(C) Copyright Document Productions ltd.2009
2011年07月01日 (金) 掲載
監督:ダニー・オコナー
主演:アラン・マッギー、ノエル・ギャラガー、ボビー・ギレスピー
評価:
英国でもっとも素晴らしいインディペンデント・レコードレーベル(『ファクトリー』には悪いが)について、ありのままに描かれたドキュメンタリーが制作された。結果は予想通りの展開で、ボビー・ギレスピーやノエル・ギャラガーというロックの大物から、スーパースターのボーカルさえもが、クリエイションの過激なドラッグ行動と思慮に欠けた財政話を暴露、ポップ界の元小公子、アラン・マッギーも証言している。アップサイド・ダウンのような映画にとって唯一の問題となるのは、物語が大きすぎて時間枠に入りきれずに、過度の単純化や削除をもたらすことだ(フェルトが入る余地は本当になかったの?)。それに、珠玉のサイケデリックアルバム2枚ではなくて、しゃくにさわるポップヒット1曲からブー・ラドリーズを思い出さなくてはいけない?しかし、細かいことは置いといて、これは音楽神話の秀作であり、天才達の過去に相応しい賛辞に仕上がっている。
同映画は8月13日(土)、SUMMER SONIC(サマーソニック)にて上映される
Copyright © 2014 Time Out Tokyo
コメント