東京、美味しい家系ラーメン 20

まこと家、わいず、侍、桂家、東京都内の美味なる家系

東京、美味しい家系ラーメン 20選

武蔵家

家系ラーメンといえば、新杉田にある吉村家(現在は横浜に移転)を発祥とする、こってりした豚骨醤油のスープに、中太のストレート麺、海苔、ほうれん草、チャーシューという基本のトッピングが特徴のラーメンである。そのほとんどの店で、スープの濃さ、麺の固さ、油の濃さを選べるのも特徴のひとつ。90年代後半に家系ラーメンのブームが起こって以来、その魅力にハマった人は数多く、吉村家を源流とする直系の店から、それを模倣した店まで、関東を中心に現在も数多くのラーメン店が存在している。その味はもはや定番化したとも言えるが、中毒性も高く、時折「家系」を食べたくなる衝動にかられる人も多いはず。
原点の味を追求する店、独自の進化をはかる店など、各店がしのぎを削っているが、ここでは店の系譜や出身は問わず、ラーメンハンターが選んだ、東京都内で「美味しい」家系ラーメンを食べられる20軒を紹介する。
※2015年5月25日に情報アップデート


青物横丁 まこと家


これぞ家系という味を堪能するなら、青物横丁のまこと家へ。濃度高めの醤油豚骨は味わい深く、少し塩気がきついものの、マイルドで旨味が凝縮した一杯が楽しめる。麺はぜひ固めで注文してみてほしい。ちょうどいいコシが味わえるだろう。本家出身の店主による美味なるこの店のラーメンは、クセになること請け合い。
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吉祥寺 洞くつ家


横浜六角家の系譜にあり、鶏ガラと豚骨を煮込んだ濃厚なスープが特徴的な洞くつ家。ぐっと濃厚な味わいはこの店ならでは。かなり濃厚なので、はじめてであれば、脂少なめで注文してみるとよい。キャベツとチャーシューを刻んで特製タレにつけこんだ『キャベチャー』をまず頼んで、ビールを啜りながらラーメンを待つのがおすすめだ。
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神田 わいず


昼時には行列もできる神田の人気店。定番メニューの『らーめん』(720円)は、豚骨醤油の濃厚スープと太めのちぢれ麺で提供している。麺もスープもボリュームたっぷりなので、男性でもきっと満足できるだろう。人気メニューには、『のり玉ラーメン』(940円)、『キャベ玉ラーメン』(940円)など種類も豊富。濃厚な味を堪能したくなったらぜひ。
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渋谷 侍


明治通り沿い、「横浜家系 侍」という緑の看板が目印の侍は、醤油の味が少し濃いめのスープが特徴。ジャンク感溢れるメニューの数々も魅力で、家系の定番に加えて、味は家系ながら、二郎のボリュームにインスパイアされたかのようなモヤシとチャーシューがたっぷり乗った『侍王』(780円)なども楽しめる。がっつり食べたい時にぜひ訪れたい。
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町田 横浜家系 町田商店


家系の本拠地、神奈川のすぐ近く、町田の地にあって神奈川に負けない家系ラーメンが食べられるのが町田商店。体育会系のスタッフたちの気合い満点のかけ声も気持ちがよく、きびきびした仕事ぶりも魅力のひとつ。ややあっさり目のスープと中太麺は相性抜群で、豊富な卓上の薬味とともに飽きることなく食べ進められるだろう。
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方南町 家系ラーメン 桂家


環七沿いの赤い看板が目印の桂家は、都内ナンバーワンの呼び声も高く、深夜でも店内の待ちが絶えない人気ぶり。その人気もうなずける一杯は、濃度の高い豚骨スープに、やや柔らかめの麺、肉厚で柔らかいチャーシュー(増量したくなるほど美味)にほうれん草、海苔からなり、完成度の高い独自の美味しさがきっちり表現されている。
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代々木 らすた


日吉にある『らすた』の支店が、代々木駅西口を出てすぐの場所にある。店名を冠した『らすた麺』は、豚骨醤油の家系ラーメンらしい風味で、スープは濃厚でコクがある割にすっきりとしている。どんぶりを覆うように乗せられている海苔とスープ、そして太めの麺を絡ませながら味わえば、多くの人が訪れる理由も分かるだろう。味が濃い目なので、白米を添えるのも悪くない。
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代々木 代々木商店


家系は好きだけど、どちらかというとマイルドな味わいが好みという人におすすめしたいのが代々木商店。濃いめの醤油豚骨だが、比較的あっさりした風味のスープが特徴で、大きめのチャーシューが3枚、海苔、ほうれん草、うずら卵に味玉が載った『代々木スペシャル』は、ボリューム満点で食べ応え抜群。卓上トッピングも豊富。
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八幡山 誠屋


