2010年04月05日 (月) 掲載
広尾商店街の奥に、スペイン生まれの伝統スイーツ、チュロスの専門店『CHURRO STAR(チュロスター)』がオープンした。深夜まで甘い物が食べられる店として重宝するスィーツバー『ボン スイーツ&スマイル』がプロデュースした店だ。
安心安全をモットーとしている『CHURRO STAR』のチュロスは、厳選したデュラムセモリナ粉、薄力粉、上新粉を配合したオリジナルブレンド生地を、スペインから直輸入したチュロスマシーンで揚げてくれる。“カリッ、モチッ”とした食感で歯ごたえはとても軽い。粉の配合、生地の仕込み、揚げるまでと全ての行程を店舗内で行っているので、いつも新鮮なチュロスを味わえる。主なメニューは、口当たりがまろやかなオーガニック砂糖をまぶした『オーガニック・シュガー』と『シナモン・シュガー』(各180円)。そして、スペシャリティーズに、北海道岩瀬牧場産ミルクで作る濃厚ソフトクリームとチョコソースをかけた『チョコ・チュロ・サンデー』(380円)、オリジナルガナッシュチョコをミルクでといた『ホット・チョコレート』(360円)など種類が豊富だ。
代表の永田良平によれば、「チュロスの発祥の地スペインでは、朝食、おやつ、夜食と、時間を問わず生活に浸透した食べ物です。現地では、揚げ立てのプレーンタイプを、コーヒーやホットチョコに浸けて食べるディップスタイルが主流ですが、私たちは、生地の中に『チョコレート』『ミルク』『キャラメル』を詰めたフィリングタイプ(各250円)も用意しました。チュロスの中にチョコレートなどを詰めるのは南米のスタイルで、サッカースタジムなどで良く食べられているものです。スペインのディップインタイプも美味しいですが、食べ歩きのしやすさを考えて、フィリングタイプも提供することにしました」とのことだが、日本ではスポーツやイベント観戦のおともにというイメージが強いチュロスに、“朝食にチュロス”というような新しいつき合い方が広まると、日々の生活にちょっと新鮮で楽しいバリエーションを加えることができそうだ。
チュロスと一緒に楽しむドリンクは、オリジナルブレンドのコーヒーや、ジャンジャーエール『ウィルキンソン』、スペインの炭酸ミネラルウォーター『サンタニオル』など。フルーティな味わいのスペインビール『クルスカンポ』もあり、優しい甘さのチュロスにベストマッチする。店舗は赤と白を貴重にデザインされており、店内はロングカウンターが設置されたスタンディングスタイル。同店の目の前には公園もあるので、チュロス片手にベンチでのんびりするものおすすめだ。
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