2013年06月03日 (月) 掲載
社長もスクール水着を着る時代である。先日、インタビューを紹介したアイドルグループ、でんぱ組.incが所属する株式会社モエ・ジャパンの代表取締役を務めるもふくちゃんこと福嶋麻衣子。高校を卒業後、東京藝術大学音楽学部に入学し、音楽エリート街道を進むも、アニソンとの出会いをきっかけに2次元の世界が交差する秋葉原に身を置くように。若干24歳で社長の座に就き、5年経った現在はアイドルプロデュースの他、ライブ&バー秋葉原ディアステージとDJバーMOGRAを経営、大手音楽会社と共同で音楽レーベルも手掛けている。まだインターネット黎明期だった学生時代、自らサーバーを立ち上げ、今でこそ主流のネット中継でのパフォーマンスを自宅から世界へ配信。かなりユニークな経歴ながら、その感性と手腕は、今の活躍を窺うに確かなものと思える。早くから一個人と世界の繋がりを意識し、今のアキバカルチャーを牽引する彼女に、女性がプロデュースするアイドル、「アキハバラ」の海外戦略、ジャパンカルチャーの行方について聞いた。
先日、福嶋さんがプロデュースされている秋葉原ディアステージにお邪魔したのですが、キャストとしてゲストを楽しませようとするスタッフの方達の意識の高さ、あと単純に、彼女達の見た目のかわいらしさに驚きました。
福嶋:ありがとうございます(笑)他の土地に比べて、秋葉原に集まる女の子達ってセルフプロデュース能力が高い子が多いんですよ。自分がこれがやりたいとか、表現をしたいっていうことを明確に持ってる子が集まって来るので、お互いが刺激になっているんだと思うんです。目立つ子が周りに多い上、常に人から見られるわけじゃないですか。シビアな話、ファンの人数がヴィジュアルひとつで一気に変わったりする。あと、チェキっていう、1枚500円で撮影できるポラロイドが秋葉原の名物土産としてあるんですけど、かわいい日はあからさまにチェキがすごく売れるとか(笑)そういうバロメーターみたいなものが表立って出てくるので、毎日出勤してると自分を磨かないとヤバイなっていうような、強迫観念みたいなものが湧いてくるんだと思います。
ディアステージで働いている方達は、将来アイドルやアーティストとして活躍していきたいと思っている子がほとんどなのでしょうか?
福嶋:8〜9割が表舞台で活躍したいっていう子で、あとは単純に秋葉原カルチャーがすごく好きで関わっていきたいっていう子達もいますね。アイドルのマネージメントや、クリエイターの仕事に興味のあるという子もいます。
先日、ディアステージのキャストでもあるでんぱ組.incにインタビューした際、もふくちゃんってどんな方ですか? という質問をメンバーにしまして。
福嶋:そんなインタビューが(笑)
そこでメンバーの相沢さんが、今夏、福嶋さんの念願でもあったパリのJAPAN EXPOに出演が決まって、自分達がもふくちゃんをパリへ連れていくんだという気持ちがある反面で、言ったことを実現するもふくちゃんの力がすごい、と答えてくれました。プロデューサーである福嶋さんとメンバーの独特な関係性を感じたのですが、プロデューサーという立場から、でんぱ組incにはどういった形で携わっているのですか?
福嶋:何もないところから立ち上げたユニットなので、すごく思い入れはあります。ディアステージをオープンしたのが2007年、でんぱ組.incは2008年にディアステージで初めてできたアイドルユニットなんですね。古川未鈴ちゃんっていう初期メンバーの女の子が、アイドルユニットがやりたいって、私にずっと相談して来ていたんです。私も作ったことがないからわかんないって言いながらも、2人で相談しながら一緒にやってみようかっていうところから手探りで始めて。初めて出したCDなんて、200枚をプリンターで刷って、カッターで切って作ったりとか、完全にDIYですよね。そういうレベルからスタートしてやって来た仲間なので、上司とかプロデューサーという立場より、私もプロデューサー1年生、向こうもアイドル1年生っていう感じで、お互いスタートを切ったので目線が近いんだと思いますね。あと、女性同士っていうことがすごく大きいと感じていて。女の子目線でアイドルを作ると言うか、それは結構珍しいことなんじゃないかなと思っています。
女性目線でアイドルをプロデュースするという点から考えて、他のアイドルとの違いは、たとえばどんな部分にあると思いますか?
