東京、美味しい立ち飲み 10選

腰を落ち着けてゆっくり飲むのもいいけれど、長居せずにさっと飲みたい時もある。そんな時に重宝するのが立ち飲み。ここではタイムアウト東京がおすすめする、東京都内の“美味しい”立ち飲み店を10軒紹介する。どの店も、あれもこれもと頼みたくなるような美味しいつまみに定評のある店ばかり。くれぐれもはしご酒による飲み過ぎ食べ過ぎにはご注意いただきたい。

浜松町 秋田屋

大衆居酒屋の名店として愛される秋田屋は、広く開け放たれたテーブル席でゆっくり飲むのもいいが、通りを忙しく歩くビジネスマンを眺めつつ罪悪感を覚えながら飲む、店頭の立ち飲みスペースもおすすめ。すっきりしているけれど濃厚な味わいの『にこみ』（450円）、その出汁がたっぷり染みた『にこみどーふ』（同）はマストだが、ナンコツのコリコリした食感がたまらない『たたき』（220円、一人一本限定）もお忘れなく。
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渋谷 富士屋本店 ワインバー

渋谷でサラリーマンのオアシスといえば富士屋本店だが、その系列のワインバーも同様に立ち飲みでリーズナブルに楽しめる店だ。ワインはグラス400円〜だし、鶏レバームースや根菜のラペ、ラタトゥイユといったちょっとしたおつまみも300円〜、そして牛バラの赤ワイン煮などしっかりした一品まで豊富に楽しめる。
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東日本橋 江戸政

立ち飲みでうまい焼き鳥を食べるなら、江戸政に行こう。ていねいにたたいた鶏肉を丸めた『たたき』は是非“生”で味わいたい。甘辛いタレをかけて供されるこの一品は、ワサビをたっぷり添えるのがおすすめ。ねっちりとした食感に、肉の旨味、タレの甘辛さとワサビの辛みが合わさって、えも言われぬ味わい。大ぶりな焼き鳥も美味で、焼き鳥の原点のようなものを感じられる名店。
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新宿 IL Bacaro

美味しいワインを飲みたいけれど、料理はちょっとつまむだけでいい。そんな気分の時は、伊勢丹新宿店向かいにあるイルバーカロで立ち飲みするのがおすすめだ。れっきとしたイタリア料理店だが、バンコ（カウンター）ではシンプルにグリルした野菜やイワシのマリネ、プロシュートがなどが100円〜楽しめるし、ワイン以外にヴェネツィア名物のスプリッツも楽しめる。新宿三丁目駅直結というのも便利。
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練馬 ひょうたん

立ち飲みで気軽に、しかし本場のタイ料理を楽しみたいならば、練馬まで行くしかない。『ヤムウンセン』といった定番から、手羽先を辛く煮込んだ『ノンガイ』などいずれもシャープな味付けで、酒が進むことこの上ない。もしも辛いものに目がないというなら、激辛の『おにぎり』を頼んでみてほしい。火を吹く辛さなのに止められないこの一品は、辛いものに免疫がない人は要注意。
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浅草橋 西口やきとん

店内奥にはテーブル席の用意もあるが、この店の魅力を楽しむなら手前の立ち飲みスペースがおすすめ。名物の『こつ皿（皿ナンコツ）』は柔らかいゼラチン質とコリコリした食感の双方が味わえる一品で、串焼きのフランスパンと合わせるのがおすすめ。1本100円という串焼きの中では、新鮮なガツを醤油に漬けてから焼く『ガツ醤油』を是非頼みたい。
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恵比寿 Waltz

恵比寿の路地裏にある小さなワインバー、Waltzではフランスやイタリアの自然派ワインと、気取らないけれどしみじみ美味い料理が楽しめる。一人でグラスを傾けるのもいいし、数人でボトルをシェアするのもいいだろう。使い込まれたバカラやクリストフルなどのアンティークをさりげなく日常使いしており、落ち着くのに気持ちが華やぐ店。
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勝どき かねます

もしも懐に余裕があるのなら、勝どきのかねますへ。まるで宝石箱のように美しく盛られた『箱寿司』（1,200円）や、名物の『生うに牛肉巻き』（2,000円）などいずれも美味。扱う食材のクオリティが抜群で、何の変哲もない店で徒らに散在するよりは、ここで本当に美味しい料理を味わって5,000円支払うほうがずっといい。売り切れ仕舞のメニューも多いため、17時前に入店するのがおすすめ。
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新宿 酛（もと）

ちょっとずつ色々な日本酒とつまみを楽しみたい、そんな我がままな人におすすめしたい日本酒専門スタンド。小さなガラスの酒器で供される日本酒は350円〜とリーズナブルだし、黒板メニューに並ぶおつまみはいずれも酒飲みの心をくすぐるものばかり。知識豊富なスタッフとの酒談義、つまみ談義も楽しい店だ。
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赤羽 丸健水産

あつあつのおでんをつまみに一杯飲みたいのなら、赤羽の丸健水産へ。冬の寒い日に熱燗とおでんで暖をとるのもいいが、夏の時期にはビールで喉を潤しながら、ニラ入りのさつま揚げ『スタミナ巻き』をやっつけるのもいい。あっさりと薄めの出汁だが、どのおでん種もよく味が染みていて美味。持ち帰りも可能。
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