50 REASONS TOKYO IS THE GREATEST CITY IN THE WORLD

テキスト ジェイムズ・ハッドフィールド
写真 淺川敏  翻訳 佐藤環

なぜ東京は世界一の街なのか。
決して声たからかに主張することこそないものの、東京が世界でも類をみない都市であることは間違いない。ウィリアム・ギブソンからカニエ・ウエストまで、誰もがあっという間に東京と恋に落ちてしまう。あまりにも巨大なそのスケールゆえ、全員の趣向が一致することは少ないが、ファッション、世界最高レベルの料理、伝統との折衷、ポップカルチャーの渦、どこを切り取ってもこの2020年のオリンピック開催地は唯一無二のにユニークな存在だ。実際に東京がベストであるという根拠はどこにあるのかって?その質問にお答えする50の理由を用意した。

#01

BECAUSE IT'S FINALLY GOT ITS MOJO BACK

#01 ようやく勢いが戻ってきたから

1980年代後半、バブルの崩壊と共に日本は20年の長期にわたる経済動乱に陥った。他の地方都市にくらべると東京の被害は比較的軽いようにみえるが、それでもここ数十年、首都は未来へ全力で駆け出す余力もなく、力なく漂っていた。だが、その時代も終わったようだ。2020年のオリンピック開催に向け、東京は自信を取り戻した。それだけじゃない。東京スカイツリーのような前向きなプロジェクトや、近年の丸の内や渋谷の再開発、都知事が変わったことも、東京がやる気を取り戻すきっかけとなった理由のひとつかもしれない。

#02

BECAUSE WE HAVE GOLDEN-GAI

#02 ゴールデン街があるから

ミュージシャン、作家、ならず者たちの拠り所、新宿の伝説的な飲み屋街。過ぎ去った時代が置き去りにした遺物の中で、特別な夜を過ごせる。狭い路地に200軒を超えるバーや小料理屋が密集していおり、そのほとんどが、6人も入れば満席になってしまう大きさだ。

#03

BECAUSE WE HAVE TROPICAL ISLANDS

#03 南国パラダイスがあるから

ニューヨークに少しでもバハマの要素があったらと想像してみてほしい。東京にはそれがあるのだ。東洋のガラパゴスと称される小笠原諸島は、ユニークで多様な動植物の宝庫。行政上の不思議な取り決めのおかげで、1,000キロも離れているが東京の一部なのである。

#04

BECAUSE FASHION IS A WAY OF LIFE

#04 ファッションが生き方そのものだから

他の文明都市が思わず我が身を恥じてしまうほど、東京人はファッションへの意識が高い。中学生から高齢者まで、人々は外装にとても気を使うし、最新の流行に敏感だ。原宿のキャットストリートは午後になると、最新の流行に身を包んだ買い物客で溢れかえる。まるでファッション見本市だ。すぐそばの表参道ではより上品な大人のファッションワールドが、そして高円寺や下北沢まで足をのばせば古着ショッピングが楽しめる。東京のファッションワールドは以前に比べると多様に展開している。例えば、銀座の高級ブティックや老舗デパート街にも、今ではユニクロやギャップの旗艦支店が進出している。

#05

BECAUSE WE HAVE MORE THAN ONE FUJI

#05 富士山がたくさんあるから

東京では、標高3,776メートルに挑戦せずに、富士山を楽しむ方法がある。18世紀から19世紀にかけて富士山マニア達が本物の富士山の岩を使って作った富士山のレプリカ、「富士塚」が都内には50箇所以上もあるのだ。

#06

NAOKI INOSE
GOVERNOR OF TOKYO

#06 猪瀬直樹 前東京都知事

大都市東京は、世界一安全な都市です。数分単位で運行する鉄道、新幹線も誤差数センチ単位で停車位置にストップする。財布を落としても、毎年30億円を超える現金が落とし主の元に戻っています。こうした洗練されたおもてなしの精神は人々の心に深く根ざしており、東京を世界一の都市にしたる理由のひとつだといえると思います。

#07

BECAUSE YOU CAN GO HIKING WITHOUT LEAVING THE CITY LIMITS

#07 郊外に出かけなくてもハイキングができるから

東京在住でもアウトドアは気軽に楽しめる。東京の最西端、八王子の郊外にある高尾山は、絶好のハイキングスポットだ。年間登頂者260万人を超える、世界一人々が訪れる山頂だ。静かに平和的なアウトドアを過ごしたければ、都心からさらに離れた奥多摩がおすすめだ。

