2012年12月19日 (水) 掲載
ザ・ストロークスのボーカルがクリスマスを子どもみたいに大はしゃぎするだなんて想像できただろうか。あまりにも待ち遠しすぎて25日まで待てないようだ。クリスマスが今日だったらいいのにと歌う、ガレージ・ロックのクリスマス讃歌。
ファンク音楽の父、ジェームスのクリスマスソング。サンタにゲトーに最初に行って「ジェームスから送られてきたと伝えろ」と命令する。けたたましいチューンには、JBが得られなかった子ども時代のクリスマスの思い出を、この曲を聴く子どもたちに持ってほしいという願いが込められているのだ。
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ロックンロールの王様による1948年のカントリー音楽のカバー。王者の風格がオリジナルにも追加されている。この曲自体にもたくさんのトリビュートが産まれたが、プレスリーの「ブルー・クリスマス」はクリスマスソングの決定版だ。
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ヒップホップのクリスマスクラシック。ランがサンタの財布についてラップすれば、DMCはニューヨーク市クイーンズ区ホリスの地元の祭りに我々を誘ってくれる。クリスマスにほっと一息ついて、雪だるまのようにクールにチリングしたければ、この曲をかけてみて。
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ティナがR&Bスタイルで唸り、歌い上げるクリスマス。フリースタイルの首ふりで祝う「ジングル・ベル」は必聴だ。
スフィアンのクリスマスは唯一無二だ。1996年に42曲入りアルバム「ソングス・フォー・クリスマス」をリリースしたが、今年リリーしたアルバム「シルバー&クリスマスシーズンには、自分より恵まれていない人たちのことを思い出そう。うなるようなこのピアノバラードが歌う、名ばかりの娼婦より不幸な存在はいるだろうか。クリスマスランチのムードが下がるかもしれないが、それでもトム・ウェイツの曲だから仕方ない。彼は陽気な曲は歌わない。
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ジャスティン・ビーバーからマイケル・ブーブレまで、誰もがカバーする一曲。だがマイケルと兄弟たちのバージョンがやはり一番グルーヴィで楽しい。それにこの曲を子どもとの交渉に使う親は多いので、子どもが歌っているのが一番かもしれない。
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クリスマス帰省の渋滞について歌う、主婦に大人気なハスキーボイスのクリス・リーによるラウンジーな一曲。いま聞いても新しく聞こえる。英国のヒットチャートでは2回チャート入りし(1988年に53位、2007年に33位)他にも、数年前にはノルウェイのチャート、トップ3に入った。年代と国境をとわずに、世界中で愛されるクリスマスソングだ。
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フランク・ローサーと妻が、パーティで歌った曲を、15年後の1959年にラット・パックのマーティンがレコードしたバージョン。歌詞に登場する女性は自分の意思でそこにいるのか、はたまた無理強いされているのかが物議をかもしたが、このバージョンでは、女性パートが合唱に変わっているので、ディーンはよけいな論争を避けたかったのかも。
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ジョニー・マークスはユダヤ人なのでクリスマスは祝わないものの、40年代と50年代に、長年にわたって愛されるクリスマスソングの傑作を作った。その中でも「赤鼻のトナカイ」や「きよしこの夜」やこの曲は知らない人はいないだろう。このバージョンは耳に優しいロックンロールのチューンで、13歳のブレンダ・リーが歌うとくれば、これ以上の説明はいらないだろう
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原文へ(Time Out London)
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