東京、カレー30

タイ、欧風など日本のカレー編

東京、カレー30選

インドカレー編| タイ、日本のカレー編

タイ

タイ料理店のメニューの中のひとつとして提供する店が多いが、ココナッツや香草を使用したタイカレーは女性から人気も高い。マッサマンカレーが米国情報サイト『CNN Go』で「世界で最もおいしい50種類の食べ物」の1位に選ばれたことで注目も集まっている。


駒沢:タイカリーピキヌー



駒沢にある名店ピキヌーは、信濃町の名店メーヤウで修行を積んだ主人によるタイカレーの名店。それぞれ辛さが唐辛子マークで表記されているので、辛いのが苦手ならひとまず『グリーンカリー』(800円)を注文しよう。シャキシャキのキャベツと牛肉、パプリカやゆで卵など具だくさんで、サラサラと爽やかで洗練された味わいだ。卓上に置かれたナンプラーを米の上にひとかけすると、よりエスニックな味に。辛いのが好きな人は『激辛カリー』(900円)や『チキンカリー』(700円)がおすすめ。分かりにくい立地ながら客足が絶えないのも納得の味だ。

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北千住:ライカノ



北千住にあるライカノはリーズナブルにタイ料理が楽しめると人気。この店ではイスラム教徒のカレーと呼ばれるタイ発祥のマッサマンカレーが食べられる。この店のマッサマンカレーは鶏肉を使用した『ゲェーンマサマン・ガイ』(690円)と、牛肉を使用した『ゲェーンマサマン・ヌア』(690円)の二種類。ナツメグやカルダモンの入ったペーストを使用し、よく煮込んだ肉とゴロゴロと大きなじゃがいも、ピーナッツが入っており、こってりとまろやかな甘めの味付け。タイカレーが苦手な人にも是非トライしてほしいメニューだ。

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欧風など日本のカレー

ここからは我々にもっとも馴染み深いカレーを紹介。洋食文化の中で育まれた「欧風カレー」からローカルフードまで日本のカレー文化の多様さを感じてほしい。


荻窪:トマト



荻窪にある欧風カレー店の名店トマトは、夫婦が切り盛りする小さな店。この店のカレーは、スパイスを多く使用していて、シチューのようなコクを持つのが特徴。看板メニューは、スパイスが織りなす複雑な味の『和牛ジャワカレー』(1,890円)だ。これに多くの人がゴロゴロとした野菜の食感を楽しめる『季節の野菜』(440円)をトッピングする。平日の昼には、サービスでデザートが付く。カレーとしてはかなり高価だとは思うが、必ず満足できるだろう。行列必至なので、開店前から並ぶのが賢明だ。

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神保町:ボンディ



カレーの激戦区神保町において不動の地位を確立する元祖欧風カレー店。ボンディは、神田古書センタービル2階にあり、入り口は少々分かりにくいが、絶品カレーを求めて終日客足が絶えない。カレーは1,480円からと、少々高い価格設定かと思われるかもしれないが、じっくりと煮込まれた芳醇なカレーソースには、ゴロゴロと大きな具材が入り、ボリューム満点。食前に出されるじゃがいもはバターを塗ってそのまま食べても良いし、カレーと一緒に食べても良いだろう。写真:『ビーフカレー』(1,480円)

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泉岳寺:サンライン



高輪にある英国風カレー専門店、サンラインのメニューは『英国風カレー』1品のみ。医食同源をコンセプトに掲げており、香辛料の効果を最大限に発揮させるため、水は一切出さないというストイックな店だ。スープ状のカレーソースも、具がまったくないシンプルな見た目だが、たっぷりのスパイスや、牛肉、野菜独自の製法で臭いを消したニンニクなどで作ったものを裏ごししており、奥深い味わいだ。玄米はかなりたっぷりだが、カレーがかなり辛いので、水を飲まずに食べるにはちょうど良い量と言えるだろう。

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池尻大橋:ビストロ喜楽亭



池尻の洋食店、ビストロ喜楽亭のメニューの中心は、壷焼きスタイルで提供している名物の欧風カレーだ。カレーはブイヨン取りから始まり、毎日10時間以上じっくり煮込み、さらに一夜じっくり寝かせたものを用意。アツアツで味わえるようにと、ルーを壷に入れ提供している。そして濃厚な欧風カレーに合わせるトッピングは、野菜、チキン、ビーフ、フルーツ、生ソーセージ、白身魚フライ、牛フィレステーキなどバリエーション豊富。迷ったときは、洋食屋らしく『ハンバーグかれー』(1,365円)をチョイスしよう。

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浅草橋:ストーン



カレーとチーズの相性の良さは語るまでもないが、浅草橋のストーンは、そのことを再確認させてくれる。名物の『焼きカレー』(800円)は、柄の付いた鍋に入ったドリアのようなビジュアル。カレーの上にはチーズが乗り、こんがりとついた焼き目は反則級に食欲をそそる。米を包み込むほどたっぷりとかかったカレーソースは、誰もが好きな懐かしい味わい。ほぼ生の状態の黄身を割れば、味がまろやかに変化し、最後まで飽きずに楽しめるだろう。