#08

BECAUSE WE HAVE A RECORD-BREAKINGLY TALL TOWER

#08 世界一のタワーがあるから

東京スカイツリーは高さ634メートル。ドバイのブルジュ・ハリファは、高さ828メートルだが、技術的には「構造物」なので、タワーとしてはスカイツリーが世界一なのだ。
www.tokyo-skytree.jp/

#09

BECAUSE OUR XXX-RATED SHOPS ARE NICE PLACES TO SHOP

#09 アダルトショップのレベルが高いから

テンガを生み出した都市だからこそ、アダルトショップのレベルも期待できるというもの。秋葉原のポップライフデパートMでは、鞭からコルクの肛門ストッパーまで、大人のおもちゃが買えるのだ。20万円の陰茎がどんなものか気になるなら、渋谷のセビエンでぜひ探してみて。
www.cestbien.jp

#10

BECAUSE WE HAVE THE WORLD'S BEST DOMESTIC AIRPORT
– AND THAT'S OFFICIAL

#10 名実ともに世界最高の国内線空港があるから

モノクルや同種の雑誌によって称賛されてきたように、羽田空港は、スカイトラックが選ぶ2013年『世界一の国内線空港』にみごと輝いた。利便性に高く、すみずみまで清潔で、ショップやレストランも充実しているのでフライト時間より前に行きたくなる。

#11

BECAUSE IT'S THE HOME OF THE LOVE HOTEL

#11 ラブホテル発祥の地だから

東京で人に知られずに情事を楽しみたければ、ごみごみした狭い安宿でなくてもスタイリッシュなラブホテルがある。人目を避けるように作られ、内装はケバケバしい。ロマンチックな逃避行の場だが、見学だけに訪れる価値あり。都内だけでも数百軒ある。

Photography Kyoichi Tsuzuki

#12

BECAUSE WE HAVE ALL-NIGHT NAIL SALONS

#12 深夜営業のネイルサロンがあるから

いつだってマニキュアをなおせるのは、便利さを追求する都市ならでは。六本木のビューティプラネット、池袋のエメドワまたは新宿のアヤをはじめ、深夜にオープンするネイルサロンも多い。早朝からネイルの手入れができるのも東京ならではだ。 www.b-planet.net www.nail-aya.com www.ame-doigt.com

#13

BECAUSE WE HAVE
SO MANY
WONDERFULLY LOVEABLE FREAKS

#13 愛すべき変人で溢れているから

コスプレイヤー目当てに日曜日に原宿に集まるのはもう古い。シーンはすでに過去のものだ。代々木公園のロカビリーやゾンビ愛好会のメンバーたちが目を楽しませてくれる。世の中には、いつだって自分よりちょっと変な人がいるものだ。

#14

BECAUSE IT HAS A SHRINE FOR EVERY OCCASION - EVEN FINDING LOVE

#14 縁結びをはじめあらゆる目的の神社があるから

受験合格、商売繁盛、病気回復。東京の神社はあらゆる祈願を受け付けてくれる。真の愛を見つけたいのならば、飯田橋の東京大神宮へ足を向けてみて。

#15

BECAUSE OUR
CONVENIENCE STORES
ARE ACTUALLY
CONVENIENT

#15 コンビニが文字通り本当に便利だから

小さなコンビニ店には、日本の小売業の最先端技術がぎっしりつまっている。ファミリーマート、セブンイレブン、ローソン各社は、一般人の生活を少しでも便利にしようと躍起になっている。棚にお菓子類を並べるだけではなく、とまどうほどのサービスが目白押しなのだ。荷物の発送もできるし、挽きたてコーヒーや新品の下着だって購入できる。都内には5千店を超えるコンビニが24時間オープンしている。これ以上便利なことはあるだろうか?東京の薬局の進化ぶりも素晴らしい。三千里薬局(写真)や、マツモトキヨシ、トモズ薬局をはじめ、塗るカイロや、アルコール飲料が色彩にあふれた店内に所狭しと並ぶ。

