東京、ミント&ライムカクテル15

六本木や銀座のバーで、モヒート、ミントジュレップ、カイピリーニャを堪能する

東京、ミント&ライムカクテル15選

暑い日の終わりに居酒屋でビールを飲むのは定番だが、バーで夏の終わりの涼を楽しむのも素敵だ。夏のうだるような暑さと湿気を乗り切るのに最適なのが、ミントやライムの香りが爽やかなカクテル。この記事では本当に美味しいモヒート、ミントジュレップ、カイピリーニャが飲めるバーを、バー評論家の「たまさぶろ」が5軒ずつセレクト。銀座の老舗からラムの専門店、意外な場所にあるアットホームなバーまでカバーする幅広いセレクトで、きっと気に入る一軒が見つかるはず。

モヒート

モヒートは、1890年代にキューバで生まれた、ミントとライムが爽やかに香るラムベースのカクテル。ポピュラーなカクテルだが、ここでは他店では味わうことのできない、珠玉の一杯を提供する店だけをセレクトした。

六本木 QWANG

知る人には「タイ料理、タイカレーの美味い店」 として名高いが、もちろんそれだけではない。流行り廃りでモヒートを提供するバーとは一線を画したリッチでパンチのあるモヒートは「死ぬまでに一度は味わいたい一杯」に選出したい。本物のモヒートをぜひ。

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銀座 ランプ

キューバの配給用ラムなどなかなか目にすることのない、まるでカリブの海賊御用達のような銀座の一軒。豊富にそろえたラムで、モヒートも同店でしか飲めないラムを使ったものを注文してみるのも一興だ。

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六本木 マデュロ

六本木の大人の隠れ家は決して「敷居が低い」とは言えないが、20時以降はライブパフォーマンスも楽しめ、大きなガラスパーティションとガスランプの炎が妖艶な空間を演出。そんな中、シグネチャーカクテルとなっているモヒートを愉しむのも大人の余裕があってこそ。

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六本木 Mint Leaf mojito bar

「モヒートなんてバカのひとつ覚え」と考える人がいるなら、ぜひこちらでモヒートのバリエーションを堪能してもらいたい。シャンパンをはじめ、各種フルーツを使った一杯まで100種類以上のモヒートを揃える。サトウキビを使ったカクテルなどもラインナップし、物珍しさだけでなく実力も備えた一軒。

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荒木町 Bar El Laguito

名だたる老舗ひしめく四谷は荒木町に新しくできた隠れ家。特に奇をてらったバーではなく、スタンダードをしっかりと造り込むのが特徴。カフェなどでカジュアルに作られる一杯とは異なる、懐の深いしっかりしたモヒートで過ぎ行く夏を振り返る。

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ミントジュレップ

バーボンの本場、アメリカで生まれたカクテル。ベースのバーボンウイスキーに、ミントの爽やかさと砂糖の甘みが引き立つ。ここで紹介する5軒は、どの店も個性あるミントジュレップを提供。ぜひ自分だけの一杯を見つけてほしい。

千駄木 壱八

「バーのメッカ」とは表現できない谷根千ながら、千駄木に「帰って来た」かのようにアットホームに使える一軒がこちら。本来、バーボンを使用するミントジュレップも、各種取り揃えたウイスキーの中からマスターのチョイスで一杯を注文するのも愉しい。

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新橋 アトリウムエン

サラリーマンの聖地、新橋は居酒屋ばかり……というわけではもちろんない。舌の肥えた酔客をも唸らすカクテルの数々を提供するバーも少なくない。この一軒では自家製のミントリーフを使用した骨太な一杯を提供。父兄弟ともにバーテンダーというマスターの凝り様が光る。

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渋谷 バー アドニス

NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)総務局長がオーナーを務める一軒は、ドライシェリーとスイートベルモットをベースとしたカクテルを店名として掲げる。渋谷のど真ん中で「プロフェッショナル」が提供するミントジュレップを味わおう。

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台場 メインバー「キャプテンズバー」

お台場で美味しいカクテルを……と考えリストに挙がるのがこちら。船長室をイメージした落ち着いた内装が特徴。中でもオレンジピールとドライマンゴーを漬け込んだ『メーカーズマーク』を使用する『台場ジュレップ』は、暑さ鬱陶しい夏に一涼を呼び込む至福の一杯。

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麻布十番 BAR LEM

ケイブ風インテリアが特徴的な麻布十番の隠れ家は、実に使い勝手が良い。カウンターで好きな一杯を傾けるもよし、カップルでしっとりとした時間を過ごすもよし、テーブル席も充実しているのでグループでの活用も可能だ。夏の夕、カクテルの起源に耳を傾けつつ、キックの利いたミントジュレップを愉しもう。

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カイピリーニャ

ライムが香るブラジル伝統のカクテル、カイピリーニャは、ポルトガル語で「田舎者」という意味を持つという。ベースとなるカシャーサは、サトウキビを原料として作られる、ブラジル原産の蒸留酒だ。ここでは、本格的な一杯を提供する店を紹介。トロピカルな味わいで、夏の終わりの湿気を吹き飛ばそう。

表参道 TOP NOTE

カイピリーニャを作るセット「キッチカイピリーニャ」はブラジルの家庭ならどこでも常備している道具と聞く。木製のキッチカイピリーニャにて本国の一杯を再現するのが、こちら。ぜひガラス製の擦り棒ではない、本場の製法で本物体験を。

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銀座 酒仙堂

「ひとりで足を運ぶには最適の一軒」と勝手に命名。小腹が減っても手製のつまみで満足。そして、目の前ですべてオーナーバーテンダーが心を込めて作る一杯に、夏のカイピリーニャは外せない。銀座のど真ん中で、南米の風を感じたい。

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銀座 BAR5517

銀座のど真ん中に位置する社交場、三笠会館。その地下に位置する老舗バーがこの一軒。本来ならクラシックなスタンダードカクテルを勧めたい名店ながら、もちろんトロピカルテイストたっぷりのカイピリーニャもかっちりした仕上がりに。老舗のプライドをどうぞ。

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門前仲町 BARオーパ門前仲町店

江戸っ子の門前町は古くから繁華街として知られる。その下町に銀座の名バーの支店がある。「支店」とて侮るなかれ。銀座の敷居の高さこそないながら、温かみ溢れるウッディな店内で味わうカイピリーニャは、下町の人情味が溢れた珠玉の一杯に仕上がっている。

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乃木坂 Tafia

東京の酒飲みにはラムの専門店として知れ渡る。ラムをベースとしたモヒートはもちろん広く知られるが、サトウキビを原料としたカシャーサ(もしくはピンガ)をベースとしたカイピリーニャももちろん本格的な一杯。名物オーナーと会話を繰り広げつつ、カジュアルな一杯を愉しもう。

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テキスト たまさぶろ
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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