2010年12月02日 (木) 掲載
三島由紀夫の生き方に感銘を受けた世界の巨匠、モーリス・ベジャールが振付けた『M』。日本を代表するコンテンポラリーダンサーである小林十市が、この舞台のために復活し、そして引退する。つまり、小林が踊るのを観られるのはこれが最後。“日本とは何か”が問われている昨今、“日本人”を追求し自ら命を絶った三島由紀夫、その姿を驚きと敬意を持って受け止め、表現したヨーロッパの振付家の作品を、“日本人の身体”を持ちながら世界中で絶賛されてきたダンサーが踊る舞台は見逃せない。
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ザッツ・エンターテインメントを体現する和央ようかのディナーショーで、クリスマス気分をゴージャスに盛り上げたい。ディナーショーは日本独特の文化だが、さながらラスベガスのショーといえる。宝塚歌劇団の伝説的トップスターのめくるめく世界に酔いしれ、「かっこいい!」と叫びながら味わう美味しいクリスマスディナーは、1年を頑張った自分へのご褒美となるはずだ。
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野村萬斎演出、出演の『まちがいの狂言』は、シェイクスピア喜劇を狂言に翻案したもの。野村萬斎の、眼光鋭く、美しく切れのある、主張の強い狂言は、「ああ、日本人でよかった、日本に住んでいてこんな舞台がみられて幸せだ」と思わせてくれる。
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不朽の名作、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を現代版にアレンジし、『ニコニコ動画』と連動したミュージカル。初ミュージカルで主役をつとめる元ライブドア社長、実業家の堀江貴文に合わせ、スクルージは、IT社長という設定だ。劇場で観るためのリアルチケットと、ネット配信で観るためのネットチケットが発売されるのは世界初で、堀江自身が「社会的意義のある作品」と語っている。
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『アラビア語小噺』などで知られる柳家花緑と、映画『しゃべれどもしゃべれども』の監修を担当し、古典落語の世界観を大切にするスタイルが評価され、数々の賞を受賞している古今亭菊志んの2人が、各二席ずつ出演する落語会。これからの落語界を担うと言われている2人が集うだけに、気合いの入った高座になること請け合いだ。
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