秋冬の新作ご褒美ショコラ2010

街を歩いていると肌寒さを感じるようになったが、ここは是非、ショコラ専門店やパティスリーに立ち寄ってみてほしい。魅力的な新作ショコラが登場しているのはもちろん、一粒食べると、血糖値が上がり、ふっと体が温かくなる。クリスマス、バレンタインデーと、これから賑やかに本番を迎えるシーズンを前に、秋はゆっくりと新しいショコラに出会える素敵な季節でもある。この秋注目の新作ショコラを紹介する。

銀座『ジャン＝ポール・エヴァン』

銀座三越1階に、ジャン=ポール・エヴァンの最新ブティックがオープンした。2010年秋冬の新作コレクションは、ひとつひとつ個別に包装したモダンで楽しいシリーズ、『Go-Ho-Bi』ごほうびコレクション。薄くて丸いショコラの『パレ』『プティパレ』、カリカリした食感が楽しい『クラッカン』、大きなサイズのショコラ『ブーシェ』と4種類16アイテム。中でもミルクキャラメルとココナッツの風味がマッチした『パレ レ キャラメルサレ ココ』、ヘーゼルナッツ風味が素晴らしく、食感の楽しいビスキュイをミルクチョコレートでコーティングした『ブーシェ サフィル レ』は、自分へのごほうびにお薦めしたい。

店舗の詳しい情報はこちら

六本木『グランドハイアット東京 フィオレンティーナ ペストリーブティック』

グランドハイアット東京1階にあるペストリーブティックに、チョコレートファン注目の新作ショコラが登場している。それはチョコレートの世界大会『ワールドチョコレート マスターズ 2009』で優勝したショコラティエ ペストリー副料理長の平井茂雄による最新のボンボンショコラ『グランドセレクション』だ。オレンジ風味にクルスティヤンの食感がアクセントの『オレンジアメール』、レモンゼリーをフランボワーズガナッシュで包んだ、目が覚めるような美味しさの『シトロン フランボワーズ』、トンカ豆とキャラメルの風味が上品かつ豊かに広がる『キャラメルトンカ』の3種。繊細かつ上品に感性に響く、期待を裏切らない洗練された新作である。

店舗の詳しい情報はこちら

新宿『ピエール マルコリーニ 伊勢丹新宿店』

2010年9月に伊勢丹新宿店1階にオープンしたショップ。カカオ豆の買い付けや、時には焙煎まで自ら行うなど、カカオ豆に深いこだわりを見せるピエール・マルコリーニ。彼が本領を発揮するアイテムは、何といってもタブレット（板チョコ）だ。この秋マルコリーニが、砂糖を一切使用しない斬新なタブレット『ソン・スクレ』を発表している。コーンや小麦から作られたナチュラルな甘味料を使用し、カロリーは砂糖の約半分。『ノワール』（ビター）と、『レ』（ミルク）の2種類のうち、まずは『ノワール』を味わってほしい。ノンシュガーでありながら、妥協を許さない力強いカカオの風味とインパクト。さすがの一言である。

店舗の詳しい情報はこちら

日本橋『マンダリン オリエンタル グルメショップ』

中央通りの三井タワー1階にある高級感あふれるグルメショップ。ここで、この秋とびきり可愛らしい、リボンや花をあしらったショコラが販売されている。このショコラは、洋菓子界のワールドカップと称される『ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ（WPTC） 2010』で、味覚部門1位に輝いた五十嵐宏シェフの優勝記念作品。青リンゴのソテーやグリオットチェリージャムなど、アメリカを思わせる素材を個性的に使った大人が満足できるショコラ。女性にプレゼントにしたら喜ばれること間違いなしの素敵なショコラだ。

店舗の詳しい情報はこちら

都立大学『ショコラ ベルアメール 八雲店』

都立大学駅から歩いて2分ほど。ショコラ ベルアメールは、四季を感じられるショコラ専門店である。春、夏、秋、冬、とシーズンごとに新作チョコレートを発表、ショコラに四季を取り入れている。この秋の新作は6種類。“BEL AMER”の名が入った『プラリネクランチ』はビターチョコクランチがサクサクと軽快な美味しさ。イタリア産マロンをベルギー産ホワイトチョコでコーティングした『ショコラマロンブラン』はシンプルながらもマロンとホワイトチョコがマッチし、どちらももう一度食べたくなるショコラだ。セイロンティを煮出したオレンジ果汁のガナッシュ『テ・オランジェ』はオレンジ色のヴィジュアルも美しい。

店舗の詳しい情報はこちら