2010年10月13日 (水) 掲載
忙しい朝の食事といえば、手間をかけずにすむ手軽なものが多い。トーストやシリアル、フルーツ、粥や麺、ご飯に納豆など、人により様々だ。だがモーニングメニューでしのぎを削る名古屋の喫茶店には、風変わりなメニューがある。それが小倉トーストだ。厚めにスライスしたトーストに、バターかマーガリンを塗り、小豆あんをのせたもの。東京ではあまり目にすることはないが、名古屋の喫茶店には必ずある、素朴な味わいの人気メニューだ。和と洋の組み合わせに抵抗を感じる人もいるかもしれないが、甘みと塩味、そしてサクっとしたこの食感を、ぜひ一度味わってほしい。
淡路町駅、A3出口を出て神田川方面へ5分ほど、老舗そば店『かんだやぶそば』の向かいにある。店内に散りばめられた木彫りの装飾や、壁に飾られたステンドグラス、低いテーブルとソファなどの店構えが、古きよき時代を感じさせる喫茶店だ。小倉トースト、あんプレスは、バターをたっぷりと塗ったトーストで、つぶあんをサンド。カリっとした食感と、バターの塩分、つぶあんの甘さが絶妙なバランスで美味い。
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目白駅を出て、目白通りを渡りすぐの場所にある。昭和を感じさせる落ち着いた雰囲気の喫茶店だ。メニューは、コーヒーはもちろん、カレー、ピザ、サンドイッチなどのフードや、パフェ、クレープといったスイーツまで、幅広く提供している。ホットサンドのような小倉トーストは、絶妙な焼き上がりで、中にはつぶあんが入っている。バターはトーストの外側に少量。甘さ、塩加減ともにしつこくない。
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外苑前駅、3番出口のほど近くにある、コーヒーとおしるこが名物の喫茶店だ。ドリンクメニューのほか、ピザやサンドイッチなどのフードメニューも提供している。小倉トースト、あんトーストは、トーストに大粒の小豆、小倉あんがサンドされている。バターがたっぷりと塗られており、これぞ“名古屋の味”というオーソドックスなスタイルだ。同店は、日によっては早く閉まることもあるので、注意が必要。
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自由が丘駅を出て10分ほど、自由が丘スイーツフォレストの裏手側にある。大きく“甘味”と書かれた暖簾が目印。コーヒーなどのドリンクメニューのほか、オリジナルのケーキやスパゲティーなどを提供している。小倉トースト、あんぱんは、厚さ2センチほどのトーストにバターを塗り、その上に柔らかめなつぶあんをのせている。ふりかけられた抹茶がアクセントになっている。
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池袋駅西口を出て東京芸術劇場方面へ、10分ほどの場所にある。“昭和”をテーマにした喫茶店で、レトロなデザインの店内には、古時計やカメラ、ペナント、絵画、などが並ぶ。小倉トーストは、バターがたっぷりと塗られた厚めのトースト、そして別の皿に温かいつぶあんが添えられている。想像の範囲を出ることのない味だが、店内の雰囲気も合わせれば悪くはない。
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