Jean-François Laporte and Cyril Hernandez at SuperDeluxe
2011年04月28日 (木) 掲載
1991年、東京初となる大型ライブ向け施設のオープンをきっかけして、今では4カ所(DuoMusicExchangeをいれれば5カ所)に跨がる“ShibuyaO帝国”が誕生した。グループの中には、1300人収容可能のO-Eastから、より親密度のあるO-CrestやO-Nestがある。特にO-Nestのラインナップはとてもユニークで、国内外のニッチなインディーアクトが集結する。上の階のバースペースは、大きなイベントの夜はセカンドステージにもなる。
ShibuyaO-NestでのNiceView
(信じられないが)日本初の立ち見ライブハウスと言われている。一度移転したが、30年にわたり新宿ロフトは健在だ。インディー、パンク、風変わりなロカビリー、そして目玉はオールナイトのギグだ。2011年4月は、移転後12周年を祝い、DMBQ、The Birthday、De De Mouseやその他の豪華なライブが開かれた。
曼荼羅の系列として生まれたこの場所は、立派な本家よりもキャパが増えた。2つのフロアに空間が広がり、静かめのイベントではステージを見下ろせるバルコニーにテーブルや椅子も置かれる。ラインナップは、フォーク、ジャズからタップダンスまで多岐に渡り、週末にはクラブイベントが開かれる。
地下にある箱のなかでは、東京のベストスペースといえるだろう。スーパーデラックスは、マルチジャンルのアートスペースでもあり、デザイナーたちに人気のトークイベント、『ぺちゃくちゃないと』の拠点でもある。音楽イベントは、インプロ、エレクトロニカやフリージャズがほとんどを占める。料理がおいしいことと、東京の地ビール『東京エール』が生で飲めることもプラスだ。
SuperDeluxeでのVeltz
ここは2つの異なるヴェニューだが、下北沢の箱について語るとき、両者はかかせない存在だ。スリーの“ラウンジ”エリア(もちろんソファ付き)がもう一方よりも少しばかり洗練された印象だが、両者とも東京のバンドシーンにおいては大人気だ。スリー、ベイスメントバーも参加する2011年6月26日開催のフェス『下北沢インディーファンクラブ』は要チェックだ。
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