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宝町:3丁目のカレー屋さん



シーフードカレーが食べたくなったら、宝町にある3丁目のカレー屋さんを訪れよう。年代物の音響機器から流れるレコードの音に耳を傾け待っていると、土鍋に入った『シーフードカレー』(1,700円)が、ぐつぐつと音を立てて運ばれてくる、大きな帆立や海老、イカなどがごろっと入ったなんとも贅沢なメニュー。ルーはスープのようにさらりとしているが、口に入れると濃厚な魚介のエキスとスパイスが押し寄せ、固めに炊き上げられた米はあっという間になくなってしまう。辛さは3段階から選べるが、初めてなら中辛を選ぼう。

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銀座:牡蠣料理 銀座 楸



美味しいカレーは専門店でなくても食べられる。銀座にある牡蠣料理専門店、楸はランチタイムに提供しているカレーが大人気。人気の『ステーキカレー』(1,100円)は、やわらかく焼き上げられた牛ロースステーキにくわえ、小ぶりながら、肉厚な牡蠣のソテーものっている。真っ黒なルーは、米をコーティングするほどさらりとしており、ほんのり苦みを感じる濃厚かつ深い味わい。しっかりと主張がありながら、ソースのように具材を引き立てている。

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神保町:共栄堂



1924年(大正13年)創業の、神保町でも歴史のあるカレー専門店『共栄堂』は、「スマトラカレー」にこだわる店。昼時ともなれば、行列が絶えない人気店だ。一見すると濃厚そうな黒褐色のカレーは、口当たりがさらりと軽やか。一口含んだだけで、スパイスの香りが口中にぶわっと広がり、ほろ苦い後味がクセになる。ポーク、ビーフ、チキンなど数種類のメニューが揃うが、中でもほろりと崩れる柔らかな『タンカレー』は絶品。辛さというよりは、スパイスの風味を味わいたい人には是非おすすめしたい店だ。

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吉祥寺:まめ蔵



カレーの名店が多く集まる吉祥寺の中でも高い人気を誇るのが、まめ蔵。辛さを抑えながら、スパイスの香りが立ったカレーは万人に愛される味。辛いのが好みであれば、卓上の辛味七味と香味七味で調節して食べよう。肉がごろごろ入った『ちきんカレー』『びーふカレー』プチトマト、なす、獅子唐と彩り鮮やかな『やさいカレー』など人気は分かれるが、数種類の豆の食感が楽しい『豆まめトッピング』(100円)は多くの人が頼む人気トッピングだ。写真:『ポークカレー』(930円)

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町田:アサノ



日本のカレーを語る上でカツカレーは欠かすことのできない存在だ。町田のアサノは、カウンター7席と小さいが、連日行列ができる人気店。多くの客が頼むのが看板メニューの『リッチなカツカレー』(1,450円)。かつには、神奈川県のブランド豚『高座豚』を使用しており、薄めだが豚の旨味をしっかりと感じることができる。カレーソースは、さらっとしていながら、濃厚で、スパイスの香りも良い。具材もにんじん、じゃがいも、インゲン、豚肉が主張しすぎることなく共存しており、非の打ち所がない。

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神保町:キッチン南海



カツカレー部門ではもう一軒、神保町の定食屋、キッチン南海も紹介させてほしい。当初カレー専門店としてオープンしたこともあり、カレーは3日間かけ仕込むこだわりよう。具材がすべて溶け込んだ真っ黒なカレーソースは見た目以上に濃厚で、薄手で大きなとんかつの存在感にも負けていないパワフルな仕上がり。ボリュームがあるが、付け合わせのキャベツと一緒に頬張れば、あっという間に平らげてしまうはずだ。好みに応じて、卓上に置かれたソースやからしなどをつけて楽しむのも良いだろう。

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下北沢:Rojiura Curry SAMURAI. 下北沢店



下北沢のRojiura Curry SAMURAI.は、北海道発のスープカレーが食べられる店。化学調味料を使用せず、天然素材で作るブイヨンは、野菜、肉、和風スープを丸1日かけて仕込んだこだわりの味。『チキンと一日分の野菜20品目』(1,450円)は、ただ野菜がたっぷり乗るだけでなく、出汁で炊く、素揚げにするなど、それぞれの素材をいかす工夫がなされ、スープとしっかり調和している。スープをココナッツベースにしたり、辛さを変えたり、トッピングを加えたりと、自分好みにカスタマイズできるのも魅力だ。

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迷ったら・・・


田町:ホーカーズ



食べるカレーのジャンルに迷ったら芝浦のホーカーズへ。店主は世界中のカレーを食べ歩き、インドとタイで修行を積んだ筋金入りのカレーマニア。インドの『チキンカレー』、タイの『赤いカレー』、アイルランド、ダブリンの『ポークカレー』と各国のカレーを本格的に再現している。『ホーカーズディナー』(1,030円)は、好きなカレー2種類にナンと炒飯がセットになった、なんとも風変わりなメニュー。タイカレーをナンにつけたり、欧風カレーと炒飯を合わせるなど、ユニークなカレー体験ができるだろう。

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インドカレー編| タイ、日本のカレー編
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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