フジロック2010予習:見どころ1

巨大ステージ『グリーン』と『ホワイト』の見どころをチェック

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フジロック2010予習:見どころ1

宇宙大使☆スター

1997年の第1回以来、日本を代表する巨大野外フェスとして高い人気を誇り続けているフジロック・フェスティバル。2010年は7月30日(金)からの3日間、新潟県湯沢町・苗場スキー場で開催される。数多くのアーティストが出演するフジロックだが、そのなかから注目アクトを紹介したい。

4万人以上もの収容人数を誇るメイン会場が『グリーン・ステージ』だ。数々の伝説的なパフォーマンスが繰り広げられてきたそのステージは、訪れるものを圧倒するほどの巨大さ。今回もそのステージに相応しい豪華メンバーが揃うこととなった。
初日のトリを飾るのは、今年1月の武道館公演が語り草となっているミューズ。本国イギリスでは8万人収容のウェンブリー・スタジアムを一瞬のうちにソールドアウトさせるなど、ライブバンドとしてケタ外れの支持を得ているそのステージは必見だ。2日目のトリはブリティッシュ・ロック界の伝説、ロキシー・ミュージック。1970~80年代のロック史に残る作品を発表し続けてきた彼らだが、現在も永遠のカリスマ、ブライアン・フェリーを筆頭に現役バリバリだ。そして3日目のメインを飾るのは、今年7年ぶりの新作を発表したマッシヴ・アタック。フジロック出演は03年以来となるが、長い沈黙を破って再始動した彼らがどのようなステージを繰り広げてくれるのか、興味は尽きない。
グリーン・ステージにはまだまだ注目のアクトが登場する。デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)、ジョン・ポール・ジョーンズ(レッド・ツェッペリン)らによるゼム・クルックド・ヴァルチャーズ、トム・ヨーク(レディオヘッド)、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッ パーズ)らによるアトムス・フォー・ピースといったスーパーバンドはライブ自体貴重なものなので、見逃し厳禁。また、元クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのジョン・フォガティらベテラン勢、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやKEN YOKOYAMA、Superflyなどの日本勢にも注目したい。

グリーン・ステージに次ぐ規模を誇る『ホワイト・ステージ』は、1万5000人を収容する。こちらには、ニュー・アルバム発表直後で勢いづくチック・チック・チック、MGMTという注目アクトが登場。根強い人気を誇るベル・アンド・セバスチャンは3日目のトリを務める。ザ・クロマニヨンズ、SPECIAL OTHERS、RIDDIM SAUNTERといったお馴染みの日本人アーティストもラインアップされているほか、夏の苗場をしっとりとした歌声で包み込んでくれるであろうコリーヌ・ベイリー・レイも必見だ。さらに、現在話題を集めているのがザック・デ・ラ・ロッチャ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)とジョン・セオドア(元マーズ・ヴォルタ)によるワン・デイ・アズ・ア・ライオンがワールド・プレミア・ライブを行うこと。常にその動向が注目を集めているザックの現在を目に焼き付けておきたい。先頃行われた単独公演も絶賛されたジャガ・ジャジスト、カリスマ的人気を誇るイアン・ブラウンなどなど、ホワイト・ステージも見所盛りだくさんだ。

FUJI ROCK FESTIVAL '10

日程:2010年7月30日(金)、31日(土)、 8月1日(日)の3日間
場所:新潟県湯沢町 苗場スキー場(11ステージとアミューズメント多数)
時間:9時00分開場、11時00分開演、23時00分終演予定
出演:国内外約200アーティスト
料金:3日通し券3万9800円、1日券1万6800円、駐車券3000円(1日1台 / 2名より受付)、キャンプサイト券3000円(1名 / 開催期間中有効)
ウェブ:www.fujirockfestival.com/

テキスト 大石始
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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