『金舌』 撮影:Shujiro
2010年06月08日 (火) 掲載
6月も半ばが近づき、日中に蒸し暑さを感じることも多くなってきた。都内では既にいくつかのビアガーデンがオープンするなど、街は本格的な夏の訪れを前に、少しずつ準備を始めている。梅雨が明ければすぐに夏、うだるような暑さがやってくる。体力を奪われがちなシーズンだが、ここはしっかりとスタミナをつけ、乗り切りたいところ。やはりスタミナをつける食べ物といえば、そのひとつには肉が上がるだろう。ひとくちに肉といっても様々なものが存在するが、せっかく外で食べるのであれば、鮮度や熟成度など、素材の良さにこだわりをもちたい。そのためここでは、刺し身や寿司、ユッケやたたきなど、最高の状態の肉を生で味わえる名店5選を紹介する。
赤坂見附駅、赤坂駅、溜池山王駅、の中心あたりにある。ここではやはり、店名にもなっている金舌を注文したい。2500円と少し値が張るものの、黒毛和牛の1本のタンから200グラムしか取れないタンを20日間熟成させた逸品。そのほかに、日本一のレバ刺し、藁焼きさがりのたたきなどもある。コースは焼牛コース(7500円)や金舌コース(1万1000円)とやや高めではあるが、料理長のおすすめセット(3800円)などもあるので、安心して注文できる。
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本郷三丁目駅から徒歩5分ほど、本郷通りをお茶の水の方向へと進み、りそな銀行を曲がってすぐの場所にある。和牛一頭買いだけあり、メニューは焼き肉店で出される一般的なものから、ハラミすじなどの希少すじ系部位、いちぼ、リブ芯などの厳選希少部位まで幅広く揃う。また生千枚刺、塩ユッケ刺、牛刺お造り、牛大トロあぶり寿司など、刺し身も豊富。シメにはやはり、しっかりとコシがある手打ち冷麺を注文したい。
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池袋駅北口から10分ほど、駅前の喧騒からは少し離れた場所にある。焼き肉店の一般的なメニューのほか、創作料理も豊富。そのためこの店では、並、上、特上に分かれたおまかせのコースのどれかを頼みたい。雲丹巻き、炙りの握りなどの刺し身盛合せに始まり、焼きしゃぶ、厚切りタン、野菜、ホルモンなどが順序良く出される。シメのメニューにはハンバーガーやガーリック炒飯など、こちらも個性的なものが揃う。
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中野南口を出て、線路沿いを高円寺方面へと10分ほど歩いた住宅街の中に佇む肉刺専門店。主に豚と鶏を扱う。肉は鮮度が良いため臭みもなく、レバ刺、たん刺、はらみたたき、ナンコツ刺、コブクロ刺、など種類も豊富。混雑することも多いので、電話で予約し、人気メニューは先に頼んでおきたい。土曜は仕入れの都合上、肉の刺し身はないので注意が必要。野菜メニューや国産ワインも豊富に取り揃えられている。店内は清潔感があり雰囲気もよく、店員は親切で、“古きよき生肉店”のような敷居の高さはない。
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新宿御苑前駅を出て徒歩5分ほどの場所にある牛ホルモン系の居酒屋。メニューにはガツ刺、牛タン刺、牛ハラミ刺と様々な刺し身が揃うが、ここで注文するならやはり刺し盛りだ。レバ、ハツ、チレ、ガツなどの刺し身の上には、コチュジャンをベースとした特製のタレがかかっている。また、牛タンヤキ、牛ハラミヤキ、牛シビレニラなどの焼きメニューも人気が高い。どちらも全体的に濃い味付けとなっているので、お酒との相性がいい。閉店が近づくと品切れになるメニューも多いので、電話予約の上、早い時間に訪れたい。
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