で一番有名な猫であろうハローキティと、日本で初めてクッキーを販売した老舗洋菓子店の泉屋がコラボレーション。レトロなデザインのキティ缶は、生地にチーズ、紅茶、オレンジを練り込んだ3種類を用意。それぞれにキティをプリントした特製クッキーも入っている。
オーストリアの老舗菓子ブランド『デメル(DEMEL)』が作る、猫の舌をモチーフにしたチョコレート。薄く口当たりの良いチョコレートが、愛らしい猫のイラストが描かれたパッケージに収められている。フレーバーは、『スウィート』、『ミルク』、『ヘーゼルナッツ』の3種類を用意。
国産小麦を100%使用したしっぽの種類は全部で14種類。一番人気の『とら』は、ココア生地にホワイトチョコチップを入れ、まるで茶トラの猫のような柄になっている。そのほか、中にキャラメルクリームの入った『きゃめる』や、きび糖をつかったシンプルな味のドーナツに、猫の足跡の焼き印を入れた『キキ』など、柄も味もさまざまに用意。値段は¥100〜¥130と手頃で、夕方には売り切れで早々に閉店という日もしばしば。
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