#16

YUKI OTA
OLYMPIC FENCER

#16 太田雄貴 オリンピック代表フェンシング選手

東京の豊かな食は、東京がベストたる理由です。ファストフードもスローフードも、高品質のものが豊富です。渋谷や原宿は若者が絶え間なく集う街だし、銀座は高級ブティックが、夜遊びなら六本木、浅草には古い伝統文化が根付いている。こういう東京のもつ様々な顔が好きですね。

#17

BECAUSE IT HAS ONE OF THE BEST GAY BARS IN EXISTENCE

#17 最高のゲイバーがあるから

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Photography Kaoru Yamada www.kaoruyamada.com

#18

BECAUSE WE HAVE THE MECCA OF OTAKU: AKIHABARA

#18
オタクの聖地、秋葉原があるから

かつて東京一ぱっとしない地区だったが、日本が誇るオタク文化の流れにより、今では人気スポットのひとつとして生まれ変わった。漫画、アニメ、アイドルポップ、全てがここにある。電器店は減少傾向にあるが、お手頃価格の最先端ガジェットを目当てに訪れる人もいまだに多い。

#19

BECAUSE IT'S
A POP-CULTURE
PARADISE

#19 ポップカルチャーの楽園だから

ヘンテコな少女グループ、ももいろクローバーZが交通安全キャンペーンをしたり、水道局がゆるキャラマスコットをつくって広報しているのをみると、ものごとはそんなに深刻に取る必要はないのかもと思えてくる。ポップカルチャーは東京の神髄にまで浸透している。街はブランドのイメージキャラクターで溢れかえり、店頭からはアップビートのJポップが鳴り響く。東京の親善大使は、原宿スタイルの象徴でもある、きゃりーぱみゅぱみゅだ。ポップカルチャーの影響は、現代美術にも及んでいる。アーティストの会田誠の作品には漫画の影響が見て取れる。アニメ、漫画、音楽、映画、ファッション、ゲームのマニアなら東京ではクレジットカードは持ち歩かない方がよいだろう。

#20

BECAUSE YOU CAN WATCH
ENORMOUS MEN IN LOINCLOTHS
WRESTLE IN THE NAME OF SPORT

#20 ふんどし姿の巨漢が格闘するスポーツがあるから

相撲よりも奇妙な国技はないだろう。複雑さを理解できなくても、観戦は充分に楽しめる。毎年、国内の6つの場所で開催され、うち3回は東京の両国国技館で1月、5月、9月に開催される。

#21

TSUYOSHI TAKASHIRO
VIDEOGRAPHER AND DJ

#21 高城剛 ビデオグラファー/DJ

東京の魅力は、すべての価値が「過剰かつフラット」であることだと思う。歴史的な名所も、最先端のスポットも、その価値は「過剰かつフラット」に等価であり、数千年の文化も、先月からはじまった流行も、すべて「過剰かつフラット」に等価なことが東京の魅力だ。すなわち、階層やレイヤーがないのに、すべてが過剰で、逆に言えば、過剰が階層やレイヤーを消し去り、その中心すらない。

#22

BECAUSE YOU'LL NEVER
HAVE TO OPEN A
TAXI DOOR

#22 タクシーのドアが自動だから

最寄りの地下鉄駅まで行くかわりにタクシーに乗ったからといって、面倒くさがりやなんて誰も言わない。東京では、タクシーのドアでさえ自分で開け閉めしなくていいのだ。運転手がボタン一押しでやってくれる。最高だ。

#23

BECAUSE YOU WON'T EVER
HAVE TO PAY YOUR OWN
COMMUTING COSTS

#23 通勤費用の心配がいらないから

都内のほとんどの会社は通勤費を支給してくれるため、住む場所を選ぶときに定期券の値段を心配する必要はない。都市探索にどんどん出かけよう。

#24

BECAUSE WE HAVE TOKYU HANDS

#24 東急ハンズがあるから

東急ハンズにはあらゆるものがある、というのは大げさかもしれないが、実際にほぼなんでも手に入る。渋谷、新宿、銀座と池袋にある各ストアは何層にもわかれており、キッチン用品、パーティグッズ、DIY製品など、おおよそすべてのものはここで手に入る。
www.tokyu-hands.co.jp/

