吉祥寺『あまの』 揚萬念(あげまんねん)
2010年11月24日 (水) 掲載
土産物の定番といえば、やはりまんじゅうが頭に浮かぶ。そこが観光地であれば、小豆あんを小麦粉の皮で包み蒸しあげた“まんじゅう”を見ないことは、まずない。だが、まんじゅうにも様々な種類がある。焼まんじゅう、麩まんじゅう、水まんじゅう、そしてモミジまんじゅうなど。その中のひとつが、揚げまんじゅうだ。揚げることでサクっとした食感と、香ばしい風味が加わる。ここでは、東京で売られている様々な形の揚げまんじゅうを紹介する。近くに立ち寄った際は、ぜひ味わってほしい。
銀座4丁目交差点からすぐ、銀座コアの地下1階にある創業120年の和菓子屋。揚げまんじゅうは同店の名物のひとつだ。あっさりと上品に仕上げられたこしあんを小麦まんじゅうで包み、マカダミアナッツをまぶしてカラリと揚げている。サクっとした歯ごたえと、焦げ目のついた香ばしさが特徴だ。夕方には売り切れていることもあるので、注意が必要。
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末広町駅、4番口を出てすぐの場所にある、甘あげ饅頭の専門店。同店の甘あげ饅頭は、薄いアメのような皮のパリっとした食感と、生地のサクサク感が特徴。一口噛めば、黒糖や芋、黒ごまあんなど、それぞれの風味が広がる。かりんとう、きんとき芋、黒ごま、栗の4種類が販売されている。
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浅草、浅草寺へと続く仲見世商店街の最奥にある、あげまんじゅう専門店。店頭では実演販売を行っている。特徴は、天ぷらのような衣だ。こしあん、つぶあん、抹茶あん、いもあん、かぼちゃあん、さくらあん、カスタードクリーム、全部で7種類のあんが、色分けされた衣でつつまれている。食感もまさに天ぷら。あんはあっさりとした仕上がり。
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神田明神の鳥居前、参道脇にある揚げ菓子店。店頭には“揚げまんじゅう”と看板が立てられている。せんべいなどと一緒に並んでいる揚げまんじゅう、種類はこしあん、つぶあん、黒糖、芋あんの4つ。平べったい形状をしたまんじゅうを、さっと油にくぐらせたもので、しつこさはなくあっさりとした風味。だが、歯ごたえも香ばしさもなく、悪くはないが土産物の範囲を出てはいない。同店の近くには、甘酒で知られる天野屋がある。
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吉祥寺駅南口を出て5分ほどの場所にある和菓子屋。通年商品のほか、季節の菓子も販売している。揚げまんじゅう『揚萬念(あげまんねん)』は同店の名物。やや小ぶりではあるが、サクサクした食感の皮と、しっとりしたこしあんが油となじみ、絶妙な味わいだ。福山雅治が、NHK大河ドラマ龍馬伝の差し入れで使用したという。
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