東京で味わう、わらび餅5

神楽坂、巣鴨、中目黒、千歳船橋、日本橋で味わえる夏の和菓子

東京で味わう、わらび餅5選

梅花亭 黒糖わらび餅

8月に入り、夏の暑い盛りとなった。外へ出るのも気後れするほどだが、出るからには、せめて涼味を満喫したいところ。ここは風流に、夏の和菓子、わらび餅で涼味を感じるのはいかがだろうか。ここでは、東京で味わえるわらび餅を紹介する。尚、茗荷谷『一幸庵』は、この季節、わらび餅を提供していないので選外となった。

神楽坂『梅花亭 神楽坂本店』

1935年に創業した和菓子の店。国産の自然食材を無添加で仕上げている。店舗は小ぶりながらも、様々な和菓子がところ狭しと並べられており、にぎやかだ。鮎の天ぷら最中や有楽の月などの定番商品のほか、豆大福や黒糖わらび餅など季節の御菓子、生菓子などを提供している。わらび餅は、沖縄県波照間島の黒糖が練りこまれたもので、自然な甘さが特徴。弾力があり、さいの目に切られている。黒糖わらび餅(650円)。

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巣鴨『わらびもち もとこ』

巣鴨地蔵通り商店街の入り口にある。わらび餅は店の前の屋台で販売しており、定番の三温糖のほか、黒糖、抹茶、紫芋などの味がある。みずみずしいがもっちりとした食感があり、さっぱりとした後味。気さくな店主が味をみるようすすめてくるので、気にいったものを買うことができる。各種500円。月曜日はわらび餅の販売をしていないことが多いので、ウェブで確認を。

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中目黒『雅庵』

中目黒駅を降りて、山手通りを池尻方面へ10分ほど、住宅街の中にある。季節のお菓子、通年のお菓子のほか、上生菓子、特注菓子を扱う。こちらのわらび餅は柔らかさが特徴。1カットはやや大きめで、甘さがほんのりと口の中に残る程度。京都より取り寄せたきな粉がふんだんに使われている。700円。

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千歳船橋『東宮』

千歳船橋、南口を出てすぐの場所にある和菓子屋。レトロな店構えで、菓子が陳列されているショーケースが並ぶ店内には懐かしさを覚える。なかでも、わらび餅は人気商品のひとつ。弾力がありながらも、口の中でとろける、これぞわらび餅という味わいだ。和らび餅700円。

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日本橋『日本橋 長門』

東京・日本橋にある、江戸時代から続く老舗の和菓子屋。切羊かんや半生菓子、うぐいす餅など人気商品も多いが、やはりこの店を代表する菓子といえば、わらび餅だ。商品名はくずもちとなっているが、葛粉ではなく本わらび粉100%で作られている。きな粉の風味は控え目で、口当たりは柔らかいが歯ごたえがあり、ほんのりとした甘みが残る。夕方には売り切れていることが多いので、注意が必要。わらび粉 久寿もち850円。

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テキスト Takeshi Tojo
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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