東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2

映画やトークイベントで楽しむLGBTカルチャー

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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2

シングルマン

2011年で20周年を迎える東京国際レズビアン&ゲイ映画祭。2010年は、7月9日(金)から11日(日)までは新宿バルト9にて、7月15日(木)から19日(月)までは青山のスパイラルホールにて開催される。ここでは今年の見所やトークイベント、ブースなどについて、ホットトピックスをいくつか紹介する(その他の詳細は、ウェブサイトで確認できる)。

オープニング・セレモニー

新宿バルト9で開催されるオープニング・セレモニー(7月9日金曜日)では、2009年ニューヨーク・インディペンデント映画祭観客賞等を受けた『大変!息子がゲイなんて!(原題:Oy Vey! My Son Is Gay!)』(18時30分)と、世界的なファッションデザイナー、トム・フォードの初監督作品として大きな話題を集め、ヴェネチア国際映画祭主演男優賞をはじめ数々の賞を獲得した『シングルマン』(21時00分)が上映される。アジアンプレミアの『大変!~』では、監督とプロデューサーのQ&Aセッションも予定されている。

トランスジェンダーのトピックス

今年は、同性愛のほかにトランスジェンダーのテーマを取り扱った作品も上映される。中でも各国で高い評価を受けたドキュメンタリー映画『悔やむ人たち(英題:Regretters)』(16日(金)16時15分、18日(日)17時00分)が期待されている。性転換手術を行った後に後悔を感じたトランスセクシュアルの2人がその体験を振り返り、互いのインタビューを行うというユニークな形式のドキュメンタリー作品だ。監督のQ&Aセッションも予定されている。

国内外の短編集

各国からクリエイティブなショートフィルムが集合する短編プログラムも毎年人気を博している。今年も、ボーイズ短編集(16日(金)12時45分、18日(日)12時45分)とガールズ短編集(16日(金)14時45分、17日16時15分)が上映される。また恒例の日本の短編プログラム(19日(月)17時15分)ではコンペティションも行われ、表彰式は盛り上がりを見せる。

LGBTブースとラウンジバー

映画のほかスパイラルホールでは、LGBT関連の書籍(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーの頭文字をとったもので、セクシュアルマイノリティの意)やDVD、アクセサリーグッズ、企業ブースなど、いろいろ出展されるのも楽しみのひとつ。また、同会場にはラウンジバーもあるので、映画の合間にリラックスしながら交流ができる空間でもある。このチャンスに、LGBTカルチャーをぜひ満喫してもらいたい。

『第19東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2010』

場所:新宿バルト9(地図などの詳細はこちら
日程:2010年07月09日(金)から11日(日)まで

場所:スパイラルホール(地図などの詳細はこちら
日程:2010年7月15日(木)から19日(月・祝日)まで

ウェブ:tokyo-lgff.org/

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※掲載されている情報は公開当時のものです。

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