#25

BECAUSE YOU CAN
BATHE IN HOT
SPRING WATER

#25 温泉にはいれるから

世界で最も活発な火山活動の国、日本。その恩恵を受け、国内随所に温泉が湧き出ている。もちろん、東京も。江戸時代をテーマにしたテーマパークの大江戸温泉物語や、武蔵小山の清水湯の黒湯をぜひ訪れてみて。

#26

BECAUSE LOST PROPERTY ACTUALLY GETS
RETURNED – INTACT

#26 落とし物が戻ってくるから

東京では私物が盗まれることがほぼないため、喫茶店では座席に荷物を置いたままにしてコーヒーをオーダーしに行く人も多いほど。もし財布やかばんをどこかに置き忘れても心配ご無用。最寄りの交番に中身もそのままで届けられることが多い。

#27

BECAUSE YOU CAN SING KARAOKE
IN A HOT TUB

#27 お風呂でカラオケを歌えるから

カラオケボックスとテーマパークが融合した、六本木のラブネットにはここにしかない部屋がある。最もおすすめが、お風呂につかりながらヒット曲を心ゆくまで歌えるアクアスイート。水着のレンタルもしているので忘れても安心だ。※ラブネットは2013年12月30日で閉店

#28

KYARY PAMYU PAMYU
ARTIST AND POP STAR

#28 きゃりーぱみゅぱみゅ アーティスト/ポップスター

ワールドツアーで色々な国をまわらせてもらって、その国の観光スポットや買い物を楽しんできました。どこの国も、楽しい時間を過ごせたのですが、ワールドツアーを終えて改めて「私、日本が好きだなー」って思いました。日本らしい建物とか、東京タワーとか、色々な場所で撮影で行ったりするんですけど、すごく良いところだと思います。東京で一番好きな場所は、やっぱり私は、原宿です。こんなに自由にファッションや音楽を楽しめる街は他には無いと思います!

#29

BECAUSE YOU CAN
WATCH BIG-NAME
BANDS IN INTIMATE
VENUES

#29
小さなライブハウスでも有名バンドの演奏が聴けるから

米国やヨーロッパでは1,000席程度のライブハウスはすでに卒業した、グライムス、ジェイク・バグ、サヴェージズといったアーティストも、東京ではクラブクアトロのような小さなハコでライブする。チケットは高いが、間近でお目当てのバンドとの時間を過ごせる。www.club-quattro.com

#30

BECAUSE IT'S HEAVEN
FOR BOOKWORMS

#30 本の虫にとっては最高の都市だから

まだまだ紙の本は死んではいない。少なくとも、東京では。電車でeブックを見かけることは少ないが、都内には数千軒の本屋がある。本好きにとっての垂涎スポット、代官山蔦屋や、神保町エリアの180店を超える古本屋は時間がたつのを忘れるほど楽しい。tsite.jp/daikanyama/

#31

BECAUSE YOU CAN HAVE
COFFEE WITH EXOTIC CRITTERS

#31 奇妙な動物とコーヒーを同時に楽しめるから

ペット禁止のマンションやアパートが多い東京では、動物とふれあうのにもちょっとした工夫が必要だ。猫カフェを筆頭に、ウサギ、ヤギ、フクロウと遊べるカフェもある。近郊の横浜には爬虫類カフェもある。

#32

BECAUSE WE HAVE VIBRANT
STREET FESTIVALS
YEAR-ROUND

#32 一年中お祭りが開催されているから

日本は伝統行事を大切にする。もちろんここ首都、東京でも年中、町中でお祭りが行なわれている。何世紀にもわたる儀式をそのまま現代に呼び起こす地元のお祭りでは、気さくな雰囲気で、酒がふるまわれる。三社祭には毎年数百万人の観光客が訪れる。各地区に保管されている神輿は、地元の小さなお祭りで活躍する。地域住民と交流を深めれば、次の祭りで神輿をかつぐのはあなたかもしれない。

#33

BECAUSE IT'S
AFFORDABLE

#33 生活費が安いから

世界で最も生活費が高い都市ランキングには常に上位にランクインする東京だが、輸入食品スーパーで買い物をせず、地元の人の食生活にならって100円ショップや、地元の商店で旬の食材を買ったりすれば、生活費はずいぶんと安くおさえらえれる。

