3分でわかるミシュランガイド2015

『ミシュランガイド東京2015』のチェックポイント

Read this in English
3分でわかるミシュランガイド2015

ミシュランガイド東京の最新版、『ミシュランガイド東京2015』が2014年12月5日(金)に発売される。先立って12月2日(火)に掲載店の発表が行われた。大森の日本料理店まき村が新たに三つ星へと昇格したほか、星は付かないが比較的リーズナブルに質の高い料理を提供する「ビブグルマン」に和食のカテゴリーが加わるなど、ユネスコの無形文化遺産ともなった和食への注目が伺える結果となった。

2007年11月に発売された『ミシュランガイド東京2008』は、欧米以外の地域では初のミシュランガイドとして話題を集めた。当初は品川区、渋谷区、新宿区、中央区、千代田区、豊島区、港区、目黒区の8区のみを対象エリアとしていたが、年ごとに調査エリアを拡大していった。今回の2015年版では、横浜や湘南エリアを対象から外し、2010年以来の東京エリアのみのガイドとなっている。横浜、湘南エリアに関しては、東京版とは別に発行を検討しているという。

2015年版における三つ星は12店、二つ星は53店、一つ星は161店。住宅街の路地裏に佇む、大森の日本料理店まき村が三つ星へと昇格した一方で、銀座の日本料理屋小十、寿司屋水谷は星を落とした。藤沢の幸庵は対象エリアから外れたため、全体で昨年から2店少ない12店となる。

また、新たに2つ星に選ばれたのは、2013年にオープンした日本料理の一期と、2年半の休業を終えリニューアルオープンを迎えたフランス料理のロオジエ。どちらも銀座の店舗だ。一つ星から二つ星へと昇格したのは寿司の青空(はるたか)、スペイン料理のスリオラ、フランス料理のレフェルヴェソンスの3店舗。なお、一つ星として新たに選ばれたのは全部で17店で、熟成肉のステーキで有名な中勢以 内店や、イノベーティブ料理のタパス モラキュラーバーなど多彩な店が並ぶ。

「星は付かないけれどもコストパフォーマンスの高い食事を提供する調査員おすすめのレストラン」を表すビブグルマンは、全325店のうち213店が初登場と昨年と比べ格段に充実した。先述のように新たに加わった和食のカテゴリーからは、寿司や天ぷら、うなぎ、蕎麦などはもちろん、居酒屋や洋食、おばんざい、ちゃんこ鍋、どじょうなど22もの分野が掲載される。

『ミシュランガイド東京2015』の三つ星レストランは以下の通り。

日本料理『麻布 幸村
日本料理『石かわ
ふぐ『臼杵ふぐ山田屋
新日本料理『えさき
日本料理『かんだ
現代風フランス料理『カンテサンス
現代風フランス料理『ジョエル・ロブション
寿司『すきやばし 次郎 本店
寿司『鮨 さいとう
寿司『鮨 よしたけ
日本料理『龍吟
日本料理『まき村

タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

この記事へのつぶやき

コメント

Copyright © 2014 Time Out Tokyo