福嶋:やっぱり「媚」ってあるじゃないですか、どうしても。いわゆる、女子の中で言われる「あいつ男子に媚びてんじゃねーよ」みたいな(笑)そういう媚みたいなのをアイドルの中に感じることが多くある中で、でんぱ組.incは等身大でいられると言うか。男性スタッフに気に入られないといけない、とかそういうプレッシャーもないですからね(笑)。アイドルなら歌詞も疑似恋愛の歌がほとんどだと思うんですけど、でんぱ組.incは疑似恋愛の歌がすごく少なくて、「俺たちで頑張って世界を変えてこうぜ!」みたいな、壮大な歌が多いんですよ(笑)。あとはファッションも、かなり女性目線が入っていると思います。男性の憧れ的な、水着だったり制服だったりはあまりないのですが、気鋭のデザイナーさんたちとの面白いコラボレーションだったり、ひとりひとりがまったく違う衣装を着てたりするんです。女の子が見てかわいいと思うものを作りたいといって常々考えているので、ヴィジュアル的なところもそういった女性目線が出ていると思いますね。
今から10年ほど前までは、必ずヒットチャートの1位にいるような女性アーティストがいたと思うのですが、最近はそういう人物がいない、カリスマ不在の時代ですよね。一方で、ここ数年はアイドルの活躍が著しい。アイドルという存在は、カリスマというポジションとは少し違うかと思うのですが、受け手にとってアイドルはどんな存在だと思われますか?
福嶋:私の世代だと、安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんのような、ディーバ的な唯一神の存在があったのですけど、その唯一神の時代から、今はアニミズムの時代に流れていると考えていて。インターネット文化が広まったことが大きく影響していると思っているのですが、若い人たちが自分しか知らない、自分達だけで盛り上がることのできる特定の狭いコミュニティに、彼らの神が存在したりする時代なんですよ。ニコニコ動画も、プロじゃないけど、そのユーザーの中から神が生まれるんです。今は、自分が共感できる身近な神様が受け入れられる時代で、それと現代のアイドル文化が、偶然にもすごく相性が良いんだと思います。たとえば、クラスの中で浜崎あゆみが好きじゃなかったらグループの中で浮くとか、昔はあったかもしれない。けど、今は自分はこれが好きなんだっていうものが、その子の自身のアイデンティティになる。今後もそういった、多様化だったり、小さなコミュニティから世界に発信される、アニミズム的なものが進んで行くと思うんですよ。でんぱ組.incのイメージがまさにそれで。最初はお客さんが8人もいなかったけど、そこの熱量がどこよりも熱かった。その熱がだんだん伝播して、いつの間にか大きな集合体になって世界へ飛び出していく。これからのスターや、それを生み出すシステムは、そういう形に変わっていくんじゃないかな。
今、でんぱ組.incが持つアニミズム的なところから世界へって仰っていたのですが、実際、ディアステージにお邪魔したときに一回通り過ぎてしまったんですね、ひとりで入る勇気がなくて。
福嶋:そうだったんですか(笑)
入り口がシャッターと分厚いカーテンで覆われていて、中が全く見えなくて。
福嶋:アキバで一番入りにくいって言われるんです(笑)
入ってしまえば何の問題もなかったんですけどね。あれは初めて来る人にはハードルが高いかなと思ったんですけど、こだわりみたいなものがあるんですか?
