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騒がしい店外には「コーヒーのみ」という看板が掲げられている。この店は1948年以来、銀座のコーヒー好きを魅了し続けてきた。驚くことに創業時の店主である関口一郎が、いまだに切り盛りしている。そろそろ100歳にもなる店主。日々の雑務は若い者に任せている。一部の小うるさいカフェでは人目を気にするように小声で会話をし、秘密の暗号を知らなければ店にさえ入れてもらえないが(多少の脚色はあるものの全てがうそではない)、同じ真剣さでコーヒーと向き合っていても、カフェ・ド・ランブルは全く違う。我々が訪問したある平日の午後、店内は満員で、少し静かなものの居酒屋であるかのような賑わいだった。どのテーブルも先客がおり、カウンターに数席のみが空いていた。内装は1980年代初頭にリフォームされたように見える。なかには、リフォーム前より使われていたと思われる機材も。我々が訪問した中でも唯一、カウンター奥に洗濯機が置かれていた。布のフィルターでコーヒーを入れているため、それを洗うのだという。メニューはブレンドコーヒーから30年物の単一豆のコーヒーまでさまざまで、ビンテージ豆のコーヒーはかなりの数がそろえられている。英語のメニューまであり、その雰囲気からつい「普通ではないもの」を注文してしまう。結局、18年物のブラジル産バーボンを注文。これは紛れもなく情熱的であった。
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東京都中央区銀座8-10-15
アクセス
『新橋』駅 徒歩5分
東京メトロ銀座線、日比谷線、丸ノ内線『銀座』駅 徒歩5分
03-3571-1551
12時00分~22時00分/L.O.21時30分
(日曜日、祝日は19時まで/L.O.18時30分)
年末年始
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