スラッシュ“ぶっちゃけ”インタビュー

元ガンズ&ローゼスのギタリストがセックスとドラッグとロックを語る

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スラッシュ“ぶっちゃけ”インタビュー

ワールドツアーで世界各国を回り、これから、シドニーでライブ(2011年3月16日17日は東京でライブ)を行うスラッシュ。現在のツアー生活は、昔と比べ何か違いはあるのだろうか。

スラッシュ:単純に楽しみなだけだ。なにせ自分のことすらろくにできてない人がいないんだから。かなりの“難しい人間”がひとりいたバンドにいたからね。

それって(元ガンズ&ローゼスの)アクセル・ローズのこと?

スラッシュ:まあ、コメントは控えるけど(笑)。

自伝の中でもその人はよく登場するけど、いま彼との関係はどう?

スラッシュ:関係なんて何もない。この14年もの間は、話すらしていない。最近、係争中の裁判に終止符を打とうと連絡を取った。ただ、話をうまく進められなかったのもあって、それ以来、話をしようとさえしていないよ。

最近彼はあなたについて色々言っているみたいだけど。癌だの、有名人にこびているだの、腕が衰えただの。

スラッシュ:そう!奴がブログに書いていたことを教えてくれた人がいたんだ。そんなことを言われても今は傷つきもしないけど、一緒にバンドをやっていたときだったら傷ついていたと思う。今は、奴にとってしゃくに障るんじゃないかな。こっちは音楽活動を続けているのに向こうはやっていないからね。

いつかバンドを再結成することは?

スラッシュ:いや。再結成すればお金になるから、なんとか再結成をしたがっている奴らとは違うよ。

再結成するのにいくらのオファーがあったの?

スラッシュ:正確な数字は思い出せないけど、高い金額だったよ。

いくらくらい?数千万ドル?

スラッシュ:いや、もっと。

数億ドル?

スラッシュ:まあ、そんなところ。

これまでの人生でどのくらいお金を使った?

スラッシュ:どうでもいいことだよ。誰かを殺したことはないし、人としてやってはいけないことはしてきてない。自分が死に掛けたことは何度かあるけど……。

死に掛けたって?

スラッシュ:道路で。いかれてたね。朝から晩まで飲んでてさ。後はヘロインだね。ヘロインは自分にとってなくてはならないものだった。2001年までは。ある種の現実逃避だね。2001年に余命6週間って言われてやめた。

今はすっかりやめているってこと?

スラッシュ:この3年は全くやっていない。自分の時間もエネルギーも全て音楽に注げた、最高の3年半だね。

今回のソロアルバムはどんな感じ?

スラッシュ:かなりいいと思う。ギターを弾いて、全ての曲を作曲した。そしてそれぞれの曲をそれぞれ違った人に歌ってもらっている。お願いをした歌手はみんな快くオファーを引き受けてくれた。

駆け出しのロックアーティストに何かアドバイスは?

スラッシュ:ステージに上がる前にフェラチオをしてもらうな。

今まで何人の女性とセックスをした?

スラッシュ:みんなが思っているほどの人数じゃないよ。4桁はいかない。3桁だな。500はいかないと思う。

同じホテルのそれぞれ違う部屋に女性を待たせていたって本当?

スラッシュ:ああ。事を済ませて女を部屋から追い出すことができなかったから、それぞれ別の部屋を取って待たせることにした。みんなにとってハッピーなディールだった。お金はかかったけどね。

今の奥さんとはボルノ男優のロン・ジェレミを通じて知り合ったって本当?

スラッシュ:ああ、ロンとは1980年代後半から90年代前半にかけてよく遊んだ。あの頃が最も快楽に走っていた時期だろうな。

例えば?

スラッシュ:ある晩、ロンと家のプール脇に座っていて、周りには数十人の裸の女がいた。ひとりの女が俺ら2人にフェラチオをし始めた。ロンが前に自分で自分のものをくわえられるって言っていたのを思い出して、本当にできるかやってみてって言ったら、本当にやったんだ。びっくりしたよ。

ギター・ヒーロー3に登場しているけど、このゲームについて聞かせて。

スラッシュ:ギター・ヒーローって聞いたときは子ども騙しだと思ったよ(笑)。でも、収録されている音楽を聴いて、考えが変わった。子どもたちにとって本当にいいロックに出会う一つのツールかなって。それからこのゲームにはまっちゃって。かなりうまくなったよ。

まあ、当然だろうね。

スラッシュ:それで本物のギターを弾き続けて2年経ったらゲームのギターが弾けなくなっていた。それがなんだか屈辱的でね。それ以来ゲームにはふれてもいない。

インタビュー Dan Rookwood
and Mark Tjhung
翻訳 タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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