#34

BECAUSE WE HAVE
DON QUIJOTE

#34 ドンキホーテがあるから

東急ハンズのワガママな姉妹のような存在のドンキホーテは、洋服、アルコール、生活用品、家具、キッチン用品、コスプレ用品、大人のおもちゃ、電化製品などありとあらゆるものが格安価格で手に入る。店内は商品でごった返しているが、カオス状態に輪をかけるかのように、新宿と六本木店は24時間営業だ。www.donki.com

#35

BECAUSE WE HAVE THE
BEST FIREWORKS FESTIVALS
IN THE WORLD

#35 世界一の花火大会があるから

東京において花火は決して特別な日だけに打ち上げられるものではない。夏の間はほぼ毎週末、目を奪う花火の芸術を目撃することができる。ほとんどが無料なのもうれしい。

#36

BECAUSE THERE'S NO SUCH
THING AS ‘TOO NICHE' HERE

#36 どんなニッチな趣向にも応えてくれるから

模型電車、エアガン、モンスター映画をテーマにしたバーで一杯飲みたいと思ったことは?そんな希望にもそれ以上に応えてくれるのが、東京だ。信じられないなら、中野ブロードウェイに出かけてみて。目を疑うこと間違いなしだ。

#37

BECAUSE WE HAVE THE
MOST EFFICIENT TRANSPORT
SYSTEM ON THE PLANET

#37 地球上で最も優れた鉄道システムがあるから

東京では毎日、ある程度の国家サイズに匹敵する人口が移動している。地上地下に張り巡らされた線路網をみれば、東京で自動車を保有することがいかに不必要かわかるだろう。たしかにラッシュアワーの混雑と電車の遅れ(ほぼ数分程度の)について通勤者が愚痴りたくなる気もわかるが、一日の乗車人口を考えてみれば、運行がいかにスムーズに行なわれているかわかるだろう。電車が遅れただけで、会社用に遅延証明書を発行してくれる鉄道会社なんて日本にしかない。

#38

BECAUSE IT'S ONE OF THE
SAFEST METROPOLISES ON THE PLANET

#38 地球上で一番安全な都市だから

東京での生活はふかふかの毛布にくるまれているかのようで、危機感が薄くなりがちだ。早朝未明、酔っぱらった足取りで家路につくとき、持ち物を奪われることを心配しなくてもいい。なぜなら暴力犯罪はとても少ないから。強盗や強奪はほぼ皆無で、路上で命を落とすことはまずない(国連の統計によると東京の殺人事件発生率は10万人に対して0.4%。ニューヨークは5.6%)だろう。もちろん、気をつけるに越したことはない。ひったくりや自転車窃盗には注意すること。それを考慮しても、東京の安全さは素晴らしい。

#39

KEIICHIRO SHIBUYA
COMPOSER AND MUSICIAN

#39 渋谷慶一郎 作曲家/ミュージシャン

東京は世界一か?という問いの謎は、その間にある「日本」をすっ飛ばしていることで、それでいいんじゃないかと思う。それが成立する無邪気さを世界一好きだと思ったりもする

#40

BECAUSE IT ISN'T THE END
OF THE WORLD IF YOU MISS
THE LAST TRAIN HOME

#40 終電を逃しても絶望しなくていいから

公共交通機関は(現在はまだ)24時間ではないが、東京で終電に乗り遅れても、居酒屋で朝を待つ以外の過ごし方はある。カラオケのオールナイトパックや、漫画喫茶の個人ブースを借りたり、カプセルホテルに泊まったり。さまざまなオプションがある。

#41

BECAUSE THE
FAST FOOD
IS HILARIOUSLY OTT

#41 ファストフードがやりすぎてるから

ファストフード店へ行くためだけに東京観光を薦めるわけではないが、かなり風変わりな限定商品が東京にはある。例えばマクドナルドが一日限定で発売した、トリュフとチョリソーのプレミアムバーガーは東京ならでは。

#42

BECAUSE YOU CAN
EXPERIENCE FOOD AS IT
REALLY TASTES (IE RAW)

#42
食材そのものを味わえるから(例えば生で)

京にとって刺身とは魚介類だけに限定されない。牛、鶏、馬をはじめ、鹿、イノシシや熊の刺身もある(本当だ)

