六本木駅の1a出口を出て右。辺りが暗くなり始めても、このお店を見過ごすことはないだろう。小さなたたずまいであるが、暖かい雰囲気が感じられ、串に重ねられたお肉とペルシャ風の内装が通りから伺える。1年ほど前に、イラン出身のオーナーが、六本木という国際的なナイトシーンに目をつけてお店をオープンした。というのもヨーロッパでは飲んだ後の“〆”にドネルケバブを食べるのだ。お店に陽気な空気を持たせるために、ハイネケン(350円)も用意されている。しかし、ここでの一押しはチキンのドネルケバブだ。黄色いクミンでマリネされたここのチキンドネルは30メートル先からでもその香りを楽しむことができる。驚くほどにやわらかいピタパンは、しっとりしていて、このお店のもう一つの名物である。パブに飲みに行く前、もしくは飲んだ後に食べるのに最適な一品。近くに住んでいれば持ち帰りするのもいい。
肉:筋ばった肉はどこにもなし。
ピタパン:焼きたてで、驚くほどふっくら。
野菜:一般的なレタスの千切り。あまりオリジナリティーはない。
ソース:残念なことに練りゴマソースがない。ピリ辛なサウザンアイランドドレッシングは東京ではよく使われるソースである。
料金:500円。ボリュームもあるし、その価値はある。
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