2011年08月15日 (月) 掲載
ファッション・ブランド『KENZO』の京都九条山でのプレスパーティやフランス大使館新庁舎でのアート展No Man's Land 「創造と破壊@フランス大使館」のインスタレーションなど、ジャンルを超えた新たな視点のサウンドアートプロジェクト『枯山水サラウンディング』を主宰する内田学が、ソロプロジェクトとして活動している『Why Sheep?』に新たな動きがあったようだ。
3月11日の震災によって、心身ともに新たな局面を迎えた内田が、気持ちを奮い立たせて取り組んだ新しい企画とは、震災後すぐに、渋谷駅に飾られる岡本太郎氏作の「明日の神話」とゲリラ・コラボレートしたことも記憶に新しいChim↑Pomとのコラボレーション(リミックス)。
センセーショナルな側面がクローズアップされがちのChim↑Pomではあるものの、実は震災後すぐに、そして今にいたるまで継続して被災地に赴き、復興ボランティアをしていることが知られているほど、地道に活動を続けている。そんな彼らの『Real Times』展に赴き、その姿勢に深く感銘を受けた内田が、その体験をきっかけにひとつのリミックスを作り上げたという。
「ここで聞こえるのは、被災し福島原発事故に翻弄される現地の人達のリアルな声、リアルな気持ちです。ですから少しでも早く、多くの人達にこの声を聞いてもらえたらと思い、このトラックをアップしました」。
震災がきっかけで、さまざまなコラボレーションが生み出されている現在。それは、次への原動力となるはずだ。
詳しくはWhy Sheep?をチェック。
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