#43

BECAUSE YOU WON'T
FIND BETTER BARTENDERS
ANYWHERE ELSE

#43 バーテンダーのレベルが高いから

この分野はなぜか伝統に忠実だ。東京のバーテンダーたちはクラシックスタイルをしっかり身につけている。スター・バーのハイボールはぜひ味わってほしい。

#44

BECAUSE WE HAVE SOME
SERIOUSLY EXTREME EATS

#44 あらゆるゲテモノ類が食べられるから

疲れきった味覚を刺激する食べ物をお探しなら、チャーミングな愛称を持つ横町、しょんべん横町の小じんまりとした店、朝起を訪れてほしい。豚のペニスの生肉、オオサンショウウオのグリル、蛙の刺身。新鮮な素材が目の前で調理されて出てくる。

#45

BECAUSE WE'VE GOT THE
COSIEST BARS AND RESTAURANTS

#45 居心地最高のバーやレストランがあるから

狭い店だっていいじゃないか。我々が訪れた中でも、とくにお気に入りは10人もはいればぎゅうぎゅう詰めのカウンターの小さなレストランやバーだった。東京にはそういう場所がいたるところにある。密度の濃いディナータイムを過ごしたければ、ぜひこういった店で。

#46

BECAUSE WE SERVE THE
TASTIEST PIZZA THIS SIDE
OF NAPLES

#46 ピッツァのレベルが高いから

日本特有の凝り性は、ピッツァのレベルにも見てとれる。米国スタイルのピザがお好みならば物足りないかもしれないが、ダ・イーサや聖林館ナポリスタイルのピッツァリアは本場イタリアにもひけをとらない本格派だ。 www.da-isa.jp

#47

BECAUSE WE'VE
GOT THE BEST SUSHI

#47 世界最高峰の寿司があるから

細かい説明は不要だろう。高級寿司屋は世界中にあるが、やはりトップは東京だ。築地市場の混み合ったカウンターで食べる寿司から、ミシュラン三ツ星のすきやばし次郎まで。回転寿司ですらクオリティは高い。 www.sushi-jiro.jp

#48

BECAUSE OUR DESSERTS ARE
JUST DOWNRIGHT SUBLIME

#48 スイーツのレベルがため息が出るほど素晴らしいから

スリムな体型からは想像し難いかもしれないが、日本はスイーツ好き国歌だ。原宿の徳屋のわらび餅(わらび澱粉から作られたゼリーのきな粉まぶし)は上品で洗練された和菓子。都内には海外のスイーツ店も多数進出しており、ミラノの ジェラテリアマルゲラやホノルルのパンケーキ専門店カフェカイラなど。食べ過ぎた翌日は、富士山登頂すればいいじゃないか。 www.tinyurl.com/TOTtokuyaJ

#49

BECAUSE OF
FANTASTIC
CHEFS LIKE
SEIJI YAMAMOTO

#49 山本征治のような神がかったシェフがいるから

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Photography Yuhei Ohyama

#50

・・・そしてその山本を生み出した東京こそ、
ミシュラン三ツ星レストランが13軒もある、
世界唯一の都市なのだ。
これ以上の説明は不要だろう。

Time Out Tokyo magazine launch

タイムアウト東京マガジン 創刊

2013年10月29日に創刊となった『タイムアウト東京マガジン / Time Out Tokyo Magazine』は、東京の街の魅⼒を世界⽬線で発信する季刊の英語版フリーマガジン。空港、観光案内所、地下鉄主要駅、ショップ、カフェ、レストラン、ホテル等、都内を中⼼に300ヶ所以上で無料配布されている。

創刊号の巻頭特集は、“なぜ東京は世界⼀の街なのか / 50 REASONS TOKYO IS THE GREATEST CITY IN THE WORLD”。シティガイドとして世界40都市35カ国に広がり、各地で絶⼤な信頼を得るタイムアウトが、唯⼀無⼆の街「東京」に潜在する多様な魅⼒を⽴体的に描き出した。特集内では、猪瀬直樹東京都知事(発行当時)や、ロンドンオリンピック・フェンシング銀メダリストの太⽥雄貴選⼿らが東京の魅⼒についてコメントを寄せている。また、同じく巻頭特集として、森⼭⼤道をはじめとする国内外100名の写真家が「東京」をテーマに作品を制作しているアートプロジェクト 『東京画』とコラボレートし、“東京を撮る -They Shoot TOKYO-”を展開。今回の特集では、25⼈の写真家の眼がとらえた「東京」の表情を紹介している。

