2010年09月29日 (水) 掲載
気軽なテイクアウトグルメの定番といえば、たこ焼きやお好み焼きなど、関西では馴染み深い“粉モノ”が多い。だが、何もソースのかかった“味の濃い”ものだけではなく、あっさりとしたものもある。それが、兵庫県明石市の郷土料理“明石焼き”だ。明石市では“玉子焼き”と呼ばれているこの郷土料理は、卵、たこ、小麦粉で作られたふわふわの“黄色い玉”を、アツアツの出汁につけて食べるもの。東京で食べられる5店舗を選んだので、寒くなり始めたこの時期に“アツアツ”を食べてみてはいかがだろうか。
上野松坂屋南館、地下2階にある。アツアツのだし汁につけて食べる明石焼きのほか、お好み焼き、焼きそばなどを提供している。明石焼きは、生地にしっかりと味がついており、たこも大きめ。出汁は鰹の風味が強い。ふんわりとした食感に、しっかりとした味わい。まさに本場の味だ。薬味は、紅生姜、青葱が付いてくるので、飽きがくることもない。
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東京駅の1階、改札外のキッチンストリートにある。創業33年のお好み焼きの銘店。お好み焼きや焼きそばなどの定番メニューのほか、シェリー酒で香りづけしたオムソバなど、オリジナルのメニューも提供している。明石焼きは、生湯葉が入っており上品な仕上がりだ。出汁も控え目な味わいで、あっさりとしている。ふわっとした食感を楽しむ上品な一品。
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阿佐ヶ谷駅北口を出て左手すぐの場所にある。たこ焼き、明石焼きを提供しており、大阪に本店を構える。明石焼きは、生地にたこの味がしっかりと染みており、出汁とからめることでたこの味わいがより一層引き立つ。駅のそばでありながら、値段も安く、そして何より美味い。
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笹塚駅のほど近くにあるショッピングモール『笹塚ショッピングモール21』の2階に店を構える。明石焼きやお好み焼きを提供している。明石焼きは、生地が柔らかく、卵の甘みが強い。だが出汁につけることで、ほどよい甘みとなる。本場で愛されている素朴な味だ。
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松屋銀座を昭和通方面へ、メルキュールホテル銀座東京の程近くに位置する。店内はやや狭く、カウンター席の前には鉄板が広がる。明石焼き、大阪風お好み焼き、広島風お好み焼き、焼きそばなどの“粉モノ”のほか、肉類、海鮮、野菜などの鉄板焼きを提供している。明石焼きだが、生地の仕上がりは固く、油分が多い。出来損ないの玉子焼きを丸めた、といったところか。粉っぽく、たこも小さめ。値段も安いというほどではない。
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