福嶋:ひとつは、シャッターがずっと閉まってる謎の倉庫みたいな店っていうのが、イメージにあったんですね。昔学生の頃、ニューヨークのブルックリンの倉庫街に遊びに行った時に、見た目はただの倉庫で、どこに入り口があるのかもわからないけど、そこを入ると、すごくかっこいいクラブになっていた場所に憧れて。もうひとつは、鎖国っていうのが頭にありました。鎖国って、外の情報が入って来ないから、どんどん「盛る」文化になっていくじゃないですか。鎖国をしていることで、その中で文化が異常な発展を遂げると思うんですよ。日本のちょんまげも、日本人以外がちょんまげなんか結ってない事実を知ったら、「え、ちょんまげ恥ずかしいじゃん!」ってみんななるじゃないですか(笑)。でも、外の事情を知らずにちょんまげをずっと続けていたっていうのは、文化としてすごく面白いと思うんですね。
日本の面白い文化って、鎖国してたが故に生まれたところがあると思うんですよ。余所のことを知らないと、内の事情が勝手にローカルで超先端的になっていく。それこそ、キャバ嬢の中でもペガサスミックス盛りっていうのが流行ったり、マリー・アントワネット時代髪型じゃないけど、とにかく頭を上に上にって、盛る文化みたいなものってあるじゃないですか。そういうものも、私は鎖国がキーワードだと思っていて。すごく狭いコミュニティーの中で熱量を上げて行こうと思うと、絶対面白いものが生まれるんですよ。だから初期の頃は、本当にアキバ文化が好きなギークだけで作った王国って感じでしたね。一見さんお断りじゃないですけど、もっと入りづらい店構えだったんですよ。選ばれしオタクしかこない!みたいな(笑)ディアステージにいるオタクはある意味洗練された部隊だった(笑)今は開店から5年も経って、変わらなくちゃいけない頃だなと思うのでちょっとずつ門は開けて行こうと思ってます。
でんぱ組.incは、イメージではディアステの中の出島なので、どんどん発展して行ってほしいっていう気持ちはありますね。ディアステージの戦略として、結果的に良かったなと思うのは、敷居を上げて、中にいる人達の熱量をとことん高めたこと。いかにカルチャーを濃く煮詰めるかってことを大切にしました。宣伝費も、今までほとんどかけたことないです。チラシ刷るだけで(笑)ずっとツイッターとか口コミだけでやってきたお店で。でもそのおかげで、ディアステージにしかないカルチャーっていうのがガラパゴス的にたくさんあるので、今後は世界に向けて、こんな面白い絶滅危惧種がいるよって伝えていけたらいいですね(笑)今はインターネットがあるので、多分どんなに鎖国してても、そこで面白いカルチャーさえ生まれればネットを通して世界に伝わると思っています。海外の方々でも、ディアステージから生まれたオタ芸をできる人とかがいるんですよ。そういうところでも、伝達の速さを凄く感じますね。
オタ芸もそうですが、サブカルチャーの多くは、特定の土地で発祥し広がっているように思うんですね。「オタク」「マンガ」という単語では世界に認知されれていますが、海外で「アキハバラ」が根付くと思われますか? 「ハラジュク」の文化の躍進は著しいものがありますよね。
福嶋:そこは本当に今後の課題ですね。やっぱり、海外の人達からすると、原宿と秋葉原のイメージの違いがわからない(笑)きゃりーぱみゅぱみゅが原宿で、アキバは何? みたいな。アキバのヴィジュアルのイメージが、海外ですごく薄いなって感じているんですよ。コスプレとかも、すごく海外で盛り上がっているんですけど、それがイコールアキバっていうわけでもないし。海外でも、アジアのオタク文化は日本にかなり近いんですよ。アイドルを応援する文化もある、アニメもリアルタイムで見てる。今やっているコンテンツをアジアはそのまま持っていくことができる。でも、ヨーロッパに関しては全く違う受け取られ方をするので、果たしてどの部分をピックアップして持っていくべきなのか。まさにその辺りは今、JAPAN EXPOを前に戦略として悩んでいるところです。でんぱ組.incの衣装デザインをしてくれてるデザイナーのMIKIO SAKABEさんとも、JAPAN EXPOに向けてファッション面からも何か面白いと思われる衣装を一緒に作ろうっていう話をしていたりもします。
日本の文化の海外進出と言うと、政府が打ち出している「クールジャパン戦略」がありますが、日本にいても海外を見回しても、私が見受けるに一個人まで届いているようには窺えないんですよね。カルチャーを促す当事者と、政策の指揮者が見ている「クール」に差がありすぎるのだろうと考えているのですが。
福嶋:やっぱり現状の体制では日本のコンテンツを売り出すことは難しいなと。 ある意味では諦めもつき、じゃあ、自分達でやろうと思って戻って来たというところなので。どんどん韓国に先を越されてしまうし。今は民間レベルでいくつかの企業がまとまって、海外で何かやろうよって形に持っていかないと難しいんじゃないかと思います。でんぱ組.incはその挑戦のひとつとして、今回はコンテンツの輸出ということになりますが、将来的にやりたいと考えているのは、海外を中心にコミュニティを生み出せるようなことですね。ディアステージの他に、うちでやっているmograというDJバーが秋葉原にあるんですが、そういう形態のお店のほうが、海外ではコミュニティとして機能しやすいんじゃないかと可能性を感じているんです。あとは、ドバイとかに行きたいなと思っていて、実は(笑)
ドバイは意外ですね。なぜ、ドバイなんですか?
