Campy! Bar ©山田薫
2013年06月12日 (水) 掲載
特別連載企画『新宿でしかできない101のこと』第4弾は、梅雨の新宿でまったり過ごせるブックカフェをはじめ、日本で初めて創設された現代人形劇場からママの毒舌トークが冴え渡る一見さん歓迎の二丁目のバーまで、新宿らしい色濃いラインアップでお届けする。本企画を同時展開しているISETAN PARK net版も同時公開中。
■新宿でしかできない101のことVol.1
■新宿でしかできない101のことVol.2
■新宿でしかできない101のことVol.3
新宿マルイアネックスの地下にあるダイニングカフェ・バー。新宿通りの喧騒から一転、落ち着いた雰囲気が流れる店内には、広々としたダイニングスペースを囲むように書棚が置かれており、アート本や写真集を中心に、和書、洋書問わず約2,500の書籍や雑誌が並んでいる。もちろん、コーヒーを片手にそれらを閲覧することが可能だ。フードはハンバーガーやパスタ、ピザなどを主に、前菜からメインまで豊富に提供。ドリンクは、ニューヨーカーの間で一番親しまれていると言われる『ブルックリンラガー』が樽生で楽しめる。他に『ストロングボウ』のサイダーやワイン、カクテル、ソフトドリンクの種類も充実している。ランチは1,050円〜数種を用意、平日はコーヒーまたは紅茶が付いてお得だ。
新宿駅南口から徒歩5分ほどのところにある人形劇スタジオ。今から約80年前に結成した『人形劇団プーク』が、1971年に創設した日本で初めての現代人形劇場である。地上5階、地下3階のコンクリート造りの建物の外壁には、戦争を乗り越え続いてきた劇団の歴史が彫り込んである。現在、約60人の劇団員が在籍し、本劇場で行われる公演はすべてオリジナルの脚本により構成。NHKの人形劇や、海外でも活躍する劇団の優れた作品は子どもはもとより、今秋には、大人向けの人形劇作品の公演も予定されているというので、この記事を目にしている方々も是非足を運んでみて欲しい。
新宿3丁目交差点近くにある、昭和20年創業の老舗団子屋。店頭には、定番の『生醤油』や『みたらし』をはじめ、『海苔』『しょうが』『よもぎ』『ゆず』、また季節の果物や食材を使った時期限定品など、さまざまな種類の櫛団子が並ぶ。1本157円~と少々高めではあるが、ふんわりとなめわかな食感の団子は口当たりがよく、何本でもいけそうだ。1本1本パック詰めにされた形状は土産にも最適で、大量に購入していく人の姿も多い。店の奥には喫茶室が併設され、できたての団子をお茶と共に味わうことができる。また、夏季限定でかき氷も提供されており、こちらも削りたてのふわふわの冷たい食感とその大きさが、毎年好評を呼んでいる。ショッピングの合間に、老舗の甘味で一息ついてみるのはいかがだろう。
店名にもある通り、魅惑の新宿二丁目にあるラーメン店。市ヶ谷の『麺や庄の』のセカンドブランドとして立ち上げられた。メインで提供しているのは、オリジナリティに溢れた、超濃厚な鶏ポタージュ塩味のつけ汁の『Sio DX(濃厚鶏塩デラックス)』。具材は、器からはみ出すほどのボリュームのフライドチキン、味玉。 また、添えられるレモンは食べ進めてから後半に垂らすと、良い感じのアクセントとなって美味。麺は300gまで同料金で増量可能で、自家製の中太麺だ。スープは鶏のみでダシをとっており、麺にしっかりとまとわりつくほど濃度がある。コラーゲンたっぷりで女性にも人気が高く、この組み合わせは他に類を見ない。その他のメニューに、『TERIYAKI』、スパイシーな『麺 in BLACK』、『まぜそば』などがある。
新宿2丁目のメインストリート、仲通りに面したCampy! Barは、テレビや雑誌をはじめとするメディアで活躍中のブルボンヌがママを務めるゲイミックスバー。ゲイもノンケもオールウェルカムというこの店の特徴は、日々多彩な女装スタッフ(すなわちドラァグクイーン)がフロアで接客してくれるところ。基本的にノーチャージ、キャッシュオンのオープンバーという気楽なスタイルは、2丁目初心者でも気兼ねなく立ち寄りやすい(週末はソファ席のみ、シートチャージ1,000円)。オカマっぽい、わざとらしいくらい大げさなという意味の“campy”を店名に掲げている通り、スタッフは皆華やかな出で立ちに、歯に衣着せぬ毒舌トークが冴え渡る。2丁目散策のスタートに、あるいは息抜きに、または仕上げに、キャンピーなガールズとの時間を楽しみたい。
タイムアウト東京がリコメンドする、伊勢丹新宿店で今しかできないこと
6月19日〜25日の間、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージにおいて、10人の日本人トップスタイリストがモノづくりからスタイリング提案まで行う浴衣フェア『ゆかたSTYLIST MADE』が開催される。伝統技術に裏打ちされた「日本の技」を取り入れながら、大久保篤志、馬場圭介、山本康一郎など、第一線で活躍するスタイリストが和服という固定概念を外し浴衣をモードに表現。一ファッションとしてみせる、次世代の浴衣がラインアップされる。東京の注染、京都の手捺染、徳島の阿波の藍などの技を使用したメンズの浴衣から帯、小物までトータルに品揃え、すべて仕立上りで39,900円〜販売。花火大会や祭りだけでなく、日常に着こなすファッションとして、浴衣を取り入れてみてはいかがだろう。
伊勢丹新宿店本館1階 ザ・ステージ『ゆかたSTYLIST MADE』6月19日(水)~25日(火)開催
※次回『新宿でしかできない101のこと Vol.4』は2013年6月26日(水)公開予定
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