豚骨の風味がきっちり効いたスープが特徴の誠屋は、独自の進化を深めた一杯が楽しめる。やや濃いめで注文すれば家系に近いスタイル、薄めで注文すれば豚骨を全面に味わうことができる。太麺と細麺を選択できるが、おすすめは太麺。深夜まで営業している甲州街道沿いの人気店のひとつ。
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経堂 せい家 経堂店


都内を中心に19店舗展開中のせい家だが、その本店が経堂にある。基本の『らーめん』はなんと500円という驚きの価格設定。シンプルな豚骨醤油味に、太麺、海苔、ほうれん草、チャーシューと家系ではお約束の顔ぶれが揃う。トッピングが全て乗った『せい家スペシャル』(980円)は贅沢な一杯でおすすめだ。
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新高円寺 あいはらや


新高円寺駅近く、五日市街道沿いのあいはらやでは、メインの家系ラーメン以外にも鶏ガラ中華そばや、味噌、つけ麺、曜日別のベジポタつけ麺など様々なメニューが楽しめる。なかでもおすすめは、72時間熟成の濃厚豚骨スープが楽しめる『ASP(あいはらやスペシャル)』(880円)。トッピングの辛ネギが味のアクセントとなっており、非常に美味。
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立川 つばさ家


濃厚こってりが好きという人には、立川のつばさ家をおすすめしたい。ゲンコツ、背骨、鶏ガラを一日かけて煮込み、じっくりと風味を抽出したスープは、こってりした飲み口だが深い甘みを感じさせる。家系の濃度とは少し違った動物系スープの魅力を堪能できるはず。おすすめは『全部のせ』(1,000円)。
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新桜台 五十三家


練馬東税務署向かいにある五十三家では、豚骨醤油と秘伝のタレをあわせた横浜家系らーめんを再現した一杯が味わえる。スープの濃度は高く、クリーミーだが、臭みはなく美味さが引き立っており、もちもちと弾力のある麺によく合う。家系をしっかり追求しながらも、独自の味が表現されていると言っていいだろう。
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大塚 円満家


横浜家系の六角家の店舗や、フランス料理店などで経験を重ねた店主が営む円満家では、醤油がやや濃いめで動物系の風味がきっちり出ているマイルドなスープが特徴。麺は中太のちぢれ麺で、むっちりした食感がたまらない。『ラーメン』(650円)のほか、がっつり麺の『G麺』(700円)などもおすすめ。
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吉祥寺 武蔵家


洞くつ家と並んで、吉祥寺を代表する家系ラーメンの武蔵家は、アトレ郵便局近くの中央線高架下に長年店を構えていたが(一時期は系列の定食屋、餃子屋を近所に構えていた)、2012年6月に公園口の丸井裏に移転。こってり濃厚な家系ラーメンを求めて、店内は学生から幅広い世代の客層で常に賑わっている。
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中野 二代目 武道家


超濃厚派におすすめしたい、中野の二代目 武道家では、パッと見ただけでその濃厚さが分かるほどのとろみのあるスープに鶏油が加わり、動物系の旨味がぐっと詰まったスープが特徴だ。このスープに負けない中太麺も食味がよく、トッピングの焦がしネギを加えると香ばしい風味が加わって絶品。満足度の高い一杯が楽しめる。
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自由が丘 魂心家


自由が丘という土地柄においては珍しい、家系ラーメンの魂心家は、威勢のいいスタッフの挨拶も気持ちがよく、女性でも気兼ねなく利用できる。クリーミーな豚骨醤油のスープは、どこか優しさのある風味で味わい深い。また、注文時にチャーシューを炙るかどうかを選ぶことができるのも嬉しいところ。
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新橋 八七三家


新橋のバスロータリー裏にある八七三家は、店の外まで漂う豚骨臭が目印だが、店内は清潔で好感度が高い。見た目も薄めのスープはマイルドな味わいで、油は浮いていてもくどさがない。『ラーメン並』(700円)や具がたっぷり乗った『八七三盛り』(850円)、『ネギチャーシュー丼』(300円)がおすすめ。
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【閉店】岩本町 ややや


品川にあるまこと家出身の店主が提供する、横浜家系のラーメンが神田エリアでも楽しめる。臭みが少なく、マイルドな飲み口のスープは見た目の薄さとは裏腹にしっかり旨味が凝縮されている。男性であれば、並では物足りないので中盛以上がおすすめ。店内は清潔感があり、女性でも気軽に立ち寄りやすい。
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木場 大黒家


木場駅から歩いて5分ほどのところにある大黒家は、豚骨がやや強め、とてもクリーミーだが後味がすっきりしたスープが特徴的。『ラーメン並』(630円)を基準に、100円プラスごとに中盛、大盛へと変更できる。酒を飲んだ後や、仕事帰りにふらりと立ち寄りたくなる庶民的な一杯が楽しめる。
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タイムアウト東京編集部
メンチャック
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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