福嶋:ドバイに、すごいお金持ちでオタクな方がいるって、まことしやかな噂があって(笑)石油マネーのパワー(笑)ドバイすごい! って思っていたら、ディアステージがドバイのメディアに取材を受けることになって。その取材陣に「ドバイにmogra作ったらどう思います?」って聞いたら、「ウェルカムだよ、早く来てくれ!」ってすごい熱いエールをいただいて、これはもうドバイだな、と。そういう意外性のある国がいいなと考えていますね。ヨーロッパにも行きたいなとは思うんですけど、特にフランスとかは、日本コンテンツのブームがある程度一段落している感じがするんですよね。そういう意味では、ドバイとかマカオとかカルチャーが根付いてない、しかも富裕層がいる土地っていうのを攻める方が賢そうだなって……あれ、なんかいきなりオイルマネーの話に(爆笑)いや、誰も目の付けてない土地でやりたいっていうのが、個人的な夢です(笑)
逆に、外から秋葉原に人を呼ぶことは可能だと思いますか?
福嶋:それが難しいっていう話はよく聞きます。アメリカも、まだまだ難しそう。アジアだったらまだいけるんじゃないかとは思えるんですけど……。シンガポールや台湾とか親和性のある国で、小規模だったら。でも、ヨーロッパはソフトウェアの輸出っていう面だけしかできなそうだなと思っていて……ハードウェアの輸出が本当に難しい。ハードの輸出を考えた時に、さっき言ったようなドバイとかイレギュラーな場所に居を構えて、そこでブランディングをして、コンテンツをヨーロッパに流通していく方式が良いのかと思っていますね。でもそれこそ、ロボットレストランをヨーロッパにそのまま持って行ったとして、お客さんが入ると思います?
入らないと思います。
福嶋:ですよね。だから、ディアステとかmograも、そのままやっちゃうと絶対違うんだろうなと思って。その土地の文化にそぐわないと駄目じゃないですか。長い目で見て、海外戦略はやっていきたいなともちろん思っています。アキバの今ある文化は、意外とどの世界にも通じる面白さがまだ眠ってると思うので、その原点を薄めないで上手く海外に輸出することができたら良いなと考えていて。まだ夢物語なんですけどね(笑)でも、5年間ずっとJAPAN EXPOに出たいって言い続けてたら叶ったから……。
スタートして5年は早いですよね。
福嶋:自分でも本当に信じられないんですけどね。ああ、言霊って本当にあるんだなって。嬉しいですね。
ご自身で『MEME TOKYO』というレコードレーベルもトイズファクトリーさんと主宰されていらっしゃいますが、福嶋さんが考える今の音楽ビジネスっていうのはどういうものなのでしょうか?
