2014年02月04日 (火) 掲載
日本の家庭料理の定番で、弁当やおせち料理になどにも欠かせない1品となっている玉子焼き。出身地、さらに言えば、家ごとに味付けが違う玉子焼きは、名称や調理法も挙げ出したらキリがないが、今回は、出汁のきいた江戸前と呼ばれる、甘めの玉子焼きに注目した。築地や人形町の名店などには、連日、多くの人が並ぶほどだ。ここでは、なかでも人気が高い名店、5店を紹介する。
築地・場外市場にある玉子焼専門店。寿司屋や高級料亭などにも納め、デパートでも販売している。たまごは
茨城県『都路(みやこじ)のたまご』を使用している。玉子焼きは、全体に出汁が染み渡っており、さっくりした歯ごたえ。甘さは控え目で上品な味わいだ。年末の分は早々に売り切れてしまうので、予約が必要。
(写真は『玉子焼き』1本 1,050円)
『つきぢ松露 本店』の詳しい情報はこちら
築地・場外市場にある玉子焼専門店。寿司屋や高級料亭などにも納め、デパートでも販売している。たまごは、千葉県産の赤玉たまご『地養卵』を使用。玉子焼きはふんわりとした焼き上がりで、一口かむとたまごの風味が、そして重厚な出汁と程よい甘みが口の中に広がる。
(写真は『つきじ野』1本 650円)
『大定 場外本店』の詳しい情報はこちら
人形町、甘酒横丁に店を構える老舗の地鶏専門店。鶏肉のほか、“秘伝だし巻き”の玉子焼を販売している。玉子焼きは、出汁がたっぷりと含まれており、口当たりは柔らかく、一口含めば甘さが広がる。
(写真は『玉子焼』1本 800円)
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人形町駅を出て3分ほどの場所にある、鶏肉の販売店。鳥料理屋だった頃の名残から、だし入り玉子焼きを販売している。玉子焼きは、外はしっかりとしているが、中は柔らでふんわりとした仕上がり。特徴は、たまごの甘み。出汁は控え目で、口の中にはたまごの風味が残る。
(写真は『玉子焼き』1本 700円)
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王子駅のほど近く、玉子焼き販売店。ルーツは1648年創業の料亭だが、現在は玉子焼きのみ販売している。玉子焼きは、ざっくりと溶いたたまごを何層にも重ねて仕上げている。築地などで売られている出汁の利いた味付けとは違い、ほんのりとした甘み、そして白身の味わいが特徴だ。
(写真は『厚焼玉子』 1折 1,260円)
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