GW2011ガイド

岡本太郎生誕100年展、都現美アニュアル、ヘンリー・ダーガー展、スパイク・ジョーンズ ほか

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GW2011ガイド

アート | クラブ | 映画 | 音楽 | そのほか

アート

『バイシクル・ストーリー』 ~ニューヨークで出会った5人の女の子~

4月30日(土)まで
タイムアウトカフェ&ダイナー
写真家のジェスパー・ヘインズはニューヨークをサイクリングしているときに彼の最新のエキシビジョンのためのモデル達を見つけた。アーティスティックな" ナンパ"という表現がぴったりなこのことについて、彼は、電話番号を渡して彼女たちの電話をただ待って、撮影の準備をしただけだと言う。「ありきたりな日常から離れて、臆することなくニューヨークの狂気の中に浸かっていった女の子達という感じに惹かれたんだ」とヘインズ。撮影された写真は、セクシーなエネルギーに満ち溢れている。

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写楽 [特別展]

5月1日(日)から
東京国立博物館
写楽の造形の魅力を解きほぐし、芸術的な特徴を明らかにすると同時に、写楽作品創造の源を探る展示。世界各国から集めた選りすぐりの写楽の版画によってその全貌を明らかにし、さらに同じ芝居の同じ役を題材とした他の画家の作品との比較により、写楽作品の独自性と魅力を現代に再提示する。

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Dirty, dirty! Sex, sex!

5月8日(日)
バー非常口
オノ・ヨーコや会田誠など国内外の15アーティストによる『sex』をコンセプトにした作品展示に加え、ライブやパフォーマンスも行われる“アート・ハプニング"イベント。

資料写真を見て、まず思ったのは、“S・E・X”という3文字からしか成り立たない言葉を表す様々な表現があることだ。皮のフェイスマスクひとつとってみても、フィレドリック・アランダは、亡霊の顔がねじれたようなマスクを表現した(写真下)。アランダは、性について離れ業的感覚で表現した作品『Group』(写真上)も担当した。あらゆる表現が試されている時代にあっても、“ショック”を受けるパワフルな作品だ。他には、女性の生殖系を子供が読むような飛び出る絵本で表現した ベアトリス・イングレシスの作品も面白い。『sex』には、あらゆるものを引き込む力があるようだ。

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生誕100年 岡本太郎展

5月8日(日)まで
東京国立近代美術館
20世紀後半の日本において、最も大衆的な人気を博した芸術家、岡本太郎の生誕100年を記念した展覧会。岡本の人生を象徴するような“対決”をキーワードに、彼が立ち向かった相手を、“きれい”という概念、“わび・さび”に代表される日本の伝統観、戦争や核の脅威など7つの章に分け、苦闘の中から生み出された絵画・彫刻・写真・デザインなど約130点の作品を紹介する。※会期中展示替えあり

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SICF12 -スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル-

5月2日(火)から
スパイラル(3階 スパイラルホール)
公募展形式のアートフェスティバル。様々なジャンルのクリエイター100組を選出し、来場者の投票によって決まるオーディエンス賞を始め、様々な賞が授与される。5月2、3日と、4、5日の2日ごとに出展クリエイターが変わるため、会期を通して楽しめる内容となっている。

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MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方

5月8日(日)まで
東京都現代美術館
1999年にスタートし、2011年の開催で11回目を迎えるグループ展シリーズ。主に、東京を中心にした新しい美術の成果を紹介する。今回は、日常的でシンプルな技法や素材、テーマを選択・継続することによって個々の作品世界を追求している作家に注目する。出品作家は、池内晶子、椛田ちひろ、木藤純子、関根直子、冨井大裕、八木良太の6人。

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ヘンリー・ダーガー展

5月15日(日)まで
ラフォーレ原宿(6階 ラフォーレミュージアム原宿)
自らの夢想を40年かけ物語にしたヘンリー・ダーガーの実人生と、その作品『非現実の王国で』を解き明かすことを試みる企画展、『ヘンリー・ダーガー展』が、ラフォーレミュージアム原宿にて開催される。

家族も友人もなく、天涯孤独に生きたヘンリー・ダーガー。彼はその侘しい実生活を棄て、自身が夢想した物語『非現実の王国で』の中で生き、そこで起った出来事を、生涯を賭して記録した。展示は、ダーガーの幼少期、興味を抱いていた事物から『非現実の王国で』の挿画64点、自叙伝と本邦初公開となる遺品6点の展示など、5つのセクションで構成されている。ヘンリー・ダーガーの虚実に迫る、貴重な機会といえる。

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THERE ARE MANY OF US - I'M HERE

5月15日(日)まで
DIESEL ART GALLERY
映像作家スパイク・ジョーンズが、2010年にサンダンス映画祭で発表した短編作品『I’m Here』をDVD+CD+BOOK形式でパッケージ化した『THERE ARE MANY OF US』の日本語版発売を記念した展覧会。

写真、スケッチ、映像の展示を通して、スパイクのイマジネーションに迫る他、ロボットデザイナーのソニー・ジェラシモウィック、ネズミの造形作家のメリル・スミス、主題歌のアスカ・マツミヤら、『I’m Here』に参加した注目のアーティストたちも紹介する。会場では、『THERE ARE MANY OF US』の他、限定Tシャツやトートバッグなどオリジナルグッズも販売される。

スパイクジョーンズへのインタビューはこちら

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シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―

5月15日(日)まで
国立新美術館
1924年、当時28歳の詩人アンドレ・ブルトンは、パリで「シュルレアリスム宣言」を発表、20世紀最大の芸術運動の口火を切った。シュルレアリスムは、偶然性、夢、幻想、神話、共同性などを鍵に、人間の無意識の世界の探求をおこない、日常的な現実を超えた新しい美と真実を発見し、生の変革を実現しようと試みるもので、瞬く間に世界中に広まる。そんなシュルレアリスムの影響は、たんに文学や絵画にとどまらず、広く文化全域に、そして広告や映画などの表現を通じて21世紀に生きる私たちの生活の細部に及んでいる。

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By タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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