麺屋武蔵 新宿本店
2013年07月29日 (月) 掲載
うだるような暑い日には、喉越しがよく、キリッと清涼感のある麺を無性に食べたくなるという人は少なくないだろう。そしてもちろん、夏といえば冷やし中華という人も多いはず。今回は、東京都内の人気店が提案する、冷やし中華の進化版としての「冷やしラーメン」をフィーチャー。新感覚のアイディアが詰まった冷たい麺の数々で、猛暑を乗り切ってみてはいかがだろう。
千里眼といえば、二郎インスパイア系の雄として行列が絶えない人気店だが、夏季限定の『冷やし中華』も非常にユニーク。山盛りの千切りダイコン、ニンジン、紫キャベツ、水菜などの野菜に、冷やし中華専用の太めの平打ち麺を合わせており、シャキシャキした食感とコシのある麺の組み合わせはクセになる。マヨネーズベースのタレをたっぷり絡めながら食べるこの冷やし中華は、まるでサラダのような不思議な一杯だ。柚子の風味が効いた鶏チャーシューも柔らかく美味。
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超濃厚な鶏ポタージュ塩味のつけ麺で知られる二丁目つけめんGACHIでは、夏限定の『冷ラーメンWhite』をぜひ。まるで豚骨を思わせるような白濁スープだが、一口含むとエスニックなグリーンカレー風味が広がる。鶏肉、味玉、山菜の天ぷらに紅ショウガというトッピングだが、グリーンカレーの風味に紅ショウガが意外なほどよく合う。
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パイナップルが主役の変り種ラーメンで知られるパパパパインでは、夏限定メニューとして超変り種『冷やしパイナップルラーメン』を提供している。冷たい塩味のスープに炭酸を合わせ、鶏肉、パイナップル、海苔、ネギ、ホウレン草を乗せたこの一杯は、あっさりした味わいにパイナップルの甘みと炭酸の刺激、胡椒のピリッとした風味がバランスよくまとまっている。ここでしか食べることのできない、まさにアイディア勝ちとも言うべき独創的な一杯だ。
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※2015年は冷やしつけ麺の販売なし(冷やし中華はあり)
世田谷の環七沿いにあるふくもりは、つけそばが人気のラーメン店だが、夏季限定の『枝豆の香る冷やし塩つけ麺』(昼夜限定各10杯)は、冷やし中華を意識した一杯。枝豆を練り込んだ麺は、特有の甘があり、柔らかい食感でガツガツ食べられる中太タイプ。塩ベースの冷たいつけダレは、同店特有の煮干し風味を残しつつ、唐辛子の辛さがほどよいアクセントなっており、夏向けの味だ。トッピングの柚子胡椒を途中で加えれば、さらに爽やかな風味になる。
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超濃厚な煮干し風味のラーメンで知られる、渋谷にある同店では、煮干しと辛味をブレンドした『冷し煮干辛味つけ麺』が夏限定で楽しめる。ホウレン草、ダイコンおろし、メンマ、モヤシ、海藻などのトッピングに、自家製ラー油をたっぷり効かせた煮干しスープは、ほんのりと中華風で美味。夏に食べたい、辛さの効いたスタミナ満点の一杯となっている。
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つけ麺で人気の市ヶ谷の庄のでは、常に限定メニューを提供しているが、夏メニューとして3種の『鶏醤油つけ麺』、『広島つけ麺』、『梅塩つけ麺』があり、その中でも『梅塩つけ麺』がおすすめだ。鶏肉、鰹節、ネギ、貝割れ、海苔などの具材に、梅とシソの風味が効いたソースがかかっており、スープの塩気と梅の酸味がちょうどいいバランスだ。夏にぴったりの爽快感を満たしてくれる一杯に仕上がっている。
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肉そば専門店として知られる住吉のけいすけでは、夏季限定で『ピリ辛冷し胡麻だれそば』が登場している。むっちりした食感の中太麺に、濃厚な胡麻だれ、冷しゃぶ、温泉卵とラー油を合わせており、どこか汁なし担々麺を彷彿とさせる濃厚な味わいだ。また、トッピングとして添えられるおろしショウガが同店ならではのアクセントとなっており、爽やかな辛さが楽しめる。
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麺屋武蔵の総本山、新宿本店が夏限定で提供している『武蔵夏ゆず冷やし麺』は、その創造性が秀逸。ゆず塩風味のスープに、味玉、トウモロコシ、キュウリ、枝豆、トマト、ネギ、カボス、鶏肉と、野菜中心の具材がたっぷりと載った、夏らしい爽やかな一杯。中太の縮れ麺はスープとの相性もよく、全体的に口当たりはさっぱりしているのに、塩味が効いた仕上がりできりっと締まっている。
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本枯節をサイフォンで抽出するスタイルで知られる春日の魚雷では、期間限定メニューとして『稲庭ザル中華』が登場。きっちりと冷水で締めた稲庭うどんは、昆布の風味を抽出した昆布水を張って供され、上に載った卵黄を絡めながら本枯節の効いた醤油だれベースのつけだれで食すというもの。薬味のネギ、シソ、梅肉、三つ葉、紫タマネギが爽やかなアクセントとなっており、非常に美味。
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『塩そば』で知られる麺屋宗が夏限定で提供している『冷やしつけ蕎麦』は、日本蕎麦に生卵と刻み海苔、つけ汁にねぎと白ゴマという極めてシンプルなトッピングだが、一般的な蕎麦つゆとは一味も二味も違う、旨みとコクのある味わいが特徴。麺と卵をかき混ぜることで、つけ汁との一体感と喉越しの良さが増すので、よくかき混ぜてから食べてほしい。つけ汁はベーシックな『醤油』と、ラー油が効いた『旨辛』の2種類から選べるが、夏バテ気味ならベーシックな醤油がおすすめ。
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