東京、注目かき氷10

天然氷、パッピンスなど、ニューオープンのグルメな氷たち

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東京、注目かき氷10選

日本の夏に欠かせないかき氷だが、ここ数年の人気ぶりには目を見張るものがある。素材にこだわった自家製のシロップや、日本に5軒しかない天然氷の蔵元から仕入れた氷などを使用した「グルメかき氷」を提供する店の前には、連日長い列ができる。今年に入ってからもかき氷専門店のオープンが相次いでおり、その多くが一年中営業するというのだから驚きだ。ここでは、そんな最新ヴェニューを中心に、期間限定の店舗を含む注目の10軒を紹介。これからの季節はどの店も混雑が予想されるので、涼をもとめていたはずが熱中症に…‥なんてことにならないようくれぐれも気をつけてほしい。


巣鴨:かき氷工房 雪菓【2014年オープン】

巣鴨にオープンしたかき氷工房 雪菓は、日光の名店、松月氷室の天然氷を使用した、こだわりのかき氷を提供している。一番人気の『いちごミルク』(800円)は、氷の食感を残すため5層構造になっており、ごろごろと入っている苺の果実の酸味が、甘さを引き立てる。そのほか『安納芋』(700円)や、糸をひく『納豆きなこ』(800円)など変わり種も多数並ぶ。また、天然氷以外に、氷自体に味がついているミルク氷とよばれる台湾式のものも用意されている。
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池袋:日光天然氷 こだわり家 しんじろう【2014年オープン】

池袋駅前のかき氷専門店。日光に3軒ある天然氷の蔵元のひとつ、松月氷室の氷を使用したかき氷が楽しめる。氷はふんわりとした食感でいくらでも食べられそうだ。看板メニューは『生いちご』(900円)。フレッシュないちごをたっぷり使用した自家製のシロップは、さらっとした仕上がりで、いちごの爽やかな酸味が口いっぱいに広がる。牛乳と割りさっぱりと仕上げた練乳は、無料でトッピング可能な上、おかわり無料なのも嬉しい。メニューはすべては600円でテイクアウトも可能だ。
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下北沢:かき氷屋川久 下北沢駅 西口店【2014年9月28日までの期間限定】

かき氷屋川久は、名古屋発のかき氷専門店による期間限定の店舗。愛知で氷卸を営む老舗、氷屋川久によるこの店は、イベント会場などでの出店を経て2013年名古屋にオープンし、日本の銘水を使用した氷と自家製シロップが好評を博し、たちまち2時間待ちの行列ができる人気店となった。『大人いちご』、『マンゴー』、『巨峰』など、約20種類のかき氷はすべて500円でミルクのトッピングも無料と、リーズナブル。何度も足を運んで色々な味を試して欲しい。
写真:『グアバ』
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原宿 :Milk & Honey【2014年9月30日までの期間限定】

福岡天神で人気を博したかき氷専門店が、期間限定で原宿にオープン。約3年におよぶ構想と研究により生まれた100%天然素材の自家製シロップには、宮崎県産のマンゴーやメロンのほか、九州を中心に全国各地の高級素材を使用している。『宮崎県産マンゴーみるく』(800円)は、とろみのあるマンゴーソースの濃い味わいがたまらない一品。サイズは少々小さめだが値段の価値があるかき氷といえるだろう。店名にもなっている『ミルクアンドハニー』(600円)もシンプルながらよくできている。
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三宿:かんな

和キッチンかんなは、かき氷の人気店、もちの花の姉妹店として2013年にオープン。日光の天然氷が一年中食べられる和食屋としてたちまち行列のできる人気店となった。『濃厚紫いも牛乳』や、『そら豆』(各700円)など季節の素材を使用したあんこタイプのメニューが人気。『カンナの氷しるこ』(700円)は、とろりとなめらかなこしあんと、ミルク仕立ての氷の相性が抜群。ジャムのように果肉たっぷりの『いちご』(700円)など、素材を活かしたフルーツのメニューも捨てがたい。
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桜新町:雪うさぎ【2014年オープン】

松月氷室の氷を使用している雪うさぎには、趣向を凝らしたユニークなメニューが多数。夏に食べられる限定20食の『ウォーターメロン』(850円)は、くり抜いた小玉スイカを器にした見た目にも楽しい一品。上には、少しだけ熱を加えコンポート状にしたスイカとシロップがのり、中にはカットされた甘みの強い大玉スイカがたっぷり。スイカ用のスプーンに、塩までついてきて、食べ方までスイカそのものだ。南瓜のあんとキャラメルソースが濃厚な『夏南瓜キャラメル』(850円)もおすすめ。
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中目黒:果実倶楽部【2014年オープン】

中目黒にオープンした果実倶楽部では『マンゴー』、『いちご』、『キウイ』など、全国各地のこだわりのフルーツを使用したかき氷を提供。7月、8月限定の『もも』(970円)は、桃をそのまま食べているようなフレッシュさだ。氷は富士山の湧き水を使用した『粉雪』と、九州の石橋農場から直送した生乳を使用した『白雪』の2種類の氷が用意されており、きめ細かく削られた氷はほろほろとした食感でまさに雪のよう。大ぶりなボウルにたっぷりと盛られてくるので食べごたえも十分だ。
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六本木:KAKIGORI CAFE&BAR yelo【2014年オープン】

六本木にオープンしたyeloはバーのような大人な雰囲気。かき氷はすべて、自家製の特製ミルクソースがベースになっており、有機にんじん、アボカドなど野菜のメニューもあり個性的。『ティラミス』(800円)は、マスカルポーネ仕立ての氷に、ココアパウダーがかかり、濃厚なのにさっぱりした不思議な一品。本物のティラミスに近づけたければ、プラス100円で、マスカルポーネソースを追加することも可能だ。早朝まで営業しているので、呑んだ後のデザートにもおすすめ。
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赤坂 :カフェベネ【2014年オープン】

韓国発の人気カフェチェーン、カフェベネの日本初となる路面店では、韓国式かき氷、パッピンスが食べられる。専用の機械で、牛乳でできた氷をきめ細かく削るので、粉雪のような食感が楽しめる。甘みはなくさっぱり。小豆と白玉をのせたオーソドックスな『パッピンス』(580円)も良いが、おすすめは、角切りのマンゴー入りソースと、パッションフルーツのソルベが爽やかな『マンゴー・トロピカルビンス』(580円)。氷がぎゅっと詰まっているので、見た目は小振りだが、食べ応えがある。
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銀座 :雪ノ下銀座

大阪に本店を置く雪ノ下銀座では、氷ではなく素材そのものを凍らせてつくるかき氷が味わえる。『森半抹茶氷』(800円)は、京都の濃い森半抹茶を贅沢に使用した氷に、牛乳の氷、こしあん、白玉を添えた一品。氷はさくさくとした食感で甘さ控えめ、口に含むと抹茶そのものの渋み、甘みが広がる。美伊豆牧場の低温殺菌牛乳を使用したさっぱりとした後味の牛乳の氷とあわせて食べることで、まろやかな味わいになる。氷を食べたあとは、看板メニューの極厚パンケーキで冷えた口を落ち着けよう。
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テキスト タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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