このほか、地元「東京」に精通した“ローカルエキスパート”にしか提供できない質の⾼いきめ細やかな最新情報を掲載。編集は、タイムアウト本社ロンドンの制作室にてグローバル⽬線で行われ、84ページに及ぶ圧倒的なボリュームのフリーマガジンに仕上がっている。『タイムアウト東京マガジン / Time Out Tokyo Magazine』の主な配布先は、以下の通り。
※配布数量については限りがございますので、終了の際はご了承ください

仕様

タイトル:タイムアウト東京マガジン/Time Out Tokyo Magazine
刊行業態:年4回季刊(2013年10月、2014年3月、6月、9月、12月予定)
判型:A4変形、英語版84ページ
価格:無料
部数:10万部
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Distribution points

空港

羽田空港

観光案内所

東急東京メトロ渋谷駅観光案内所 、JR東日本訪日旅行センター外国人観光案内所、横浜駅観光案内所、京成上野支所(京成上野駅改札口前)、みなとみらい駅観光案内所,新横浜駅観光案内所、東京シティアイ、東京観光情報センター 都庁本部、渋谷区観光協会、TIC、三越銀座店外国人観光案内所浅草文化観光センター、アキバ・インフォ、福生市観光協会 など

東京メトロ表参道駅、東京メトロ銀座駅、東京メトロ新宿駅、東京メトロ六本木駅、都営大江戸線六本木駅、都営大江戸線都庁前駅、都営大江戸線大門駅、,都営大江戸線築地市場駅、都営大江戸線浅草駅、都営浅草線大門駅、都営浅草線浅草駅

ショップ

代官山蔦屋書店TSUTAYA TOKYO ROPPONGIパルコ渋谷店東急ハンズ 渋谷店キデイランドナショナル麻布SIN DEN紀伊国屋書店新宿本店紀伊国屋書店新宿南口店紀伊国屋書店渋谷店パルコブックセンター渋谷店Good Day BooksSHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS山下書店SUNDAY ISSUEリブロ青山店、 ブックファースト新宿店、 アップリンクVACANT浅草橋天才算数塾

タワーレコード
渋谷店、池袋店、新宿店、秋葉原店、アリオ亀有店、錦糸町店、TOWERmini東京駅八重洲口店、TOWERmini汐留店、TOWERminiダイバーシティ東京 プラザ店、リヴィン光が丘店、八王子店、吉祥寺店、町田店、川崎店、藤沢店、小田原店、アリオ橋本店、西武東戸塚店、イオンレイクタウン店、浦和店、アリオ川口店、アリオ鷲宮店、アリオ上尾店、千葉店、津田沼店、柏店、アリオモール蘇我店、ららぽーとTOKYO-BAY店、TOWERmini西武船橋店 などタワーレコード全国23店舗

ヴィレッジヴァンガード
下北沢店、マルイシティ渋谷店、渋谷宇田川店、高円寺店、三軒茶屋店、新宿マルイアネックス店、ダイバーシティ東京プラザ店、VenusFort店

ディスクユニオン
新宿本館新宿ジャズ館、 新宿クラシック館、 新宿中古センター、 BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿、 お茶の水駅前店、 お茶の水HARD ROCK/HEAVY METAL館お茶の水クラシック館お茶の水ソウル/レアグルーヴ館diskunion JazzTOKYO神保町店、 渋谷中古センター、 渋谷JAZZ/RARE GROOVE館、 渋谷CLUB MUSIC SHOP、 渋谷パンク・ヘヴィメタル館

レストラン

東京メインダイニング、 PUBLIC HOUSEARK HiLLS CAFECAFE PARKWEEKEND GARAGE TOKYOウーピーゴールドバーガーRESPEKTCOOKCOOP BOOKCAFE246BOOK246WIRED CAFE渋谷QFRONT店WIRED CAFE 360°カフェ レガートart cafe & dining muse、 アンティカ・トラットリア・シュリシュリ、 しゃぶ禅六本木店bar plastic modelどんがらがっしゃん 本店山利喜タイムアウトカフェ&ダイナー

