きゃりーぱみゅぱみゅ:ロングインタビュー

日本が生んだ新しい原宿ガールが、PONPONPON!!

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きゃりーぱみゅぱみゅ:ロングインタビュー

今年はいろいろと大変なことがあった年だが、きゃりーぱみゅぱみゅにとってはそれなりに楽しい1年だったはずだ。変わったファッションセンスや“変顔”などで、すでにかなりの有名人になっている18歳のモデルであるこの“女の子”は、いまや原宿スタイルの象徴的な存在として、大きなチャンスを掴む準備も万端だ。

8月17日に彼女は初めてのミニアルバムでデビューを果たし、現在、日本のiTunesの売り上げNo.2になっているという。Perfumeやcapsuleのプロデュースで知られるエレクトロの神童、中田ヤスタカによってプロデュースされた『もしもし原宿』には、彼がこれまで作り上げてきた甘~い作品のエッセンスがたっぷりと入っている。もちろんその中には、Capsuleの名曲 『Jelly』のカバーも。

リリースに先立って登場した話題のPV『PONPONPON』には、踊るブラックベリーやサイケデリックな豚、フワフワ漂う脳みそや目玉など登場し、見ていると感覚がオーバーヒートしてしまう。さあ今度は、きゃりーぱみゅぱみゅの頭の中にでも入ってみようか…。

PVのアイデアは?

PVの監督さんとお話をさせていただいて、私がやりたいことをやらせていただいたんです。私は一輪車やホッピングが得意なんです。それと、目玉とかグロいモノ好きなんです。ただ怖いだけでなく、可愛いというか。そういったものを監督さんにお伝えして、映像の中で使っていただきました。


でき上がったPVを見て、どう思いましたか?

今はCGで色々と作れたりするので、面白いですね。カメハメ波を撃てたりとか。口から目玉が出たりとか、そういうのも出来るので。監督から「舌を出してくれ」って言われて、この人、何を言っているんだろうって思ってたんですが、最後CGで見たら、すごく面白くなっていて、びっくりしました。完成度が高くて。


海外の人が見るとどう思うでしょうか?

びっくりすると思いますよ。ツイッターでも海外の方のコメントも多いと思うんですけど、ブラジルの方とか、結構反応してくれて嬉しいです。みんな英語で書かれているので、和訳サイトでコピーして全部読んでいます。素敵だねとか、個性的とか色々書いてくれていました。世界23ヶ国同時配信なので、多くの人に知ってもらえたらと思います。


日本以外ではどの場所にファンが多いと思いますか?

この前LAに行ったとき、凄く可愛いファッションだね、とかいろんな外国の方に声をかけて頂いて嬉しかったです。また行ってみたいと思いました。


LAにはイベントか何かで?

パイレーツ・オブ・カリビアンの試写会のイベントで、ジョニー・デップに会いにいきました。ペネロペさんとか、雑誌の企画だったので「わー」って感じの写真を撮ったりとか。ジョニーさん意外と小柄だったんですよ。映画の中では大きく見えているので、どうやってるのか分かりませんが。ディズニーランドも行ってきました。子供たちも可愛くて。イッツ・ア・スモールワールドとかが特に好きですね。


ミニアルバムは、パフュームなどで世界的に知られている中田ヤスタカさんと作られていますが、どうでしたか?

もともと、中田さんの大ファンで、それでお話を頂いたときは、すっごいびっくりして。今でもびっくりしています。お話をいただいたときは信じられなくて、こうやってレコーディングも終わって形になったのを見ると嬉しいし、びっくりしています。


中田さんの第一印象はどうでした?

クールなイメージだったのですが、話してみたら凄く面白いユニークな方で。よくご飯の話をしていました。「あそこのトンカツうまい」とか「しゃぶしゃぶはうまいとか」。知識が豊富な方ですね。私はお野菜が苦手なので、お肉を一緒に食べに連れてってもらっています。


中田さんは凄くファッションを大事にしている人ですが、テイストは合いますか?

中田さんが私服で着ている服もすごく可愛いなって思いますね。私はすごく好きです。金髪だし、素敵だなって思いますね。


ファッション芸人として一緒にコンビを組んでも良いともいます?

いいや組めないです(笑)。中田さんが組んでくれないですよ(笑)。


中田さんが昔ファッションモデルのMEGさんをプロデュースしましたが、ある意味、共通点も感じますが、MEGさんについてはどう思いますか?

MEGさんも凄く素敵ですね。MEGさんはどちらかというと、YUKIさんと似た空気を持っていて、私もYUKIさんが大好きなので、MEGさんももちろんとても好きです。


あこがれの人はいますか?

グウェン・ステファニーと、クリスティーナ・アギレラと、ケイティ・ペリーが好きです。今はケイティが特に好きですね。海外のプロモーションビデオに影響を受けていて、グウェンが「スーパーカワイイ」って言っている『原宿ガール』って歌があって、それを見たときに「えー、やっぱり原宿ガールってスーパーカワイイし最強だよな」って思うようになって、それから原宿に通うようになったんです。そのとき既にモデルはやっていました。グウェンのおかげでお洒落の幅も広がりました。


『もしもし原宿』という名前はどのように?

中田さんたちと話していたときに、「海外の人でも知っている名前が良いよね」という話になって、例えば、「カワイイ」とか「コンニチワ」とか、いろいろ並べていったときに、「もしもし」ってタイトルをつけると、このインパクトのある顔にとっても意味不明で。だから逆に良いのではないかと。


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By 西村大助
By ジェイムズ・ハッドフィールド
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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