福嶋:今、CDが売れてるのってもう日本だけなんですよ。だから、CDという媒体だけにこだわってしまうと、今後は尻すぼみになってしまうのかなとは感じています。トイズファクトリーとレーベルを立ち上げる時に、ひとつの音楽レーベルを超えた存在になるブランディングをして行こうって話をして。それこそ、ブランドで服を作るときもあるかもしれないし、ライブを主宰してやることもある。音楽のその周りにある環境を含めて、ビジネスとしてパッケージングして行きたいと考えたところに、、『MEME TOKYO』というレーベルがあります。
話が変わりますが、福嶋さんの著書や過去のインタビューとか拝見してると、ご自身の人生のターニングポイントで、とても日本人を意識されている発言が多いなと思いました。
福嶋:やっぱり1番大きかったのはアートを勉強したことだと思います。色々な作品を見る機会がある中で、そのアーティストのステイトメントを読むんですけど、皆、自分が何者かっていうことが根本にあるですよ。村上隆さんしかり、各国の有名なアーティストのステイトメントはすべて「自分は何故生きているのか、何故ここにいるのか、何故この作品を作るのか」ということが明確にあって。それを見た時に自分自身を振り返るというか。私は東京に生まれて、この場所でこういう勉強を今までしてきた。で、その自分ができることってなんだろうって思った時に、唯一これだって思うんですよ。自分の玉ですよね。アートに興味がある、アイドルが好きで日本人。そういう自分の玉を揃えていくと、必然的に今の仕事になった。今、自分が会社をやっていることも、人生の中のひとつのアート作品だと思う気持ちが大きいです。自分が日本の歴史に残るカルチャーを作るために何ができるのかっていうのは、10代の時からずっと考えてきたことだから。ひとりでやたらでかいこと考えてるだけで、やってることは小さいんですけど(笑)
なるほど。では、拠点にされている秋葉原では今、何が流行しているのでしょうか。最新のトレンドを教えていただけますか?
福嶋:今までずっと、秋葉原=メイドっていうイメージがあったかと思うんですけど、この2、3年でメイドの街から一気にアイドルの街に変化してきています。大体、アキバって5年ターンで変わるんですよ。2006年がメイドのピークで、そこから5年経った2011年くらいからアイドルの5年が始まったと思います。アイドルの店がすごい勢いで増えて、それが1番の大きな変化といえば変化かな。今後も、アイドルの店はどんどん増えていくと思いますよ。2017年くらいまではアイドルの時代。
まだしばらくアイドル旋風は続くと言うことですね。
福嶋:そうですね。多分、インディーズの小くて面白いアイドルの店がこれからいっぱい出てくるんじゃないかと思ってます。
そんな中、福嶋さんのビジネスの進展はありますか。たとえば、新店舗の展開とか。
福嶋:新しいお店は作りたいと思っています。ただ、実は秋葉原に限らず、広い範囲で探したいなと今思っていて。(新宿)2丁目だったり、ゴールデン街に近いような雰囲気の、ちょっとディープな大人向けの店を出したいなって、個人的に(笑)。
アキバを出られるんですね?
福嶋:出るかもしれないですね……。その店は、土地とかあまり関係を持たない店にしたいなと思っていて。ずっとやりたいと思っているのは、スナックですね。面白いなと思っていて。
スナックは海外からすごく引きがありますよね。
福嶋:絶対ありますよね。「スナック麗子」みたいな、ママの名前が入ってるようなお店をすっごいやりたいと思って(笑)願わくば、スナックが10軒くらい詰まってるみたいな……
スナックビル(笑)
福嶋:そう、スナックビルみたいなのやりたいですね。一軒6畳ぐらいしかなくていいんですよ。超狭いんだけどそれぞれの部屋にママがいて、その地域で◯◯ストリートとか称したりして。そういうのができたらいいな(笑)
それこそ、ブルックリンの倉庫街に繋がりますよね。
福嶋:もしかして、これが海外出店のヒントかもしれないですね! 着物の日本人ママがいるスナック、いつか海外でやってみたいです。
福嶋麻衣子(もふくちゃん)プロフィール
萌え系ライブ&バー秋葉原ディアステージやアニソンDJバーMOGRAの運営、アイドルのプロデュース等を行う株式会社モエ・ジャパンの代表取締役社長。トイズファクトリーと共同で音楽レーベル『MEME TOKYO』を立ち上げ、今夏パリで開催される『JAPAN EXPO』にも出演し、人気上昇中のアイドルユニット、でんぱ組.incのプロデューサーを務める。
ブログ:アキバで働くスク水社長のアメブロ
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