2014年01月09日 (木) 掲載
東京駅で手に入る駅弁特集の第2弾。 前回の『東京駅、スタミナ駅弁10選』では肉系の弁当を紹介したが、今回は人気の海鮮系をセレクト。東京駅で駅弁を販売する3店舗、駅弁屋 祭、駅弁屋 踊、ニッポンの駅弁で扱う全国各地から集まった200種類近い商品の中から、歴史ある定番駅弁、ユニークな新商品まで、タイムアウト東京編集部が厳選した10品を紹介する。なお、商品によっては時期により手に入らないものもあるのでご了承を。
北海道の定番として根強い人気の『かきめし』。根室線厚岸駅の開業時から営業を続ける氏家待合所で作られている。じっくり煮込まれた牡蠣は甘めの味付けで、小ぶりだが食感が良い。牡蠣の煮汁とひじきを使用した炊き込みご飯には、つぶ貝やアサリ、シイタケなども盛られ、濃いめの懐かしい味わい。ファンが多いのも頷ける。(価格:980円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
海鮮系の駅弁としては東京駅トップの売り上げを誇る仙台の駅弁。たっぷりの三陸産の大粒いくらに、程よく脂ののった紅鮭を合わせた「海鮮親子丼」。米は宮城産のひとめぼれを使用している。いくらは甘めに味付けされ、紅鮭も濃いめでご飯が進む。(価格:1,000円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
東京の名物である「深川めし」をそのまま弁当にした商品。あさりをごぼうや油揚げとともに煮た深川煮は、生姜が効き爽やかな味わい。弁当ながらしっとりとした仕上がりだ。甘めのタレで味付けされた穴子とのバランスも良い。江戸っ子の粋が感じられる。(価格:850円)
販売店舗:駅弁屋 祭、駅弁屋 踊
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
『駅弁屋 踊』の詳しい情報はこちら
数ある押し寿司弁当の中でも、1913年と長い歴史を持つ『伝承 鯵の押寿司』は神奈川県のかながわ名産100選にも選ばれている名品。1尾から2切しか取れない身を使用し、伝統の合わせ酢で〆ている。鯵は酢がきりっと効き、さっぱりと食べられる。シンプルながら奥深い逸品だ。(価格:1,200円)
販売店舗:駅弁屋 祭、駅弁屋 踊、ニッポンの駅弁
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
『駅弁屋 踊』の詳しい情報はこちら
『ニッポンの駅弁』の詳しい情報はこちら
『海老千両ちらし』は、蓋を開けると玉子焼きが4枚のみというシンプルなビジュアル。しかし、玉子をめくると、中からうなぎの蒲焼、薄切り〆のこはだ、酢通しの蒸し海老、塩いかの一夜干しと4種の具材が現れる目にも楽しい一品。玉子は甘さを抑えた上品な味。ひとつひとつ丁寧に仕込まれた具材の他、すし飯の上に敷かれたおぼろ昆布など、随所にこだわりが光る逸品だ。(価格:1,200円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
100年以上の歴史を持つ『ますのすし』。大きめのわっぱは、竹棒でしっかりと閉じられ、雰囲気も十分。ふたを開ける前から期待が高まる。脂ののった鱒と、富山産の米を使用した酢飯は、緑が濃い国産笹にくるまれ、笹の香りが食欲をそそる。かなりボリュームがあるが、ぺろりと食べられそうだ。(価格:1,300円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
蟹を使用した弁当は人気が高く、種類も豊富だが、おすすめは番匠本店の『特撰かにめし』。細かいほぐし身ではなく、棒肉や肩肉、大振りな部位を使用、蟹みそも入り、蟹の魅力がしっかりと味わえる「特撰」の名に恥じない豪華さ。帆立煮や雲丹も添えられた欲張りな商品だ。(価格:1,380円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
『手押し焼き鯖寿し』の名の通り、ひとつひとつ手作りのため、シャリはふっくら。脂がのった肉厚な鯖は香ばしく、酢飯との相性も抜群。シャリとの間に入る生姜と甘く炊かれた椎茸もアクセントになり、福井県知事賞を受賞しているというのも納得の名作だ。(価格:1,000円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
『明石名物 ひっぱりだこ飯』は、明石海峡近海でとれた「明石だこ」を使用した炊き込みご飯。身の締まった真だこは柔らかく、穴子のしぐれ煮や、蛸天と呼ばれるさつま揚げも入り、小ぶりな見た目ながらしっかりとしたボリューム。明石の蛸漁で使用される蛸壺を模したオリジナルの容器もレトロなデザインで可愛らしくお土産としても喜ばれるだろう。(価格:980円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
機内で食べる空便としても販売されている『黒いかめし』は、一見普通のいかめしだが、中にはイカ墨で仕上げた真っ黒なご飯が詰まっている。独自の製法で炊き上げたというご飯は、濃厚な味わいで、ぶつ切りになったゲソのこりこりとした食感も楽しい。イカの煮付けも地元鳥取産の醤油を使用し、食感を残しながらも柔らかい仕上がりだ。(価格:500円)
販売店舗:駅弁屋 祭
『駅弁屋 祭』の詳しい情報はこちら
Copyright © 2014 Time Out Tokyo
コメント