チェリー・ケバブで串を回転させているウズベキスタン出身のファルフードは、広告に一銭たりとも使う必要がない。店の前には絶えることにない行列がある。これこそ、この街で店を経営するのに必要なすべてだ。夕暮れ時になると、行列ができ始め、この行列がさらにお客を呼び寄せる。そして、ファルフードは、休むことなく肉を削ぎ切って提供する。このドネルケバブは、本場ウズベキスタンでは、人を集めることができないかもしれない。肉はごく一般的な牛かチキンで、比較的乾いたピタパンにはさまれる。ただ、上にかかるソースがかなりの辛口で、ほかの具材を一気にまとめ上げる。このソースが理由でこの店を選んだ。新宿駅から程近いという立地も手伝い、買い物で疲れた後の腹ごしらえとして重宝がられている。
肉:悪くないが、串からその場で削ぎ切られたものであってほしかった。暖めておくために炊飯器で保温されているのが残念。
ピタパン:小さめで乾燥気味。改良の余地有り。
野菜:千切りレタスとトマト少々。ごく一般的。
ソース:画期的ではないが、忘れられないほどのインパクトあり。
値段:500円だが、比較的小さめのボリューム。
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