学校

長沼スクール 東京日本語学校、レイクランド大学ジャパン・キャンパス、アークアカデミー 、Lighthouse Tokyo、NORTON PLACE、Eroom、カイ日本語スクール、ジャフプラザ、Cat's Cradle など

Hub:

東京
浅草店六本木店六本木2号店池袋西口店池袋西口公園店池袋東口店池袋東口店ANNEX新宿歌舞伎町店新宿西口大ガード店新宿南口店新宿靖国通り店高田馬場店東京オペラシティ店恵比寿店外苑前店渋谷店渋谷2号店原宿店代々木西口店蒲田西口店五反田西口店上野店上野しのばず通り店銀座コリドー店新橋店、 日比谷店、 八重洲店秋葉原店市ヶ谷店御茶ノ水店、 東京ドームシティ ラクーア店、 ロッテシティホテル錦糸町店北千住店吉祥寺店吉祥寺南口店八王子店町田店
千葉
海浜幕張店柏西口店新浦安店千葉富士見店船橋店
埼玉
大宮西口店HUB大宮東口店HUB所沢プロペ通り店
神奈川
川崎店慶應日吉店Colette・Mare みなとみらい店相模大野店横浜鶴屋町店横浜西口店

82 Ale House:

東京
池袋東口店、新宿三丁目店、新宿西口大ガード店、高田馬場CLOVERS、渋谷宮益坂店、赤坂店、神谷町店、五反田西口店、品川店、浜松町店、三田店、築地店、東銀座店、AKIBA TOLIM店、神田店、神田東口店、ロッテシティホテル錦糸町店
神奈川
関内店、横浜西口店

FooTNiK

恵比寿店大崎店中野店

ホブゴブリン

渋谷店六本木店、 赤坂店

ライブハウス・クラブ

LIQUIDROOMSuper Deluxeamate-raxiZero

博物館・美術館・ギャラリー

江戸東京博物館アートセンター・オンゴーイング3331 Arts Chiyoda東京オペラシティ アートギャラリー東京芸術劇場日本民藝館原美術館、 Therme Gallery など

ホテル

マンダリンオリエンタル東京パークハイアット東京グランドハイアット東京ザ・リッツ・カールトン東京ザ・ペニンシュラ東京セルリアンタワー東急ホテルザ・プリンス パークタワー東京ホテルグランパシフィックLE DAIBAコンラッド東京ホテルオークラ東京ヒルトン東京シタディーン東京 新宿店京王プラザホテルキャピトルホテル東急渋谷東武ホテルANAインターコンチネンタルホテル東京パレスホテル東京新宿グランベルホテルエクセルホテル東急ホテル ザ・ビー六本木ホテルSホテルメッツ渋谷ヴィラフォンテーヌ/汐留、 ホテルサンルートプラザ新宿、 ウェスティンホテル東京オリンピックイン麻布コンフォートホテル東京東日本橋ホテルミッドイン目黒駅前アパホテル人形町駅北ホテルニューあづまファミリーイン西向Hostel & Bar Lounge Nui.ゲストハウスtoco.行燈旅館カンガルーホテルサクラハウスカオサン東京 侍カオサン東京 アネックスカオサン東京歌舞伎カオサン東京ラボラトリーカオサン東京忍者カオサン東京オリジナルケイズハウス東京オアシス会津屋本店澤の屋旅館、 庵ホステル浅草橋、 貴美旅館ケイズハウス東京アジア会館 など


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  • Tokyu Corporation
  • MITSUBISHI ESTATE
  • MORI BUILDIND
  • MITSUI FUDOSAN

in the next issue of Time Out Tokyo…
EAT LIKE A TOKYOITE

タイムアウト東京マガジン第2号
発行日:2013年年3月20日(木)予定
『EAT LIKE A TOKYOITE /東京人のように食べる。』

ー 世界に誇る食の楽園、東京。世界遺産登録された日本食をはじめとしてミシュランからチープイートまで世界中の料理が揃う食のカオスを東京人はどのように楽しんでいるのか。単にレストラン紹介をするだけではない、東京人の食のスタイルを取り上げます。

レストラン・カフェ、イベントなどの東京の最新情報やエチケットコラムなどのレギュラーコンテンツも満載。