東京、“持ち帰り”バインミー5

高田馬場、蒲田、幡ヶ谷、渋谷、北千住でベトナムのファーストフードを味わう

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東京、“持ち帰り”バインミー5選

代々木公園で開催される人気アジアンフェスのひとつ、ベトナムフェスティバル 2010が、9月18日(土)、19日(日)に開催されることが決まった。当日は、飲食店や雑貨などを扱う店などを中心に、60ブースが出店する。だが、10万人の来場者が予想される人気フェスだけに、やや気後れしている人も多いだろう。そこで一足先に、ベトナムの味を手軽に楽しんでみてはどうだろうか。

ここではベトナムで親しまれている朝食のひとつ、バインミーを紹介したい。かつて、フランスの植民地統治下にあったベトナムは、フランス文化の影響を強く受けている。このバインミーもそのひとつ。切り込みを入れたフランスパンに、レバーペーストなどのパテや肉、甘酢づけの野菜、パクチーなどを挟み、ニョクマムやスイートチリソースなどで味付けしたものだ。そんな庶民のファーストフードを持ち帰れる店、5店舗を紹介する。

高田馬場『バインミー・サンドイッチ』

バインミー 豚焼肉 500円

高田馬場駅の程近く、早稲田通りを入った路地に店を構える。看板商品のバインミーは、牛焼肉、豚焼肉、鶏焼肉、ベトナムハム&レバーペースト、海老アボカドの5種類。パンは堅め、甘酢につけた大根、人参は歯ごたえがあるサイズだ。豚焼肉、ベトナムハム&レバーペーストは早めに売り切れるので、電話で予約しておきたい。このほか、やや小さいサイズのミニバインミーも各種300円で販売している。

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代々木上原『カタネベーカリー』

代々木上原と幡ヶ谷の間に位置する人気のパン屋で、閑静な住宅街の一角にある。バゲットなどのハードなパンや砂糖がまぶされたペストリーなどをメインに扱うが、ランチタイムに向け、11時過ぎ頃から豚肉とツナ、2種類バインミーを提供している。パンは外が固く中は柔らかい。人気が高い店なので、電話で予約しておきたい。

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渋谷『ポットラック』

ポーク、チキン、エッグ、ベジタブルバインミー 580円

渋谷のセレクトショップ『OPENING CEREMONY』の地下1階にある。バンミ(バインミー)のほか、スキレットなど珍しい料理を取り扱う。バンミは甘めに仕上げた豚肉の入ったポーク、ごろごろと肉が入ったチキン、ベトナム風たまご焼きを挟んだエッグ、パプリカやナスの入ったベジタブルの4種類。パンは柔らかめだ。16時まではプラス300円でポテトフライとドリンクがついたセットメニューも提供している。

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蒲田『ミ・レイ』

蒲田駅から徒歩5分ほどの場所にある、予約なしでは入れないほどの人気店。生春巻き、揚げ春巻き、バインセオ、チェーなど人気メニューも多く、値段も手ごろだ。バインミーは焼き豚や魚などいくつか種類があり、ニョクマムとパクチーの香りが強く、本場の風味を感じられる。

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北千住『HANOI&HANOI』

バインミー ハム 750円

北千住駅から歩いて5分ほど、大きなマンションの横にある。店頭にあるベトナムの自転車タクシー・シクロが目印だ。店は懐かしさを感じさせる民家を改装、ベトナムの雑貨も販売している。バインミーはハム(750円)、チャーシュー(750円)、ローストビーフ(1000円)の3種類。パンは表面を焼いてあり、酢漬けの野菜、パクチー、きゅうりが挟んであり、正に素朴な家庭の味といえる。席数が少ないため、時間帯によっては入れないことも多いので気をつけたい。

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テキスト・撮影 Takeshi Tojo
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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